小学生だった時に。
唐突に電車の中で、おじさんに話しかけられた。

ゴムもね。時々緩めないと伸びきっちゃうんだよ。
ずーっと張りつめていたら駄目なんだよ。

・・・そんな感じのこと。唐突に。

や。私、どんなカオをしていたんだろう、その時。
日曜日ごとに受ける公開試験の点数が悪かった・・・ような気はするけれども。
少なくとも当時は、楽観的だったと・・・思っていたんだけどな。

とにもかくにも。ハッと気がついたのでした。

ま。
結局、その当時から全然成長していないらしく。
もともと緊張するのが大得意な私なのだけれども。
最近は、寝ている時までもしっかり緊張しているらしく。
早朝に目が覚めて寝られなくなったり。
何かで目が覚めた時には必ず、誰かとディスカッションしている夢を見ていたり。
眠れないのが恐くて、ついアルコール摂取が習慣化してたり・・

・・・無駄だ・・・
もっと有意義なことに体力と気力を使いたいものだ。

無意識にリラックスする方法、教えてくださいませ。
・・・頑張ることは得意なんだけどな。

久しぶりに料理をするようにしてみようかな。
学生の前に立つことが多いシーズン&引越前の大忙しが予想される6月。
リラックスして乗り切ろう!
自分一人、上手に扱うことが難しいのに。
ラボという人が集まる場所の運営に関わるのは、本当に困難なこと。

自分の想いもよくわからないけれども。他人の気持ちなんて、もはやわかると思うのが間違い。

だけれども。
方向性を打ち出して。そちらに引っ張って。
できるだけ、みんなが幸せに。なおかつ成果が見える形で現れて。
ひいてはそれが、ラボの幸せに繋がれば。

・・・・素敵なんだけどね。

自分のことなら、先を見通して、あるいは見通したつもりになって、今の苦しみを耐えることもできるけれども。
そしてその見通しが間違っていたときにも、存分に哀しみつつも、仕方ないと思い。
ひとしきりアルコールを摂取した後に(苦笑)、新たな作戦を考えて、また頑張ろうと、空元気をだすわけだけれども。

仕事柄、あるいは、経験値から、たぶん、ラボメンバーの先は、私はちょっとは見えているはずだと思う。
研究をする上での、定石みたいなものの数は、ずいぶん蓄積されているはずで。
それも職務のうちだと思っているのだが。

ラボの戦略を考える上では、みんなの得意を重ねて、のばして、上手に配置すればいいと思う。
だけれども、それでは個人は駒になってしまう。
今、雇用期間が短くなってきているし、何か掴んでもらえたら。とか。私が伝えきれることなら、お伝えしたい。と思うのだけれども。

これが意外と、あるいは当然ながら、とても難しい。
人格を否定された気になってしまうのか。
急ぎすぎ・・・なんだろうか。
私が至らないんだろうな。十分に信頼が得られていないんだろう。

でもね。
一年半・・・かけて伝わったと思うことがある。
そして、驚異的に伸びたと感じることがある。

そのときできることを、私自身が背伸びしないでいい範囲で、やり続けて行くしかないのだろう。
相手が苦しみ、涙を流すのと同じだけ、私も苦しみ、涙を流すしか、方法がないのかな。

逃げないで、私らしく、生きるしか。それしかできないわけだから。
私を支えてくれる人たちがいるわけだから。
ブレずに、もう少し頑張ってみても・・・いいのかな。

いつも思うけれども。いいサイエンスをし続けないと。
そこからブレずに。しっかり、できる限り多くのメンバーの先の幸せを追っていきたい。
男女共同参画的なものに、疑問を感じることが多くなってきたこのごろ。
いやもちろん、私だってXXの染色体を持つことが仕事の邪魔になることが多く、そのこと自体に大きなストレスを抱えていた訳で。
それは、定職を得た今だって、続いている訳で。
少なくとも大学での研究という狭い領域で、男女がすっかり平等で、このままで大丈夫、と思っている訳ではない。

フランスに行ったとたんの、あの羽が生えたような感じ。
研究室の半分以上が女性で、管理職にも多く女性がいる、その環境のあまりにラクチンさに感動を覚えたこと。

日本もいつかそういう風になればいいのに。とか、私だったらどうするかな、と考えることは多いけれど。

でも、正直、今の流れには疑問を感じるのです。

例えば、大学で星の数ほどある各種委員会。特に、省庁に直結するたぐいのものは、その規約に「委員には女性を含むこと(が望ましい)」という一文が入っていることがある。
そこに学内の様々な規定を加えてみれば・・・あら不思議、該当者は私だけ。ということがある。

あるいは、入試の面接など、女性の審査員もいたほうがいいねえ、と軽い気持ちで誰かが発言したら。
私だけ、逃れるすべを失う訳で。

省庁の委員とか審査委員とか、被推薦人の基準がリストアップされている最後に、「特に女性の参加が望まれる」的な一文が書き加えられていたり。
そのささやかな一文が、私の顔を思い浮かべて頂くのに十分だったり。

