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アジアNo1を目指すベンチャーキャピタリストのアメブロ

サイバーエージェント・ベンチャーズ代表のブログです。ネットビジネスに特化したアジアNO1のベンチャーキャピタルを目指して、世界を変えるネットビジネスを日々考え、日々探しています。皆さまよろしくお願いいたします。

2010年12月1日付けにて、新規事業創造プロジェクト「Startups」 2010年度版の支援事業5社を発表しました(支援事業の詳細はこちら )。


新規事業創造プロジェクト「Startups」は、


・事業化したいアイデアはあるが、サービスが作れる人材がいない


・サービスは作れるけど、アイデアがない


など、世の中に分散してしまっている経営リソースを私達が有機的にマッチングし、ブラッシュアップすることで、日本発世界を本気で狙うベンチャー企業を多数創出することを狙いとしています。


支援企業には、我々のほうで用意するインキュベーションオフィスに原則入居していただき、サイバーエージェントグループが持つノウハウを活かしながら、我々が常駐するくらいの形で全力で立ち上げにコミットしていきます。


また、海外展開や海外企業との事業・資本提携などについても、サイバーエージェント・アメリカ (サンフランシスコ)、サイバーエージェント・ベンチャーズ 中国拠点(北京、上海、シンセン(シンセンは近日中に設置予定))、サイバーエージェント・ベンチャーズ ベトナム拠点(ホーチミン)など、地域に根差して事業展開していますので、力強いバックアップが可能です。


「Startups」ですが、2011年以降は年2回の開催を予定していますので、我こそはという方は奮ってご応募下さい!


また、エンジニア向け勉強会「SIG Startups 」も定期的に開催しています。次回は12月15日(水)19時スタートで、「Androidアプリの開発パターンと事例」というテーマで勉強会をやりますので、こちらも興味があれば是非!

サイバーエージェント・ベンチャーズ主催の第二回中国投資先交流会にて、上海に出張してきました。


デキタン (できるヤツ探求 アメブロ)


参加者は、海外担当役員の北川さん率いるサイバーエージェント・ベンチャーズ中国メンバー、ベトナム支社長のズンに加え、親会社のサイバーエージェントからは副社長の日高、人事担当役員の曽山に参加してもらったのですが、交流会のテーマとしては、企業ビジョンや人材育成などの経営に関する話から、モバイルソーシャルアプリケーションの最新トレンドまで非常に幅広く、投資先の経営者にも大変好評でした。


また、出張後半は、有望なベンチャー企業も数社訪問させていただいたのですが、出張に行く度に感じるのは、マーケットポテンシャルが非常に高いことはもちろんのこと、インフラの制約を受ける事業ドメインを除けば、日中間でのネットビジネス発展のタイムラグは殆どなくなってきているということです。


今回もEコマース、ブラウザゲーム、スマートフォン関係のベンチャー企業を訪問しましたが、どの先も非常に有望な企業ばかりでした。


しかしながら、こういった上り一本調子のマーケットでは、事業を相対的に見る目をしっかりもたないと、全てが良い会社に見えてしまうし、逆に慎重になりすぎると投資チャンスを見逃すことにもなりかねません。


合わせて、有望な事業ドメインには大量の投資マネーが流入しており、マーケットそのものが過熱気味であることに加え、ベンチャーキャピタルの投資競争が激しいため、株主としての付加価値を提供できなければ、投資を受け入れてすらもらえないという状況にあります。そういう意味では、我々は事業会社系ベンチャーキャピタルとして目利き、インキュベーションという2つの意味で、今を投資のチャンスだと捉えています。


日高副社長、中国メンバー、ベトナム支社長ズン君とパチリ。

渋谷で働く浪速のベンチャーキャピタリストのアメブロ


引き続き着実に投資を重ね、中長期で大きな成果を出したいと思います!

