朝4時半に起きて外の雪を確認したら、除雪をしないでもいい感じだったのに、3時間後には意外と積もっているお寺です。
先日、お客様と話していて、「事あるごとに心で想うことから、いつの日にかいつも一緒にいるという一体感を感じることが出来きますよ」との私の話を1年間実行してみたというのです。
遺影に挨拶して手を合わせ、柱の傷を見ては涙して、トイレの砂の音がしない静けさに落ち込んで、温もりのない布団では寂しくなり、フーパーで買わなくなってしまった猫缶を見てはため息をつき、事あるごとに泣きたい時に涙してきたそうです。
そうしたら、いつということではなく、柱の傷を見て、ここでご機嫌そうに爪とぎしていたなぁ~と自然と想えたそうです。
温もりのない布団が冷たくて寂しい場所となってしまっていたのに、ふと、中に入りたいから開けてよ~って、鼻先でツンツンされったけなぁ~と自然と想えたそうです。
ある日、ぼーっと空を見て「あの子お空で何しているんだろう?」と想った時に、ふと、遠くにいるのではなく、心が近く感じたそうです。
そして気づいたのです。
想う相手は遠くに行ってしまったのではなく、想う心は自分の身体の中にあることに。
何かを通じて、心の中にいる相手に想いを馳せていたことに。
私の心と一つになっていることに。
思いという字は漢字で表すと、自分の脳の下に心があります。
自分がと思っているうちは、涙は悲しい涙となり、心は辛く寂しく感じるのです。
想うという字を漢字で表すと、相手の下に心があります。
相手のことを思うと、涙するもの愛しい涙となり、心はほっと温もりを感じるのです。
どちらの下に心を施すかによるのです。
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私の著書:
「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社