☆彡☆彡☆彡 仏弟子の一歩 ☆彡☆彡☆彡 〝 piece 〟 フォト・ポエム | source message

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人生は素晴らしい! 世界はこんなにも美しい!!



住み慣れた穴蔵から、一歩外に踏み出ると、








そこは〝 
日の光 〟が煌き、








風が木の葉を揺らす音は、









静かな〝 生命のせせらぎ 〟となって、









彼の心に染みわたってきた・・・











〝 これほどまでに、











自然は美しかったのか・・・ 〟











長年住んだこの山に、









たくさんの〝 生命の息吹 〟が宿っているということを、









彼の心が、その澄んだ瞳が、









今になって初めて観じ入る・・・









その瞳には、かつて共にした魔界の亡者はなく、









邪な色の虚光は消え去り、









ただ〝 瞬く光 〟に見入る子供のように、









〝 生きる感謝 〟に浸る老者のように、









ただ、己の内から湧き出る、









生命の温かさ、柔らかさ、優しさ、









清らかさに満ち溢れ、









鳥の鳴き声は〝 祝福 〟に聞こえ、









風に揺れる木々の枝は、









彼を抱き入る世界の優しさにも感じられる・・・










その中に溶け入ることの素晴らしさを、










ありがたさを、










彼はその二本の足で立ち、地を踏みしめながら、










空にまで意識を溶け込ませ、










広がる生命の輝きと共に、









その〝 
日の中 〟に見い出すのだった・・・














〝 昨日までの私はもういない・・・









私の邪な想いは、









あの方に清められてしまったのだ・・・ 〟









彼の心の中に、









かつては憎き敵と見ていた〝 釈迦牟尼 〟が、









〝 燦然とした光 〟を纏って輝いているのを、









目を閉じればすぐそこにいるかのように感じられた・・・









〝 生まれ変わったこの命、









私はもう、この場所に戻ることはない・・・









山を降り、あの方の〝 御働き 〟の末端にでも、









この命を使って頂きたい・・・









今やっと、この命をお返しして、









御仏の足元からでも使って頂きたい・・・ 〟










彼は山を降りるべく、










〝 仏弟子の一歩 〟を踏み出した・・・










目にみえる景色は彼の心に、









もはや今までのような、









〝 形としてあるだけの物 〟には映らなかった・・・









踏みしめる大地一歩一歩から、









〝 躍動する世界の理(ことわり) 〟が感じられ、









周りの木々植物、虫、動物からは、









〝 祝福する天の意志 〟が感じられ、









空は澄みわたり、









差す〝 日の光 〟から、









それらはすべて、









己の中にある世界にも感じられる・・・










おなじ光を宿し、










そこから種々の色を放たれ、










この世界を彩る様々な生命たちが、









彼の心に涼しく高らかな響きとなって、









流れてくるのだった・・・













仰ぎ見て、













空に広がる仏性の、













端からでも働きたくに、













心に響くそのままを、












〝 歩み 〟としてお返ししたく・・・


















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