【雲に手は届かない】
お客様とのお話の中で、
「うちの子は保護猫・保護犬なんです」
という話の流れで、
「もっと多くの子たちを保護出来ればいいんですけど、
1匹だけしか救えず心が痛みます」
と言われます。
心が優しい人なのです。
優しい人は思い悩むこと多く、
心を痛めることも多いものです。
動物の虐待や殺処分の話になると、
ペット好きな人たちはいつも心を痛めますよ。
うちの子と同じような命が、
そんなことになっていると思うと、
もう苦しくなってしまいますよ!!
他人事で済まされず、
自然と涙が流れますからね。
でもね。
人の手の届く範囲は、
頭で思うよりも長くないのです。
頭では多くのことを考えることができ、
遠い場所のことも、先々のことも考えられる。
でもね。
人の手の届く範囲は、
両手を広げた2m以内でしかないのです。
多くは救えないし、手の届く範囲は狭いのです。
たった1匹でも救えたのなら、
それで十分なんですよ!!
この世から1匹の不幸な者が減り、
これから幸せな者に変わるのですから!!
人の手は短いけれど、
手と手を繋げば、より長くなる。
人の手は短いけれど、
一歩踏み出せば、より遠くに届く。
人の手は短いけれど、
身近な者を幸せにできる。
多くを望み、遠くを見つめ、
出来ないことに思い悩むのではなく、
手の届く範囲のところから、
出来ることをすればいいのですよ。
人の手はそう長くはないのですから。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社