半夏生は七十二候のひとつで雑節でもある。
季節の道標。
「貴重な梅雨の晴間です」って天気予報。
あらっ、二・三日前にも聞いたなぁ。
でも、そう言われると身体を動かさないと…と強迫観念。
あちらこちら巡回しに行きますかね。
で、車を取りに駐車場に行きすがら小川を覗くと…
居ましたスッポンさん。今日は子亀のみ。ちょいと身を乗り出したら直ぐ逃げた。
では、まず笛吹市春日居の山間へ。
前回クワガタが居た樹だけをチェックするつもりが、
途中、足元にカナブンが居るのが気になって、見上げてみたらね。
うゎっオオムラサキがッ。
凄い凄い。何頭いるのか。
時折飛び回るが…。
幹の上の方なので撮りづらいよ。
折角だから羽の開いてる瞬間が撮りたいよ。
上手くいかないなぁ。首が痛くなっちゃった。
帰りに又挑戦しよう。
また今日も大量のマイマイガ以外は、
オオシオカラトンボしか見当たらない。
あぁ前回撮り損ねた奴。ジャノメチョウだ。
で、肝心の樹には何にもいなかったので、
もう一ヶ所の樹液ポイントへ。
やっぱりスズメバチに占拠されていたが、今回はルリタテハが居た。
オオムラサキもうろうろしてるんだけどな。無理か…。
ニイニイゼミの鳴き声はそれなりに聞こえるが、
脱殻は見つからない…やっと一つあった。
昨夜の豪雨で粗方落ちちゃったんだろ。やけにキレイだし。
おぉショウジョウトンボが居るじゃん。
真っ赤で目立つなぁ。
オオシオカラトンボ営みしている。
下から魚が狙ってるみたいだ。
では、もう一度オオムラサキの居た樹に戻ります。
なんか増えてネ。
でも、コッチに向かって羽を広げてくれるには、
このポジション、難しいよ。
すっげぇ群がってて、こんなの滅多にないのになぁ。
諦めるか…。
ポトッて落ちてきたのはウマオイか。
他に行きたい場所があるから撤退だ。
それでも名残惜しくて振り向き振り向き降りてたら…
な〜んかザワザワしだしたので、戻ってみたら…
1頭降りてきたッ。根本の僅かに滲み出てる樹液を吸ってる。
新参が来て(もしくは新参者で)上の良い餌場から外かれたのかな。
何にしても、ありがたや。
想った通りのオオムラサキが撮れた。
ありがとう。ありがとう。感謝。カンシャ。かんしゃ。
じゃあね。
では、最近ご無沙汰の、山梨市の万力公園へ。
オオバギボウシが咲いておる。
ノカンゾウも。
こっちはヤブカンゾウね。
クマバチが吸蜜ちぅ。
忙しそうだね。
それにしても、カブトもクワガタも見当たらんね。
樹液を出してる木がないなぁ。
キノコはボコボコなんだけど…これ凄いな。
長さが伝わらないので赤ペン並べて置いてみた。
横に開いた奴が…マントカラカサタケって言うらしい。
新マント怪人だな。
やっと樹液食堂発見。
いい型のノコギリクワガタだ。
下の裂け目に居るのは雌かな。
コッチにも。営みの最中ならハッキリ分かるんだけど。
結局、此処一ヶ所だけだったが…まぁ良いか。
良いのに会ったから。
ゼニアオイが咲いてる。江戸時代に来た帰化植物だけど。
コオニユリだ。オニユリはよく見るんだけど。
あ〜トカゲが居る。えッ何処って。
そこそこ。
近づいて観たら、つぶらな眼子で可愛いなぁ。
あぁアソコにも居る。分かるぅ。
尻尾をウネウネ動かしてた。良いお日柄ですものね。
それではいつもの金川の森へ行きますか。
腹減ったな…ぁナミアゲハがヤブカラシに来てる。
おっ小さきけどカミキリムシ翔んでる。
見失わないよう目で追って…あぁあの辺りに降りたな。
居たいた。先日観たのより小さいけど綺麗なルリボシカミキリ。
では、今季少ない樹液ポイントへ…ワァオ。
タ・マ・ム・シ 出たぁ〜。
あぁ穴に潜る。またひと周りしてから来ようかな。
で、ちょいと離れて振り返ったら…。
出てきてた〜。
動いてるタマムシは滅多に観られないから嬉しいよ。
あ〜翔んでっちゃった。翔ぶの下手だから…心配。
変な奴に獲られないようにね。
で、それにしてもカブトは見当たんねぇ。
たどたどしいモズの声がする。それも複数。
探したら幼鳥が3羽。巣立ったばかりなのかな。
やっとコクワの雌を発見。
エナガ、シジュウカラ、メジロが梢の上を通り過ぎていく。
コゲラだけが顔出してくれた。
公園の隣の桃畑。良い色になってきた。夏だねぇ。
水場をよく観たらギボウシが咲き出していた。
車に戻ったら、キアゲハに替わってアオスジアゲハが翔んでいた。
さぁもう一踏ん張り。
同じ金川の森でも、バイパスを挟んだ南側の樹液エリアへ向かおう。
どうかな、今日こそは期待できるよな。
ありゃ。カナブンだけだ。スズメバチも居座ってる。
しかも、一番期待出来る場所に、草刈りが入ってる。
まぁ公園管理上仕方ないんですが、まさか今、被るとは。
では、もう一ヶ所藤垈の滝へ。
うぇ〜ここもスズメバチが居座っていて近づけもしないよ。
尻窄みになってしまったが、
車の移動も入れて5時間余りの充実した観撮散歩でした。
ところで半夏生にはハンゲって妖怪が徘徊するって伝承があるらしいですが、
ひょっとして…俺のこと…かな。