近所の工場に屋上に続く螺旋階段があります。
これを見る度に心のありようだな~と感じるのです。
スタート地点で見る景色と一周して上がって見る景色とでは、一回り高い位置から物事を見ることができるものです。
そうすると、平地では見えづらかったものが見えてきます。
さらにもう一周して上がって見ると、平地では大きく見えたものが小さく見え、周囲全体が見渡せるようになります。
そして、屋上に辿り着くと、随分と景色は変わって見えるもので、平地での物事が小さくなり、周囲との関係が見渡せ、空が広いこと実感することでしょうね。
人の悩みも同じで、その当事者である時には周囲を客観的に見渡すことができないから、何からどうしていいのか戸惑うのでしょうけど、当事者ではない他人からすると客観的に物事が見えており、螺旋階段の上と下のような感じです。
悩みなども同じような物事を繰り返し乗り越えてゆくうちに、人の心やスキルは螺旋階段を登っており、右往左往といろいろあったことを経て一周してみると、同じ物事を違う視点から見えるようになり、次に同じことがあっても以前よりは上手に対処できるようになりますからね。
螺旋階段を上がると地上にいた時には大きなものが小さく見え、見えなかった周囲が見渡せるようになります。
近い時には木であり、離れると林になり、さらに離れると森になり、さらに離れると山になり、さらに離れると大地となり、さらに離れると地球になってゆくように、視点によって見え方は変わるのですよ。
悩みも見方を変えれば、違うものになるかもしれませんよ。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社