半夏生(はんげしょうず)に徘徊するのは | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

半夏生は七十二候のひとつで雑節でもある。
季節の道標。
「貴重な梅雨の晴間です」って天気予報。
あらっ、二・三日前にも聞いたなぁ。
でも、そう言われると身体を動かさないと…と強迫観念。
あちらこちら巡回しに行きますかね。
で、車を取りに駐車場に行きすがら小川を覗くと…
P7020002.jpg
居ましたスッポンさん。今日は子亀のみ。ちょいと身を乗り出したら直ぐ逃げた。
では、まず笛吹市春日居の山間へ。
P7020006.jpg
前回クワガタが居た樹だけをチェックするつもりが、
P7020007.jpg
途中、足元にカナブンが居るのが気になって、見上げてみたらね。
うゎっオオムラサキがッ。
P7020011.jpg
凄い凄い。何頭いるのか。
P7020013.jpg
時折飛び回るが…。
P7020012.jpg
幹の上の方なので撮りづらいよ。
P7020015.jpg
折角だから羽の開いてる瞬間が撮りたいよ。
P7020018.jpg
上手くいかないなぁ。首が痛くなっちゃった。
帰りに又挑戦しよう。
P7020019.jpg
また今日も大量のマイマイガ以外は、
オオシオカラトンボしか見当たらない。
P7020022.jpg
あぁ前回撮り損ねた奴。ジャノメチョウだ。
P7020023.jpg
で、肝心の樹には何にもいなかったので、
もう一ヶ所の樹液ポイントへ。
やっぱりスズメバチに占拠されていたが、今回はルリタテハが居た。
P7020029.jpg
オオムラサキもうろうろしてるんだけどな。無理か…。
P7020031.jpg
ニイニイゼミの鳴き声はそれなりに聞こえるが、
脱殻は見つからない…やっと一つあった。
昨夜の豪雨で粗方落ちちゃったんだろ。やけにキレイだし。
P7020035.jpg
おぉショウジョウトンボが居るじゃん。
P7020036.jpg
真っ赤で目立つなぁ。
P7020039.jpg
オオシオカラトンボ営みしている。
P7020041.jpg
下から魚が狙ってるみたいだ。
P7020044.jpg
では、もう一度オオムラサキの居た樹に戻ります。
P7020046.jpg
なんか増えてネ。
P7020048.jpg
でも、コッチに向かって羽を広げてくれるには、
P7020050.jpg
このポジション、難しいよ。
P7020051.jpg
すっげぇ群がってて、こんなの滅多にないのになぁ。
諦めるか…。
P7020054.jpg
ポトッて落ちてきたのはウマオイか。
他に行きたい場所があるから撤退だ。
P7020057.jpg
それでも名残惜しくて振り向き振り向き降りてたら…
な〜んかザワザワしだしたので、戻ってみたら…
P7020061.jpg
1頭降りてきたッ。根本の僅かに滲み出てる樹液を吸ってる。
P7020062.jpg
新参が来て(もしくは新参者で)上の良い餌場から外かれたのかな。
P7020066.jpg
何にしても、ありがたや。
P7020063.jpg
想った通りのオオムラサキが撮れた。
P7020064.jpg
ありがとう。ありがとう。感謝。カンシャ。かんしゃ。
P7020067.jpg
じゃあね。
では、最近ご無沙汰の、山梨市の万力公園へ。
P7020074.jpg
オオバギボウシが咲いておる。
P7020070.jpg
ノカンゾウも。
P7020071.jpg
こっちはヤブカンゾウね。
P7020073.jpg
クマバチが吸蜜ちぅ。
P7020076.jpg
忙しそうだね。
P7020078.jpg
それにしても、カブトもクワガタも見当たらんね。
樹液を出してる木がないなぁ。
キノコはボコボコなんだけど…これ凄いな。
P7020082.jpg
長さが伝わらないので赤ペン並べて置いてみた。
横に開いた奴が…マントカラカサタケって言うらしい。
新マント怪人だな。
P7020084.jpg
やっと樹液食堂発見。
P7020087.jpg
いい型のノコギリクワガタだ。
P7020098.jpg
P7020103.jpg
下の裂け目に居るのは雌かな。
P7020092.jpg
コッチにも。営みの最中ならハッキリ分かるんだけど。
P7020101.jpg
結局、此処一ヶ所だけだったが…まぁ良いか。
良いのに会ったから。
ゼニアオイが咲いてる。江戸時代に来た帰化植物だけど。
P7020104.jpg
コオニユリだ。オニユリはよく見るんだけど。
P7020105.jpg
あ〜トカゲが居る。えッ何処って。
P7020106.jpg
そこそこ。
P7020107.jpg
近づいて観たら、つぶらな眼子で可愛いなぁ。
P7020110.jpg
あぁアソコにも居る。分かるぅ。
P7020111.jpg
尻尾をウネウネ動かしてた。良いお日柄ですものね。
P7020112.jpg
それではいつもの金川の森へ行きますか。
腹減ったな…ぁナミアゲハがヤブカラシに来てる。
P7020117.jpg
おっ小さきけどカミキリムシ翔んでる。
見失わないよう目で追って…あぁあの辺りに降りたな。
居たいた。先日観たのより小さいけど綺麗なルリボシカミキリ。
P7020125.jpg
では、今季少ない樹液ポイントへ…ワァオ
P7020126.jpg
タ・マ・ム・シ 出たぁ〜。
あぁ穴に潜る。またひと周りしてから来ようかな。
で、ちょいと離れて振り返ったら…。
P7020127.jpg
出てきてた〜。
動いてるタマムシは滅多に観られないから嬉しいよ。
P7020128.jpg
あ〜翔んでっちゃった。翔ぶの下手だから…心配。
変な奴に獲られないようにね。
で、それにしてもカブトは見当たんねぇ。
たどたどしいモズの声がする。それも複数。
探したら幼鳥が3羽。巣立ったばかりなのかな。
P7020131.jpg
やっとコクワの雌を発見。
P7020132.jpg
P7020133.jpg
エナガ、シジュウカラ、メジロが梢の上を通り過ぎていく。
コゲラだけが顔出してくれた。
P7020137.jpg
公園の隣の桃畑。良い色になってきた。夏だねぇ。
P7020140.jpg
水場をよく観たらギボウシが咲き出していた。
P7020142.jpg
車に戻ったら、キアゲハに替わってアオスジアゲハが翔んでいた。
P7020149.jpg
さぁもう一踏ん張り。
同じ金川の森でも、バイパスを挟んだ南側の樹液エリアへ向かおう。
どうかな、今日こそは期待できるよな。
ありゃ。カナブンだけだ。スズメバチも居座ってる。
P7020152.jpg
しかも、一番期待出来る場所に、草刈りが入ってる。
まぁ公園管理上仕方ないんですが、まさか今、被るとは。
では、もう一ヶ所藤垈の滝へ。
P7020160.jpg
うぇ〜ここもスズメバチが居座っていて近づけもしないよ。

尻窄みになってしまったが、
車の移動も入れて5時間余りの充実した観撮散歩でした。
ところで半夏生にはハンゲって妖怪が徘徊するって伝承があるらしいですが、
ひょっとして…俺のこと…かな。