ご無沙汰になっておりました。
忙しかったのか…。それは、言い訳になりませんね。
毎月、仕事の状況がどんどん変わっていくので(変えていくので)、いつも新しいことを始めるために動き回っていました。
去年の今頃とは違う日々というのは、最初は「なんだかキツイな」と思っていましたが、最近はもう「なんとかなる」と、少しあきらめ気味です。
どんどん状況を変えていかなくちゃ良いですよね?(笑)
最初は大田区で医療用ウィッグが必要になる患者さんがお困りにならないように始めたしごとでしたが、遠方からの患者さんも多くなり、協力者(美容師さん)が必要になりました。
その美容師さん達ののためにも、よいウィッグ(製作しやすい)を作ろうと思い、今度はウィッグ会社の方々にご協力いただき、活動を広めるためにたくさんの患者さん達と企業にもご協力を頂くようになりました。
いろいろな方のために、協力者が増えていき、その協力者の方々には本当に有難く、何とかして恩返しをしようと動くと、また協力者が現れて…。
…もう、深く考えないで、今日出来ることを、しっかりやっていこうと思います。
メンズの医療用ウィッグは、私のウィッグ生産の一番の協力者Sさんの兼ねてからの夢でした。昔アデランスにお勤めされていたSさんは
「真っ当な値段のメンズの医療用ウィッグを作りたい」
といつも語っていました。
私のところにも、度々お問い合わせはあり必要性を感じていました。
一番の恩人のSさんのためにもメンズウィッグ生産が、私の夢でもありました。
試作を1年近く重ね納得のいくものができ、生産を始めたころに、男の方からお問い合わせがありました。
ホームページにもブログにも、メンズウィッグのことはお知らせしておりませんでした。
ウィッグを製作させていただいた、Tさんに
「メンズウィッグのことはどこにも載せていなかったのに、よくお問い合わせされましたね」
と聞くと
「ブログを見て、やっていたらいいなぁ。近いしとメールしました。」
とのことでした。
Tさんは突発性の脱毛症です。
髪が抜けることの恐怖をお話してくださいました。
写真は製作したウィッグです。
彼は保険会社にお勤めです。ウィッグで営業をされていました。
Tさんは清潔感のあるさわやか青年のイメージです。
メンズウィッグの製作経験の少ない私は、お問い合わせを頂いた当初は割引で、どなたかに作らせていただこうかと考えていたころでした。
そうだ‼
「かなり割安にさせていただき、パンフレットのモデルにもなっていただけないかしら?」
とひらめき、Tさんにお願いすると快諾して下さいました。
「このウィッグで本当に助かったから」
と仰ってくださいました。
本当に有難いことです。
そしてバタバタと撮影も終えてしまいました。
いつもお願いをしている友人の写真家に協力してもらいました。
今は細かい構成を調整中で、もうすぐメンズウィッグのパンフレットも出来上がりそうです。
レディースのスリールの取扱店は4日間の講習を必要としましたが、講習2日でメンズウィッグ取扱店契約を考えています。
メンズ医療用ウィッグは男性技術者に作って頂きたい。そして脱毛してしまう眉毛の描き方なども指導していただけるよう、うちのメイクの子に講習をお願いする予定です。
男性美容師さん一人美容室がたくさんネット上で見つかります。
女性美容師はホームページやブログは苦手のようで小さな美容室を検索していると、男性サロンはすごく多くヒットします。
小規模店で、お困りの患者さんのお力になっていただきたいのです。
講習は来年春にになると思いますが、またお知らせいたします。
ご興味のある男性美容師さん(女性でも良いのですが)、お知らせいただけると参考になりますし、調整も致します。
info@sourire-wig.com 株式会社スリール・担当吉成まで
年内中に生産工場のある青島に行き、いろいろな打ち合わせに行かなくてはいけないのですが…。
今日できることを今日終わらせて、あまり悩まず頑張ります。