「9割の医者は、がんを誤解している」 岡本裕(著) 飛鳥新社 | source message

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『がん細胞は死にやすい』(本文から抜粋)

 

 

では、ここで、がんについて、現在わかっていることをお話していきましょう。

まず、がん細胞について。

がん細胞は、まるでエイリアンのように、どんな悪条件にもかかわらず、どんどん際限なく増殖していって、正常な細胞を食いつぶし、やがては患者さんを死に追いやるといった、そんなイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、

 

実は、まったくそうではありません。 

 

がんは、むしろ内弁慶な細胞です。

 

体外に出してやると、とたんに死んでしまう、意外と生命力の弱い生き物です。

 

実験室で培養してみるとよくわかるのですが、とても育てにくい死にやすい、デリケートな細胞なのです。

 

放っておいてもどんどん増えていくというイメージとは程遠いものです。

 

温度調節や栄養補給などなど、手取り足取り、けっこうまめに面倒を見てあげないとすぐに死んでしまう、そんなひ弱な細胞なのです。

 

たとえば、がん患者のAさんのがん細胞を、健常人であるBさんに移植したとしたら、どうなるでしょうか?

 

本当にたとえばですが、仮にそんなことがあったとしても、基本的にはBさんはがんにはなりません。

 

Bさんの体内に入ったとたん、移植されたがん細胞はBさんの免疫力で簡単に撃退されてしまいます。

 

では、なぜAさんの体内にいる場合に限り、がん細胞は際限なく増殖していくのでしょうか?

 

それがたいへん不思議なところなのですが、それはAさんの身体が、がん細胞が成育し、増殖しやすい環境に変化したからなのだと考えられています。

 

イメージとしてはつまり、がん細胞が強くなったのではなく、まわりの環境が脆弱になってしまい、結果として、がん細胞が生き延びられるようになってしまったという感じです。・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく

 

 

「9割の医者は、がんを誤解している」 岡本裕著 飛鳥新社

 

 

グッドムーンより : https://ameblo.jp/goodmoon51/entry-12453990427.html