静かに目を閉じて、
そっと手をあててみると、
木と、ひとつに溶け合っていく・・・
優しい水のながれの中に、
胎内のようなこの星の愛の中に、
この宇宙を美しく流れる、
生命という愛の中に・・・
イルカのように、
クジラのように、
歌い合って、
生きていこう。
のんきにただよう空の雲は、
僕たちの住む人間界を見下ろして、
〝 つまらん 〟とでも言いたげに、
その姿を、うさぎに変えた。
僕たちがお互いに腹を立て、
あーだのこーだの言い合っていると、
空の雲は、〝 つまらん 〟とでも言いたげに、
その体から、雨を落とした。
僕がその優しさに気がついて、
〝 雲さん、どうもありがとう 〟って言ったら、
その雲は、ピンク色に染まっていたけどね!
クジラの歌は、
広く、深く、
優しく、力強く、
静かに、陽気に。
どこまでも届くその歌は、
まるで僕たち人間に、
美しい生命のひびきを、
教えてくれているような・・・
体は羽のように、
心は青空のように、
歌うように歩こう。
歌うように生きよう。
母なる地球、ガイア。
その美しい大地の上で、
胎内のような愛のなかで、
わたしの一つの生命と生まれ、
希望と共に、進化を歩んだ。
そしていつの日の、
私達があなたと別れ、
新たな旅立ちを迎える時も、
あなたの一つの生命と生きた、
輝きに満ちたこの日々を、
わたしは永遠に忘れない・・・