2015年ノーベル医学生理学賞を受賞した北里大学特別名誉教授の木村智さんの発見した「イベルメクチン」のお陰で、世界中の多くの人々が感染症から救われることとなりました。
このイベルメクチンの恩恵は、ワンコと一緒に暮らしている人たちにとっては、フィラリアの薬でもあり、先生のお陰でワンコ生活が成り立っていて、感謝しなければなりませんね。
フィラリアの予防によって、犬の寿命がどれほど延びたことか!
ワンコたちを愛する人たちから、ノーベルワンコ賞を送りたいと思います。
また、木村教授は記者会見でも、人柄の良さが感じられる素敵な人ですね。
歳を取るなら、ああいう風に歳を取りたいものです。
記者会見でも述べておりましたが、賞を取ったのは自分だけの力ではなく、多くの人の支えがあってのことで、代表して私が貰うだけで、研究を支えてくれたすべての人のものだと言っておりました。
それに、自分が何かをした訳ではなく、微生物の研究をして、微生物の力を借りているだけだから、私が賞を貰っていいのかどうかとね。
あと、人の為になることをしなさいと祖母から言われていたことを実行しているだけで、科学者は人の為にならなきゃダメなんだ!とも。
そうですよね!
科学者に限らず、どんなことでも、「人の為」になることを忘れてはなりませんよね。
私は記者会見の中でも、この言葉が好き。
『成功した人は失敗を言わない。成功した人は人よりも何倍も失敗している。
失敗したからよかった。それが必ず役に立つ』
そうなんですよ。
私もいっぱい失敗してきました。
(今でも変わりませんけどね)
いっぱいの悲しみに。いっぱいの後悔に。いっぱいの罪悪感に。
至らない自分を繰り返し繰り返し演じてしまいましたが、すべての出来事が今に繋がっており、昔の失敗が今になって役立っております。
つまり、失敗とは、その時において失敗なのであって、将来的には、成功の始まりなんですよね。
だから、「失敗は成功の素」と昔から言われるのですよね。
私も皆様も同じことでしょうけど、失敗は必ず役に立つ時が来ますよ。
そして、いつか失敗のお陰で、後悔のお陰で、あの悲しみのお陰で、と言える日が来ますよ。
その時までは、後悔は後悔のままでしょうけど、いつかになれば、後悔から感謝に変わりますよ。
それまで大事なことでもありますから、心にそっとしまっておいてくださいね。