サイバーエージェント・インベストメントの社名を、11/1付けにてサイバーエージェント・ベンチャーズに変更することにしました。


弊社は、「世界中の有望な経営者・技術・サービスを発掘・投資・育成し、投資先と共に成長することを通じて、世の中の発展に貢献する」という経営ビジョンを掲げており、現在日本・中国・ベトナムにてネットビジネスに特化した投資活動を行っていますが、海外ではインベストメントという社名はやや金融色が強いということと、よりビジネスインキュベーターとしてのブランドを創っていきたいとの思いから、今回社名変更することにしました。


ちなみに、現在弊社はバックオフィスメンバーを含めて東京拠点(渋谷)に8名、中国拠点(上海、北京)に7名、ベトナム拠点(ホーチミン)に2名と国内より海外メンバーの方が多く、サイバーエージェントグループの中でも最もグローバルな組織になっています。


という訳でなかなか全員揃うことがないのですが、下記幾つか写真を載せておきます。


1日合宿inお台場にて(若干地味ですが)
渋谷で働く浪速のベンチャーキャピタリストのアメブロ

グループ社員総会にて

渋谷で働く浪速のベンチャーキャピタリストのアメブロ

それぞれの略歴はこちら


心機一転、メンバー一同頑張りますので、お世話になっている皆さま、引き続きご指導よろしくお願いします!

最近、「一生懸命、まじめに仕事をする」、ということと「卓越した成果を出す」ということは必ずしもリンクしない気が改めてしています。


誤解を招くのは本望ではないので一応注釈を入れますが、一生懸命、まじめにやることはプロフェッショナルとして必要充分条件だとは思うのですが、ある一定水準以上の成果を出すために必要な要素は、サノウの領域よりむしろウノウの領域によるものが大きいのではないかということです。


ずば抜けて成果を出している経営者を見ていても、すごくロジカルで真面目、という経営者よりは破天荒でやんちゃな経営者のほうが多い気がします。


このことを「サノウの領域ではなくウノウの領域」、と言うのは表現として少し乱暴すぎる気がしますが、ある意味子供のようなやんちゃさというか、周りに反対されてもやり遂げる、もしくは常識や前例を覆す、などの行動力(おそらく当然裏打ちされた信念や情熱がないと難しいですが)が重要なのかなと。


元マイクロソフト社長の成毛さんの著書「大人げない大人になれ!」の中でも書かれている通り、

大人げない大人になれ!/成毛 眞
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「成功する前は無謀な素人考えだとされるが、結果を出してしまえば一転、革新的な取り組みだったと評価される」ということ、こういったことをいかに発見し、実行し、結果を出せるかが卓越した成果を出す上で非常に重要な気がします。


インターネットなどの発展により、今後知識を覚えていることそのもののバリューはどんどん低下し、知識を組み合わせ、新たなバリューを生み出し、成果を出せる人のみが勝つ時代に本格突入するのは自明の理です。


常識や前例を当たり前とせず、常に本質を深く掘り下げ、且つ未来をしっかり見据えながら、過度に保守的にならず、楽観的になり過ぎず、日々真剣勝負していきたいと思います!

日本でもクリティカルマスを越えた感のあるTwitterですが、私の周りを見ていてもすごい勢いでユーザー数が伸びていることは間違いありません。


ユーザーとして最近強く感じるのは、Twitterは情報収集メディアとして非常に有効である、ということです。


自分の興味のある人をフォローしている関係上、フォローしている人のツイートはやはり興味のある分野の内容が多いので、いわばソーシャルRSSリーダーのような感じで、非常に効率的且つすばやく情報収集することができます(反面、得られる情報はマニアックなものに偏りがちなので、使い分けが重要ですが)。


あわせて、GoogleやマイクロソフトがTwitterのツイート内容を検索結果に取り込み始めたことによって、検索キーワードによってはツイート内容が検索結果上位に上がることもよくあるため、企業のSEO対策としても無視できない存在になってきています。


