仕事始め

お坊さんは定休日などありませんので、基本的には年中無休となります。

亡くなる方があれば駆け付けてお経となりますので、営業時間というものもありません。

（一応、友引に葬儀などはないので、定休日とも言えますけど）

ペット霊園の方はと言えば、特に定休日もなければ営業時間もありません。

他のお客様と重なってなければお受けするだけで、先の予約があればダメなだけです。

皆様の都合で仕事前がいいとなれば早朝となりますし、仕事後ということであれば夜になります。

お仕事の終わり時間によっては、深夜になることだってあります。

今年は1.2日はお寺もﾍﾟｯﾄ霊園も何もなかったので、ゆっくりとしたお経月を過ごしました。

ごろ寝して録画したものを見ては、何か食べ、いつの間にか寝てしまい、起きては何かを食べてという感じで「喰っちゃ寝」でしたね！

午前中はお寺のお年始でしたのでお檀家さんが参詣し、午後はペット霊園のお客様となり、仕事始めということになりました。

お正月のペットの火葬って、多くのケースがみんなが集まっている時を選んでいるかのようなのですよね。

家を離れてしまった大好きな誰かを待っているかのようなんですよ。

今日も犬を飼うと言いだした方を待っていたかのようで、「本当の飼い主は私なんですけど、結婚して家を出てしまったので～」という人を待っていたのでしょうね。

そして、決まってみんなが集まる時は元気になるのですよ！

嬉しくて力が湧くのでしょうね。

歩けない子は歩いて見せたり、食べれない子が食べて見せたり。

この時だからこそ一緒に過ごすことができ、看取ってもらうことができ、見送ってもらうことができるのです。

となれば、ペット霊園はお休みする訳にはいきませんよね！

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私の著書：

「ありがとう。また逢えるよね。ペットロス心の相談室」双葉社
「老いゆくペットと幸せに暮らすための40の心得」双葉社