ひっそり | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

想う所あって、暫くお休みを頂いていた。
本当に今年は色々な事が起こった(いや未だ起きるかもしれないが…)。
コロナ禍で仕事は激減したが、本当に大切なものは何かと考え直す契機となった。
取り返しのつかない大きな失敗もあったが、
改めて生かされている事に感謝出来るようになったし、
家族についても大きな変化があって、考え直す機会を与えられた。
災い転じて福ッとまではいかないが感謝の毎日である。
扠。その為だけではないが、散歩すらままならぬ日々が続いて少々鬱々。
やっと金川へ行けたのは、なんと9月2日以来ほぼ一月ぶり。
その間観察会はあったものの、それを入れても半月以上歩けていなかった。
前代未聞である。
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そんな金川の森では、いつの間にかアケビが熟れて口を開き、
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アキノノゲシが咲いていた。
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土手の下にヤクシソウも見える。
うんや。なにやらフラフラ飛んで来て木の幹にとまったぞ。
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サシガメかと思ったけど、調べたらヒゲナガカワトビケラみたい。
地味だなー。
地味でフラフラって云えばヒメジャノメも飛んでた。
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沢山飛んでたのはウラナミシジミ。
アメリカセンダングサで一所懸命生命をつなぐ。
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…とその下に。
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カマキリの卵嚢だぁ。でも、生んだ場所低く過ぎないかな。
地面から30cmくらい。今季は雪が積もらないのかな。
おぉクズの葉に居たのはツチイナゴ。
羽が短いから、まだ幼いのかな。
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これから冬を越すんだね。
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おやっ。道の真ん中、向こうから何かやって来る。
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カマキリさんだ。
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こんな所歩いてて踏まれるなよー。
あぁ樹の根本にノコギリクワガタの骸が…。
さっき迄生きてたみたい…切ないけどソレモアキ。
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ヤブランに実が付き。
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ヒガンバナもお仕舞い。
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雲が厚くなって薄暗くなってきた。
こうして、ひっそりと季節(とき)は流れていくんだなぁ。
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またヒメジャノメが。今度のは羽が少し草臥れてるね。
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ママコノシリヌグイも、ひっそり未だ咲いている。
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僕もひっそりと再開。