わたしはなぜ生まれたのだろう

なぜ今ここにいるのだろう

なぜわたしはこんなに傷ついているのだろう

なぜ世界中に傷ついた心がこんなにあふれているのだろう

そして人はいつまでお互いを傷つけあうのだろう ・ ・ ・ ・ ・ ・

きみは自問自答をつづけている

今までのどの人生よりも真剣に

きみの旅はいつもその疑問からはじまって、
いつでもそこへもどっていく

あのとき、
未来のきみは、
今のきみ自身を見守っていた

そして、
未来のきみは遠い過去の自分自身である今のきみに、
やさしくメッセージを送った

だいじょうぶ、
あなたはだいじょうぶ

すべてがうまくいくわ、
だからくじけないで

あなたはあなたのままでいいのよ

魂のレベルでは誰もあなたを縛ることはできないし、
裏切ることもできない

あなたはひとりじゃない

いつでも見守られているわ

あなたと縁のあるすべての魂があなたを見守っているの

だから、
たとえ砂漠にひとりでいても、
都会の喧騒(けんそう)のなかで自分を見失いそうになっても、
世界中を敵にまわしたように思えたとしても、
あなたは決してひとりじゃないわ

そして、
未来の〝 あなた自身 〟であるわたしも、
ここからあなたを見守っているの ・ ・ ・ ・ ・ ・

シーンⅦ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 未来・パート2
きみとぼくは地球を離れる直前のときを迎えている

地球に集まった三百億の魂はすべて、
何度目かの次元上昇を無事終えて、
もはや肉体を持つ魂はなかった

すべての魂がすでにお互いのペアを見つけ、
地球の上空を自由に飛びながら、
三百億の同胞の魂たちと祝福と感謝の意識を送りあっていた

誰もが主演の長いようで短かった舞台劇が終わり、
すべての魂が互いにカーテンコールを送りあう瞬間だった

地球のまわりに三百億の魂の喜びと希望の波動が、
大きな輪のようになって取り巻いていた

地球という星が生まれて以来、
もっとも神聖でもっとも美しい祭典だった

それは地球がこの上もなく美しく輝く瞬間で、
壮大な銀河系の中のスペクタクルだった

きみはガイアに感謝の波動を送った

ありがとう、ガイア

宇宙という永遠の故郷の中の、
美しい女神

あなたに守られて過ごした時を、
わたしは決して忘れない ・ ・ ・ ・ ・ ・

ガイアは何も言わず、
三百億の魂の喜びの波動を感じながら、
ただ静かに微笑んでいた
