小さな春の物語 | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

お江戸仕事が続く為お泊りした。
午後から勤務なので久々の長沼公園へ。
前夜アルコール消毒が少し過ぎたので予定より出立が遅れ、
着いたら既に10時半を回っていた。
これじゃ2時間滞在がギリギリだ。
かなり早いペースで起伏のある森を歩く。
前後左右を見回しつつ。
あぁぁ。
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菫が咲いておる。
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シロバナタチツボスミレかな。
微妙だがオトメスミレかもしれない。
全く予想していなかったからメチャクチャ嬉しい。
この広い森の中で、この花に巡り逢えたことは奇跡だ。
すっかり一人で盛り上がり、身体の中に春の息吹が吹き抜けた。
トレランならぬトレウォーキングの勢いで歩く。
シジュウカラちらり、コゲラがギィと鳴き、
エナガが翔んできた。
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後で確認したら口に何か咥えている。巣材にするのだろうか。
何か分からんが目の前を通過して小鳥が藪に飛び込んだ。
そっと覗いてみたらアオジっぽい。
肉眼だと移動するのが丸見えなので、出て来るのを待ってみた。
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こちらに気づかず近づいてきた。
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日向との境目なので絞りがどうかと思ったが、
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目の前まで来てくれて撮影出来た。ありがとう。
もうそろそろアオジとはお別れだねぇ。
おぉ…テングチョウが翔んでる…陽だまりにとまった。
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羽の開くのをジッと待ったが開く気配がない。
おっかしいな〜。
向こうからお婆ちゃんが歩いて来る。
「コンニチハ」
テングチョウにはサヨウナラ。
後はもうひたすらキョロキョロしながら歩き回って、久しぶりに汗をかいた。

心の中に花を。
キエフに春は来るんだろうか。