我慢という言葉は、みなさん仏教語だと知っておりますか？
よく、相談事やカウンセリングの際にも出てくる単語です。
「食べたい物を我慢する」
（ダイエット期間中の私ですね…）
普通に考えれば、我慢は耐える・辛抱するという意味ですよね。
または、
「いや、食べるものか！」
（ほんとは食べたいのにね～）
という強情という意味でも使われましょう。
この我慢は、いい意味で使われることもありますが、
仏教では慢心という驕った心の有り方を示しており、
レベル4の心の良くない・頑なな心の状態なんですよ。
レベル.1 漫（まん）
自分より劣った者に勝っていると思う驕った慢心
レベル.2 過漫（かまん）
自分より優れた者を同じくらいだと思う驕た慢心
レベル.3 漫過漫（まんかまん）
自分より優れた者より自分が勝っている驕った慢心
レベル.4 我慢（がまん）
そんなことに執着して心が離れない慢心
レベル.5 増上漫（そうじょうまん）
悟っていないのに悟ったふりする慢心
レベル.6 卑漫（ひまん）
素晴らしい相手に対して卑下する慢心
レベル.7 邪漫（じゃまん）
悪いことしても気づかず、
良い事をした気になってしまう慢心
このように、我慢というのは慢心レベル4のことで、
そのことばかり考えてしまい、心は自由になれず、
他のことに手が回らない余裕のない状態のことなんです。
ちなみに、レベル5は、別名：有頂天といって、
周囲を顧みることが出来ない
転落しかねない危ない心の状態のことなんですよ。
慢心をダイエットに喩えてみましょう！！
1.あの人よりは私の方がまし！
2.まぁ、あの人と同じくらいかな！
3.あいつより自分の方がいいに決まっている！
4.周囲と見比べてばかりで心は安定せず、
ダイエットのことばかり考えてしまう。
5.ダイエットが成功して周囲に自慢しはじめる。
→有頂天は転落のはじまり
6.リバウンドしてしまい自分を卑下したり、
成功している人を見ては文句を言う。
7.ダイエットなんてしたってストレス溜まるだけで、
やっぱり食べたい物を食べるのがいいよ！
不健康を容認して諦める。。。
だから、あんまり我慢しない方がいいですよ。
我慢しすぎると爆発してしまい、
元も子もないことになりますよ。
心の健康のためにも、ほどほどに・・・・・。
（ということで、明日は食べたい物を食べるとしよう！）
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「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社