一方で資本主義社会の臨界点を迎え、物やサービスが飽和状態とっている日本。特に都会。
逆に日本の若者は都会を離れ、何もない田舎、自然の中に新たな生きる可能性を見出そうとしています。
イスラエルのキブツは、これからの日本に必要な要素も多々ありますが、日本には日本のやり方があります。
50年、100年で終わってしまうコミュニティではなく、500年、1000年続くようなコミュニティ、むしろ国づくりといったような、そんな新しい文明の社会づくりが必要になると思います。
その基盤づくりに必要なものは、まずは理念。
ユダヤ人はユダヤ教、聖書を聖典として神の信仰で歴史と国、社会を作ってきましたが、これからの新しい時代は宗教や民族、国という概念を超えたものとなるでしょう。
少なくともユダヤ人や日本人といった民族の視点を超え、誰もが地球人(アースリング)という視点で世界を見ていくことが基本となりそうです。
そして、目に見える世界と目に見えない世界の両方が解明されつつある今、その両方の世界を視野に入れた概念が必要ともなります。
この三次元世界のおいて地球人としてやるべき任務だけでなく、高次元世界に意識がある中、その意識を新たな次元へと導くために必要な個々の魂のミッション。
単なる自然と人との循環社会を作るだけでなく、そこには個人の幸せの探求、愛の体現など、1人ではない社会活動を通して実現できる役割も多々あります。
聖書の時代が終わる今、ユダヤ人の次にバトンタッチされた日本人には、これから先数千年、数万年も続く新たな文明のバイブルを生み出すタイミングであります。
八ヶ岳の共同体活動もまた、そんなスパンと視野で進めていこうと思います。