ギリシア哲学とイスラム
「 6世紀にユスティニアヌス帝の哲学禁止令によって、ローマ帝国領内から追放された
ギリシャ哲学研究者たちは遠くアラビアに逃れ、そこでこれを守り続けましたが、
やがてその地がイスラムの支配するところとなるや、この古代ギリシアの遺産も
イスラム文化のうちに包摂されることになります。
殊にイスラムの教義の基礎づけに利用されたアリストテレス哲学はアヴィケンナ、アヴェロエス
といったアラビアの哲学者によって熱心に研究されました。殊にアヴェロエスのいたコルドバ大学は
アリストテレス研究のメッカでした。 」
-- 「反哲学史」 木田 元 121頁 --
イスラムがなかったら、ギリシア哲学は残っていなかったかもしれないということなのか。これはイスラムの方は誇ってもよいのかもしれないと思う次第だ。