セミナーや講演で、お母様方に聞きます。
「子供に時間を教えたことがありますか?」
「時計で、何時か」という時計の文字版の読み方を教えて、それで「時間」を教えたつもりになっていませんか?
もし、そうだとすると、時間について何も知らずに、時計が時間なのだといつの間にか、思い込んでしまっているのかもしれません。
時計のない時代には、時間はなかったのでしょうか?
朝日も見ないで、一日が始まり、時間に追われるまま、あっという間に一日が終わる。いつも時間に追われていると感じるのは、機械仕掛けの人工的な時間の中で生活しているからだと思いませんか?
時計は平面の世界、つまり二次元です。円を121分割して、30度ごとに1時間で12時間。その平面幾何学の二次元の世界に「時間」を閉じ込めてしまったのが、今の時計です。
人工的な「時計の魔法」にかかってしまった現代人は、自然のリズムを忘れてしまって、自分が存在する宇宙とのつながりを断って、時計という平面の中に閉じ込められているのです。
大切な人と会っているときに、何度も、時計を見ていませんか?
あなたにとって、目の前にいる人よりずっと大切なものが、そこには描かれているのでしょうか?
まるで、神様がそこに居るかのように、一日に何十回、腕にはめた時計の文字盤を見つめているのでしょうか?
そんな機械時計の魔法から、解き放たれませんか?腕時計をはずしてみませんか?
「時計」が、わからなくなった社会に生きている、ということを感じてみてください。
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