立冬前日。
薄曇りで、あまり気乗りはしなかったんだけど、
数少ない散歩のチャンス。
金川の森へ。
藪の中からジョウビタキの声。
オレンジ色がチラチラ見え隠れしてるが…
なんとか見透せないかと粘ったが、
サッと河原の向こうへ消えた。残念、また帰りにチャレンジしよう。
その河原の草むらの中には
カワラヒワが飛び交っているんだが、
むー。これも出てこない。肉眼では観えてるんだが。
おーあれに見える鳥影は…もしや。
ツグミだよね。今シーズン初。
いらっしゃい。
そうだよね。明日からもう暦の上では冬だもんね。
ヤブランの実も黒光りしてるし。
ノイバラの実は赤いし。
蜘蛛の巣と枯葉の共作オブジェもあるしね。
あー。この近くに狸の巣があるのかな。
だんだん草も枯れて、色んな物が見えてくるね。
後ちょっとで小鳥も撮りやすくなる。
アカタテハがじっと体を温めていた。
冬越しの場所を探さないとね。
扠とジョウビタキのいた薮に戻って耳を澄ませたら…
あらッさっきと反対の木立の中を飛び回ってる。
よしよし撮れた。今季初のジョビ雄君だ。
嬉しい。
で、ふと横を見たらカメムシが居った。クサギカメムシ。
ここの枯野には夢ではなく鶺鴒が駆け回っていた。
ハクセキレイね。
そうして落葉にすっかり紛れて同化してるキセキレイ。
大したもんだね。
そろそろ冬にも、いらっしゃい。だね。