東京分室には猫が5匹おります。
そのうちの1匹だけが、外に出てしまいます。
両親には完全室内飼いにするよう注意しているのですが、外に出たいアピールに根負けしてしまうのです。。。
ペットたちの根性というのはスゴイと感心させられます。
生きようとする力で、何かを成そうと諦めません。
最初は優しく、「お外はダメだよー」なんて言っておりますが、ずっと鳴いてアピールしていると、「ダメって言っているでしょ!」と、うちのおかんに叱られます。
それでもめげずに鳴き続け、あまりの煩さに耐えきれず、「ちょっとだけだぞ」と、うちのおとんが戸を開けてしまいます。。。
これをクリア出来れば、猫も家から出てはいけないのだと諦めるのだが、鳴いていれば出れるだろうと思って、根競べとなるのですよね。
だから、未だにこの子だけは外に出てしまいます。。。
猫との根競べと言えば、ご飯がありますよね。
猫はグルメというか、偏食というかで、食べ物の好みにごだわりがあります。
昔、ペット用品の販売をしている時など、猫フードのコーナーで迷いながらフード選びをしている人はたいてい、猫と食べる・食べないで根競べしたことのある人です。
声を掛けると、「うちの子、味にうるさくて困っているんです」「うちの子、グルメで困っているんです」というように、どれなら食べるだろうかと探しているのです。
私も猫と根競べして、これを食べるまで新しいのは出さない!と覚悟を決めて対決したことがあります。
1日目は心を鬼にして、これを食べなさい!と強気で勧めます。
2日目は心が折れそうになりながらも、これを食べないとあげないよ!と、もう弱腰です。
3日目には、可哀想なことをしたと反省して、ごめんね~と半泣きで謝りながら、美味しいものをあげてしまいました。
猫からすると、へっへっへ、勝ったぞ~!!と言わんばかりの誇らしぶり。
そして、敗者となった私は猫の言われるままに給餌する、召使の身分となり猫に仕えるのでした。。。
お猫様に、
これなら食べてくれるだろうか?
たまには味を変えてあげようか?
と、せっせとフード選びをして、いろいろ買い込み、いざ実食となります。
好みにあっている時には、食べっぷりがよく、
これ美味しいのー、いい子に食べてるね~
なんて言いながら、お猫様のレシピに加えます。
好みにあっていない時には、ちょっと匂いを嗅いで首を横に振られ、
こんなの食べない!もっといいの出せ~!
とメニュー変更を余儀なくされます。。。
一度でも根競べして敗者となると、勝者の言いなりになってしまうのでしょうかね。。。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社