野分吹く前に~立秋~ | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

花が遅いのも、カブトムシやオオムラサキに会えないのも、
梅雨に雨が少なかったのも、
台風が迷走足踏みして被害が甚大なのも、
いつまでも寒気が日本の上空にいるのも、
太平洋高気圧の張り出し方がおかしいのも、
きっと、同じ原因なんだろうな。

立秋のこの日、明日は天気が荒れるというから、
今日の内に散歩しとこうと「藤垈の滝」へ。
アブラ、ミンミン、ツクツクの大合唱。やっと夏らしくなってきた。
でも、ヤブランはまだそんなに咲きそろってないなぁ。
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例年なら一面紫になるんだけど・・・
ウバユリはたくさん突っ立っていた。やっぱり花暦は遅れている。
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ミズヒキもヒキオコシも少ない。
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やはり、カブトもクワガタもオオムラサキも居ない。
こりゃ薬を撒かれたんじゃないかと勘ぐりたくなる。
去年あんなに沢山いたスミナガシですら影も形もない。
ぁ・・・なんだアカボシゴマダラか。ガッカリ。
こいつのせいでオオムラサキが減ってるんじゃないだろうか。
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アブラゼミの脱殻は目につくな。
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こんな低い場所にも。
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ありゃ足元に成虫も居る。羽化したばかりなのか。
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様子がおかしいと思ったら、羽の片方が抜けずに脱殻がくっついたまま。
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このままでは飛べるわけもなく、
しかし抜けないまま乾いてしまっているから、どうにもならない。
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何が起きて失敗したのか知る由もない。
オオゴマダラエダシャクに見送られながら移動。
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金川の森のドッグランの脇へ。
ここ毎年必ずカブトやオオムラサキが居る場所なんだが、
やはり今日も何もいない。
あーキツネノカミソリが咲いてる。
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そこだけがパッと明るくなったようだ。
こんな所にキスゲが・・・って思ったら
ノカンゾウだった。ヤブカンゾウに比べて野暮ったくないのが良い。
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そこから、いつもの散歩ルートへ。
急速に空が重たい鉛色になってきた。
ヤバイっ急げ。
ここのキツネノカミソリも最盛期。
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遅れて咲いても花は花。
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おっとナツズイセンも咲いている。
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実はこのナツズイセン。数年前、ここで咲いていたのだが、
公園の管理会社が、枯れ枝や枯葉の捨て場所にしてしまって、
埋もれて、ここ暫く姿が見えなくなっていたのだった。
久々の再会。強いなぁ。偉いなぁ。
地面の下から光を求めて、ずっ~~と伸びて来たのかなぁ。
棘だらけのママコノシリヌグイも名前に似合わない可愛い花を咲かせている。
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コミスジがそこに飛んで来た。
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ママコノシリヌグイの花越しに撮ったら、
偶然花がハートになった。
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何か良い事ある知らせかねぇ。
そうしたら仕事の電話が掛かって来た。
ん~これかな。
話していたら急に土砂降りの雨・・・
吉兆ではなかったのか。いや、その晩とても良い事がありました。
ハートマークにふさわしい出来事がね。
台風のお陰でね。

追記。
我が家はツマグロヒョウモンの繁殖地になりました。
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庭のスミレは丸坊主。幼虫の食草なんでね。
朝、庭に出るとパタパタと成虫が舞い上がります。
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ぁこれ雌ね。雄はツマグロだけど雌は目立たないの。