あの人がサファイアなら、
あなたはダイヤモンド。
なのにサファイアになりたいなんて、
ちょっと贅沢じゃないかしら?
緑柱石と言ってね、
エメラルドの原石が含まれてるんだよ。
エメラルドって、宝石の?
そう、
雫さんも、聖司も、その石みたいなものだ。
まだ磨いてない、自然のままの石。
私はそのままでもとても好きだがね。
しかし、バイオリンを作ったり、
物語を書くというのは違う。
自分の中に〝 原石
〟を見つけて、
時間をかけて磨くことなんだよ。
手間のかかる仕事だ。
自分に、こんな綺麗な結晶があるのかどうか、
とても怖くなっちゃった・・・
でも書きたいんです。
書いたらきっと、
おじいさんに最初にお見せします。
ありがとう、
楽しみに待ってますよ
楽しさを磨く。
真っ白になるまで磨く。
子供に帰っていく・・・
大人になって、
すこし汚れたあたりから、
また磨いていく・・・
そうやって私は、
人生を光らせていく
雫の綴る、ことばの一つ一つに、
命が宿ってる
なんて瑞々しいんだろう
あの頃のようなことばを、
私は今になって描けるだろうか?
ありのままに、
さらけ出して、
誤魔化さずに、
そのままの心で、
今のままの心で、
さらに透明になっていく
世の中の、粗い波に惑わされないで
自身の内に在る、
〝 クリスタル
〟の原石を、
磨いて、磨いて、
磨き抜いていくことに、
自らの人生を費やしていってね
光の写真展 in 福岡市美術館!
差し迫って来ましたよぉーーッウエッヘッヘッ
もう個展準備も大詰めで、
今まで準備をしていたものが、
どんどん形になってきています
帰りのことは、今は考えられないッェッ!?
〝 本番当日
〟のことだけを考えて行きましょう
仙台を飛び立つ、
10日前
人は、生まれて来る時に、
その人だけの、〝 大切なもの
〟を、
その心に抱いて生まれてきます
いつから?
世界の物差しで、
自らの人生を計るようになっていったのは
世界が輝いていたあの日
幸せを、なんの区別もなく受け取っていたあの日
いつから?幸せの基準を作ってしまったのは
いつになっても、
あなたの心の中に
いくつになっても、
それはあなたの心の中に・・・
世界が平和でありますように