ベンチャーキャピタリストという職業柄、起業家や事業会社のキーマンとお話する機会をよくいただくのですが、成果を出している人にはいくつか共通項がある気がしています。
私もそのうちのいくつかのエッセンスを意識して模倣するようにしているのですが、その一つが、「情報の取り方」です。
例えば、日経新聞などを読んでいて、「××自動車 今期大幅増益見込み」という記事を読んだとします。この際にインプットすべきことは、「××自動車 今期大幅増益見込み」という事実を知ることよりもむしろ、「なぜ増益になりそうなのか」の原因を知ることだと思うのですが、成果を出している人は、このことをより強く意識している気がします。
何が言いたいかというと、成果を出しやすい人は、
・「××自動車 今期大幅増益見込み」という一次情報にはあまり価値がないことを知っている
・一次情報を掘り下げることで、その事実が起こった原因や背景をしっかりと把握し、そこから得られた二次情報を成果に繋げられないか、という意識が高い
イメージとしては以下の感じです。
また、上記のようなスタンスで情報と接している人は、(一次情報ではなく二次情報なので)話に深みがあって面白いです。
話が面白いから、面白い人がたくさん集まってきて、もっと面白い話が集まってくる、という好循環を生みます。
以前と比較すると情報ソースが驚くほど多様化していますし、入ってくる情報量もとても多くなっているので、情報との接し方は本当に重要です。
入ってくる情報の取捨選択や、情報との接し方はもっと意識していこうと思います。