キの神 | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

 県立博物館にキの神降臨!の展示を見に行く。
(ホントはキはとても難しい漢字、PCでは出ないので、パンフのコピーをはっときます)
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キの神の詳細や信仰の成立ちについては専門の方にまかせて、
知りたい方は各々自分で調べていただくとして、
僕なんぞがつい考えてしまうのは、
どんな理由であれ、およそ200年もの間
獣ともつかぬ、異形の像が何故雷除け、魔除けの信仰の対象になったか?という事に興味が湧く。
 それは、自然への畏敬に尽きるのではないか?
 すっかり現代人は(僕を含めだが)「怖いもの知らず」になってしまった。
この山梨岡神社を始め、
元々御祭神が自然の山であったり、木や岩といった寄代である事は多いが。
 それは、我々に命を育む恵みを与えてくれる反面
抗いようもなく、全てを奪い去ってゆく、
自然に対する恐れと感謝だったに違いない。
 キの神の神像を眺めつつ、
「山川草木悉皆成仏」が頭にうかぶ。
世の中の全てに神が宿っているなら、
誰も見ていないからといって、恥知らずなことはできない。
「天知る、地知る、我知る」と子供の頃
親や祖母から戒められた意味が、やっと解ってくる。
 昨晩読んでいた、寂聴さんの本にも
「神や仏を祈らずとても、直ぐな心が神仏。」と
白隠の言葉を引いておられた。
 う~ん、宇宙全てに神が居れば、自分の心にも神は居る。
では、宇宙イコール心ということになる。
 これでは嘘はつけない、正直に生きよう。
恐れ知らずは、おそらく恥知らずだ。
 で、今やってる国会なんだけど
いっそ、議事堂をでて、OUTDOORでやったら
少しは、良くなるんじゃなかろうか。で、
今日の、ノスリ。
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