また、メディア運営者側からすれば、Twitter APIを連携させることにより、フィードをブーストさせる手段としても非常に有効です。


ただ単にTwitterをミニブログといってしまえばそれまでですが、投稿数140文字という制限をかけるだけで、これだけユーザーの利用シーンや世界観が変わってしまうというのは、ウェブの奥深いところだと思います。


しかし、今後こういったソーシャルメディアはどんどん出てくると思いますが、私の場合、アメブロ・アメーバなう・facebook・mixi・foursquare・Twitterなどあれやこれやとチェックする必要があるので、friendfeedのようなソーシャルメディアをうまくアグリゲートしてくれるサービスがあると非常に便利だなあと強く思う今日この頃です。




仕事がらよく経営会議や取締役会などに参加するのですが、ときおり「何も決まらない会議」に出くわすことがあります。


「何も決まらない会議」の、主な症状は以下の通りです。

・思いつきレベルのアイデアばかりで全く議論が深まらず、結局何も決まらない


・議論がすぐに枝葉に行ってしまい、議論されるべき重要なテーマについて全く議論されない


・事前に共有されているべき情報が共有されておらず、会議がただの情報共有だけで終わってしまう


・組織内に共通言語や判断軸がないため、理由もなく意思決定が先送りになる(たいていの場合二度と議論されることなくお蔵入り)


・意思決定されたことがタスク化されず、会議が終わると同時に参加者の頭の中から消えている


こういった症状が見られる場合、いわば底に穴の空いた風呂桶にお湯を注いでいるようなもので、経営資源を大きくロスしているため要注意です。


特に会議は複数の人間が集まって実施されるため、それが社内会議であろうと参加者の会議時間分の給与合計額を投資しているのと同じなので、そういった意味でも大きなロスとなります。


これらを防ぐには、


・会議の目的(成果)を明確にする


・参加メンバーは成果を最も最大化させる人選とする


・会議の事前準備をしっかりする(資料作成という意味ではなく)


・安易な意思決定の先延ばしをしない(意思決定できない場合は問題点を明確にし、期限を決める)


・意思決定したものを実行するところまでフォローする仕組みを組織として持つ


くらいを意識すれば良い処方箋になると思いますが、改めて強く再認識したいと思います。


今週は弊社中国事務所主催で、北京にてソーシャルアプリ・カンファレンスを開催しました。


渋谷で働く浪速のベンチャーキャピタリストのアメブロ


渋谷で働く浪速のベンチャーキャピタリストのアメブロ

サンシャイン牧場でおなじみのRekooさんなど中国を代表するソーシャルアプリ・パブリッシャー(以下SAP)約40社や、mixi、DeNAさんなど日本を代表するSNSプラットフォーム会社などにご参加いただき、中国のSAPが日本市場進出を検討する上で抱えている課題について議論したり、既に日本に進出しているSAPからは経験に裏打ちされたノウハウの共有があったりして、非常に有意義なカンファレンスとなりました。


中国のSAPが抱えている共通の悩みは、


・日本と中国の商慣習の違いがよく分からない

 (日本でビジネスをする上で留意すべき点(例えば著作権や個人情報に対する考え方など))


・日本人と中国人の求めるユーザー感覚の違いがよく分からない

 (日本人が求めているクリエイティブと中国人のそれとの違いなど)


・モバイル対応はどうすればよいのか?


・日本でのパートナー戦略は?


あたりが多い印象でしたが、主催者である私達自身が教えられることも多く、大変勉強になりました。


今後も日中両方に拠点とビジネスネットワークを持つ弊社だからこそできる、こういったカンファレンスは積極的に主催していきたいと思います。


開催準備を進めてくれた海外担当役員のK川さん 、上海事務所代表のCHOさん 、Tさん、本当にお疲れさまでした!

明けましておめでとうございます!


