ホームページのコラムのどこかで涙の元は血液ですよって話をしたような気が・・・
悲し時や嬉しい時、痛い時やあくびをした時、目から流れる涙は涙腺内の毛細血管から血の成分である赤血球や白血球、血小板などが除かれて透明になったものなのですよー。
涙の正体は血液なんです。
ということは、ホラー映画などで聖像や聖画から血の涙が流れるのは、正しいことなんですね。
だって、涙腺無いからそのまま流れるんだもん。
(というか、違うところにツッコミ入れないよ)
涙は人だけが流す現象という学者さんもおりますが、ペットちゃんたちも別れ際に涙を流したという話をたまに聞きますように、心のある生き物同士だから、そういうこともあるでしょうね。
でも、なんで涙が流れるのでしょうかね?
心理学では涙を流すことはストレス緩和作用ということになります。
人は体外に排泄することで快楽を得るようになっており、トイレに行った時にも同じく、物理的スッキリ作用があり、心のストレスを緩和するよう涙を排出しているのです。
(トイレの時のスッキリと同じにするなー!)
悲しい時には心に過度のストレスがかかっている状態ですから、このストレスを和らげるべく涙が流れるのです。
楽しい時にも原理は同じで、脳が興奮し過ぎて過度のストレス状態になっているから、笑い涙が出るのですよ。
痛い時にも涙が出ますが、これも同じで、痛みを和らげるべくなんですよね。
じゃぁ、あくびはというと、これも同じです。
悲しい時に涙が流れるのは、心が痛んでいるのですよ。
心の傷口から血が流れているから涙となるのでしょう。
では、なぜ涙はしょっぱいのでしょうか?
物理的に言えば、血液から血液成分を取り除いても、ナトリウムまでは取り除かれないので、涙はしょっぱいのですよね。
悲しい涙がしょっぱいのは、体があなたの心を助けようとしているからです。
「敵に塩を送る」という諺では、戦いの本質ではないところでは民に塩を送って援助したように、体はあなたの心を支援しようとしているのですよ。
悲しい時には泣いていいのですよ!
泣きたい時に泣きなさい。
涙は素敵なものですよ。
ちなみに、涙する時に日本人は目にハンカチをあてますが、欧米では鼻にハンカチをあてるのだそうです。
日本人は目から鼻に通じている鼻涙管が細いので涙が目から溢れるけど、欧米人は管が太いので溢れた涙が鼻に流れ込み鼻水となるのです。
あら!
涙する時に一緒に流れる鼻水は、ただの鼻水ではなく、涙だったのですね。
よくお客様でも、涙される時にハンカチを目に当てますが、一緒に鼻水も流れてきて、「あらやだ!鼻水が…」と鼻にもハンカチを当てます。
あれは恥ずかしがることではなく、堂々とした涙なのですよ。
そう言われてみれば、海外から供養にいらっしゃる外国人は、確かに鼻にハンカチやティッシュを当ててますね。
それに、かなり豪快に鼻をかみます。。。
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「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社