昔教室に通っていたロシアの子、国に帰って日本語教師と書道も教えています。
当時日本語もそんなに喋れず英語も全く話せず、どうやって会話を成り立たせていたのか思い出せません(笑)
ただ強烈に印象に残っているのは『書道を習いたい』と他の教室をいくつも訪ねたが全部断られた。と言っていたこと。
なぜ??
言葉がわからないくらいで。
結局そういう時僕は全部受け入れてしまうので、今では書道におけるレスキュー隊みたいな位置づけになってきている気がします(笑)
そんな彼女、先日インスタから突然連絡が来まして、久々にお話しました。
文章の作り方が格段に上手くなっている気が。
そしてインスタには書道のリール動画を上げていて、かなり精力的に活動している模様。
一文字勢いよく書き上げ最後に押したのは…
ああ、思い出した。
その子の名前の雅印をロシア語で彫ったのプレゼントしたんだっけ。
『こんな物はロシアには無い!』
と当初すごく喜んでいたのを思い出しました。
印まで押して仕上げる書家なんてのはロシアに数える程でしょうし、その地域唯一の書家とロシア語でプロフィールが書いてありました。
そりゃそうだろう。
こうやって活躍してくれているのを嬉しく思います🎉
そして聞けるわけないのですが随分とセレブっぽい雰囲気を醸しています(笑)書道でそこまで行くとは…。
精力的に活躍して彼女が頑張ってるからこそなんですが、書道(と日本語教師)で身を立てているのを誇らしく思えました。
だからまだまだ、特に外国への書道の普及活動ってまるでやってないに等しいんですよね。そもそも習いたいって言った外国の子を断っちゃうんですからね。
個人的に、日本での書道の普及っていうのは成熟期を過ぎて、少しずつ少しずつ衰退して行っているというのは目に見えてわかります。
だからこそ僕は海外に活路を見出すべきだと思うんですよね。
過去の歴史を振り返っても、熱烈な日本ファンが文化を復興させたという事例もあるくらいですし。
そしてその説明はパフォーマンス的なものではなくある程度論理的に説明できるものでないと、ただのエンターテイメントで終わってしまうと思います。
衰退期に入ってる今、もはや書道はエンターテイメントであると思ってる人多そうですが、たぶん海外の人が日本に求めているのはそこではない。
海外での活動に刺激を受けながら次の目標を探し始めた自分がいるのでした。