年末年始は非常に時が過ぎるのが早いもので、明日はもう2010年初営業日。


今回の年末年始は12月30日に実家に帰省し、1月2日に横浜に戻ってくるというやや慌ただしい年末年始でしたが、1年を締めくくるよい機会なので、意識して自分自身の”ビジョン”について自分と向き合って考える時間を確保するようにしました。


企業を経営する上でも、「経営者の器(≒ビジョン)以上に会社は大きくならない」というくらい”ビジョン”は重要ですが、そもそも自分自身の”ビジョン”はなんなのか?


将来自分はどうなっていたいのか?


それを実現させるためには、いつまでに何をしないといけないのか?


ソフトバンクの孫正義社長がTwitterを活用 して、みんなのツイートをソフトバンクの30年後ビジョン策定の参考にされているようですが、”ビジョン”を出来るかぎり明確に持つことは非常に重要だと思います。


そんな中、興味深かった記事がこちら。


1901年の未来予測


前述の”ビジョン”とはやや違う概念ですが、1901年当時に予測した100年後の世の中の姿だそうです。


誰が予測したのかは不明ですが、こうやって見てみると、結構当たっているものです。


ウェブが起こしたイノベーションにより実現していることも多いですし、現在環境問題になっているCO2削減等、化石エネルギーから自然エネルギーへのシフトに関する予測があったりして、個人的には結構興味深いものでした。


30年後、100年後は一体どういう世界になっているのか?(もっといえばどういう世界にしたいのか?)その中で、自分は何をすべきなのか?をしっかり見据えて、今年も1年を楽しみたいと思います。


それではみなさん2010年もよろしくお願いします!

2009年も残すところわずかとなりましたが、今年は本当に色々なことがありました。


世界的にリーマンショックの傷がまだ癒えきっていない今、日本の政治においては、16年ぶりと言われる与党の交代がありましたし、トヨタの赤字転落やドバイの国家危機なども含め、国単位においても、企業単位においても、本来の真の実力・底力が試される、既得権益が全く通用しない大きな転換点を迎えた1年だった気がします。個人的には、中国を中心としたアジアの存在感が大きく増した1年だったと思います。


ネット業界においては、大きなトレンドとして、mixiやモバゲーのオープン化発表(モバゲーのオープン化は来年1月を予定)など、約1,000億円市場と言われるソーシャルアプリのトレンドが到来しています。


しかしながら、時代の流れを俯瞰してみると、より本質的且つ消費者主体に急速にシフトしている、ということに過ぎないと思います。


こういった普遍的なトレンドの中、2010年以降、もっと言えば30年後はどのような世界観になっているのか?


中長期で考えれば、この大きな普遍的なトレンドに沿っていない企業は大きなビジネスモデルの変革を求められるはずだし、我々自身に求められる能力そのものも、新しいバリューを生み出せる人材のみが高く評価され、生き残ることが出来る世界観に急速に変化していくはずです。


2010年は個人的にも「実行に拘る年」と位置付け、頭の中で考えるだけではなく、とにかく実行することにしっかり拘って、個人としても組織としても、世の中に対する新たなバリューをドンドン生み出していきたいと思います。


2009年は本当にたくさんの方にお世話になり、またご指導していただき、本当にありがとうございました!


2010年も何卒よろしくお願いします!

ヤスオク 」なるサービスを見つけました。


オークションの新しい形かと思い早速会員登録してみたのですが、今までのオークションと違うところは以下です。


・入札価格が0円からはじまる。

・15円単位で入札価格が上がる。

・入札する際に75円かかる。

・入札すると締め切り時間が20秒延びる。

・出品者は運営会社。


少しでも安く買いたいユーザーが集まれば集まるほど、安く買う為に入札(入札するたびに75円支払い、締め切り時間を20秒延長させる)し、結局、落札されるときには、多数の入札がされるため運営者は利益が出るし、運の良い(タイミング良く入札できた)落札者は安く買えるという収益モデル。


おそらくユーザーがある程度集まるまでは赤字覚悟だと思いますが、ユーザー心理をうまくついた面白いビジネスモデルだと思います。


ギャザリングやオークションで進化が止まっている「コマースの形」はまだまだ進化しそうです。