多くの人が愛するペットとの別れにおいて、「ごめんね」と謝ることがあります。
至らなかったこと、尽くせなかったことに、罪悪感を抱きますよね。
いっぱいの幸せを貰ったのに関わらず、そのお返しが出来なかったのでしょうからね。
あの時、出来たはずなのにね。
あの時、思っていたのにね。
ふり返って考えてみれば…という仮定の話ですよ。
最初から起こる出来事の先が分かっていれば…というおとぎ話ですよ。
いっぱい愛しているし、いっぱい想っているから、
「ごめんね」になってしまいますよ。
言葉としては至らなかったことへの謝罪の言葉ですけど、その中身は愛そのもの。
愛しいるからこそ言える言葉で、愛していなければそんなことを思うことはありません。
愛しているのに、してあげられなかった言葉が「ごめんね」であれば、
意味は「大好き」と「愛してる」、「可愛い」や「愛しい」ということでしょ。
私たちには文字がありますが、あの子たちは気持ちを汲みましょうから、あなたがごめんねと謝っていてもいいのですよ。
だって、あなたがそう思っているのですから。
でもね。
謝る相手からしたら、そんなこと分かっているし、知っているし、その上で好きでいてくれたのですよ。
あなたが謝る前から、あなたは許されいる人なのです。
許すことは難しい愛の形です。
私たち人はなかなか出来ません。
人に対しても、自分に対してもね。
そんな難しい愛を実践してきた者たちの前で、私たち人は謝るのですよ。
「ごめんね」とね!
そんな魂の格上の相手からしたら、至らぬ飼い主という者は、
「よし。よし。」と思える可愛い人なのでしょうね。
愛する故に言葉にするのですけど、
愛されている人が言える言葉でもあるのですよね。
私も言いますよ。
「ごめんね!」
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社