また出ました〝 古に憂い、託すもの
〟 part.2ッ
part.1はこれ → ☆彡
今まで昔の人の紹介みたいなのを、
しれっと〝 詩
〟で作ってきたけども、
これはすっ~~~~~~っごい〝 昔
〟でっすッ
時間で表すなら、
〝 100万年くらい前
〟でっすッ...
あれよね、
そんな昔に人なんていたのという話ですが、
ちゃんといたのよんッ
ただ今と違って、
肉体みたいな鈍重な体を纏ってなくて、
〝 宇宙人の考察記事
〟に長々と書いたけども、
もっと繊細な波長の体を纏って、
自在に姿を変えられ、
寿命なんてのも、ほとんど半永久的に存続できるような、
そんな人たちが、
むかぁーしむかし、この地球にもおったそうなッ・・・
今でも〝 レムリア
〟という言葉で、
残っている時代のことでっすッ...
虫の音にその身を溶け込ませ、一人の人が、
丘の上からこの星空を眺めていた・・・
幾万もの星々が取り囲み、
見守り続け、
悠久の時の中で、星々たちはその調べを、
すべての生きとし生けるものたちに届けている・・・
目を閉じればそこは銀河の果て、
生命が満たす宇宙の羊水の中で、
すべての星たちがその調べをダンスに乗せ、
宇宙を流れる交響曲(シンフォニー)となって、
生きとし生けるものたちの中に、
その調べの美しさを届けているのだ・・・
無限ともいえる時を経て織り成されるは、
元は一つだったものが、
すべての子供たちにある想いを託すべく、
紡がれた、〝 生命 〟という名の光の歴史・・・
すべてのものたちが主役を務め、
いずれ終わり、また始まる星々たちの寸劇に、
私たちは幾万もの想いを乗せ、
新たな交響曲の調べとなって、
生きとし生けるものたちの中に、
更なる美しさを奏でていくのだ・・・
無限に広がり、
そして一つの元へ無限に収束していくその光を、
心の奥で感じながら、
彼は静かにその瞳を開けた・・・
これから先、
悠久の時の中で、
この星々は、
この銀河は、
私たちと奏でる時を待つだろう・・・
すべての星々と、
私たちの調べを共にする時を・・・
彼の瞳に、
この先の儚くも大切な〝 一瞬の憂い 〟が、
少しの灰色となって浮かび、
それは極光の中でやがては消えゆく小さな揺らぎとなって、
この星空に、想うのだった・・・
生きとし生けるものが成長する中で、
光と共に常にありながら、
人々は一度、己の発した幻想の中で、
闇と共に成長を始める・・・
それは光を避けた時から始まる、
いや、更なる光を広げんがために、
その身に闇を纏うもの・・・
その中で人々は苦しみを経験し、
迷いを経験し、
何の為に生まれ、何の為に生きているのかを、
闇の中から手探りで、見つけ出していかなければならない・・・
一瞬、光が目の前に観えても、
手を伸ばした瞬間、その手は体もろとも、
闇の中へと引き戻される・・・
人の中にこそ〝 光 〟があり、
いつかその光になんの迷いもなく飛び込んで行ける時が、
まさに〝 真の闇 〟が晴れる時なのだ・・・
色とりどりの光たちが立ち上がり、
色とりどりの奏者となって、
この星と共に、
この星々と共に、
宙(そら)にむかって一つの交響曲を奏でる時が、
まさに〝 真の光 〟が紡がれる時なのだ・・・
その〝 調べ 〟を、丘の上から一人の人が、
宙に想いを馳せて聴き入っていた・・・
この〝 調べ 〟の美しさを聞かせたく、
また一人の奏者として奏でる喜びを、
味あわせたいがために、
この体は、
この生命は、
この星と共にあるのかもしれない・・・
もう一度この星と共に、
この星々と共に、
ただ一つの調べを奏でさせたいがために・・・
その光が〝 この先 〟にあることを知りながら、
彼はまた虫の音にその身を溶け込ませ、
丘の上から歩き出した・・・