人は
歳を重ねると
さまざまな能力が衰えてくるという先入観があります。
でも、
そんなことはありません。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが
10歳から90歳までの数千人の人を対象に
さまざまな能力を調べた報告があります。
すると、
歳を重ねるごとに
さまざまな能力のピークがあることが判明しました。
18歳
この歳では、脳の処理能力と詳細にわたる記憶力がピークになります。
認知機能を調べるDigit Symbol Substitutionテストを実施した結果、
18歳が最も優れた結果となりました。
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43歳
この年齢が最も集中力が上がります。
若い世代では、情報処理のスピードや柔軟性に秀でていますが、
集中力を持続的に保てるのは、43歳前後です。
48歳
相手の感情を忖度できる能力が最も高まるのは、この年齢。
顔の表情からも、的確に相手の感情を読み取る能力に長けています。
50歳
計算能力が最も高まるのは、50歳。
ほとんどの人は
学校を卒業してから、
歳と共に算数が苦手になると信じているので、意外かもしれません。
買い物を繰り返しているうちに
計算高くなっていくのでしょうか。
もう一つ、
新しい情報に対して
学び、理解する能力も50歳が最も高まります。
最も物わかりが良い年齢です。
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老年は山登りのようなものだ。
高く登れば登るほど息切れして、疲れてくる。
でも、
視野はますます広くなっていく。
イングマール・ベイルマン(スウェーデンを代表する映画監督)
ひかたま(光の戦士たち)より