女性の声をくみ上げたい、くみ上げてほしい、というこれまでの切実な願いが実って。
それでこういう権利をまわして頂ける時代になってきたことには感謝しているのです。

だけど。
女性を入れなければならないので、とある意味きっぱりとした理由で入れられた委員会。
自分以外は、長のつく年配の方々の中で。自分の役割は何だろう。そしてその役割を果たす為にはどうしたらいいんだろう。
先輩たちがつかみ取ってきた権利を、どう生かして行けばいいのか、途方に暮れる訳です。

ああ、女性研究者というものの見る目がかわったよ、と言って頂く為には。
無難な選択をせず、私を部下に加えてくださった方の恩に報いる為には。
それだけじゃ駄目なのは承知しているが、それでもやはり、本業での実績が大切だと思う。
XXの遺伝子のおかげで、普通は入れないところに入れて頂くことが、何か女性研究者の地位向上に寄与するのだろうか。
むしろ、忙しくなって。一つの委員会が呼び水になってほかにも誘われ。どんどん時間が消え失せて行く。そのデメリットの方が大きくないのだろうか。

そんな中。ロールモデル集の執筆を頼まれる。
ロールモデルって必要ですか?何が知りたいのでしょうか。
結婚して子供をもうけても研究ができるかどうか、そこが一番聞きたいことではないのでしょうか?
じゃあ、私は最も適していないと思うけど。

ロールモデル、私たちの時代にはなかったのでわからないのです。
どんなサイエンスに魅せられてしまったか、それしか私には語れないのです。
その魅力にうっかり参ってしまい、もはや後戻りできないぐらいにふらふらと突き進んでしまっただけなのです。
そのことを、後悔しないわけではないのです。もちろん、そのことに感謝することもたくさんありますが。

私だって、後輩たちを勇気づけられるものなら、そうしたいのですが。
でも、無責任に勇気づけるのが正しいのか。
その人の能力による部分だと思いますが、少なくとも私は必死に必死に頑張ってようやくここまでやってきたのです。もう少し頑張る為にはどうしたらいいのか頭を悩ませているし、もう少し能力があったらなあといつも周りの人に申し訳なく思っているのです。

大学入試に女子枠を作る試みがあったという報道に。
ちょっと思うことを書いてみました。
能力は等しいのに、チャンスに恵まれていないから女性の社会進出が少ないのである、というのが元々の趣向ではなかったのかしら。
この国の、この分野の男女共同参画の、共通のゴールはどこにあるんでしょう・・・か。
この地に生きていると、しっかり地に足をつけて。というよりも根を張って。
生きている人たちを目にする機会が多い。

フランスも、そういえば、そんな感じに近かったケド。
自然体、というのか。
ミニマムを知っているというのか。
自分の欲求と、自分のできることと、バランスを上手にとって。
自分の生み出したフィールドのなかで、小さな幸せを重ねて行く。

こちらでは、もっと。自然と対峙して。自分の手からものを生み出して。
自然からいろいろなものを少しばかりお借りして。

そんな生活が見える気がする。
そしてその度に。とても羨ましく思う。

研究者として、生きるスタイルを考えるとき。
少しでもそういう生き方を取り入れて行きたいと思う。

自分が与えられないものを求めず。自分の周りの物を大切にして。
流行り廃りに流されず。
ただ、面白いと思うことをみんなと楽しんで。
いっぱいがっかりして。気持ちを奮い起こして。時には有頂天になって。

でも、不安とか恐怖とか、そういう感情をできるだけ少なくできたら、いいなと思う。

その為には、しっかり地に足をつけて。
地面の質を良く理解し。自分の足の強さを客観的に判断して。
上にばかり伸びることを考えず。しっかり根を張って。

そういうサイエンスができればいいと思う。
人も鳥も、時には羽を休めにくるような。大きな日陰を供することができるような。
そんながっしりとした木みたいな存在に・・・いつかなれるといいなあ。
あれは、去年の新緑の頃だったか。
ラボ滞在時間をできれば短くしたいという野望を、あるいは夢を持って。
自宅に仕事用の机を買ったんだっけ。
机部分がガラスでできた、とてもきれいな、でも重くて一人で組み立てるのにめちゃくちゃ難儀したやつ。
出来上がりにものすごく満足したやつ。

そのとき確か、インターネットを無線にしないと不自由だなあと思って、一緒に無線LANのルーターを手に入れたんだっけ。

・・・一年後。箱を開けるに至る(苦笑)

なんか難しそうだなあ~って思って。
でも、Macbook airを買ったから、無線LANにしたらラクチンだろうなあ、って思ったりして。
あれ、でもCD入れないと駄目そう。じゃ、Macbook airじゃ使えないじゃん。

なんて。言い訳しつつ。・・・放置。

思いつきで、箱を開けてみて。思いつきで設定してみれば。
あれあれ、簡単なこと。
一瞬で出来上がりました。CDなんか使いもしない・・・・

ああ、さくさくMacbook airが繋がること。
・・・家での仕事も捗りそうだ(涙)

ふふ。思いつきで、なんて書いてみたけど。
実は、iPad2が欲しいな~って思っている。
だから、自宅のインターネット環境を整えようかなあって思ったのでした。
繋がっちゃったなあ、無線。
もう、買っちゃうしかないかな~。

ちょっと頑張っている自分に。お疲れ気味な自分に。
・・・そしてもっと頑張らないといけない自分に。

ご褒美、あげてもいいよね?
だって、無線LAN、繋がっちゃったし、ね?