プロオーディオ機器は信頼性の高い業務用の音響機器です!
信頼性というのは、壊れにくいということだけではなく、品質が安定していてアタリハズレがなく、また、安全で事故が起こりにくいように設計されていて、故障した時の修理も考慮された設計で、そのサービス体制もメーカー側が整えています。生産完了宣言後も6~8年間、基本性能を維持させれる特殊な部品を保有しています。 そして、誰でも使い易い仕様とスペック表示がされています。
メーカーと工場は違います!
メーカーは社会的責任を有します。そのため、ブランドを付けて宣言します。一方、工場はいわゆるファクトリーであり、製品を組み立てを行います。メーカーは、製品企画に合った工場をセレクトして、製造をファクトリーに依頼します。ファクトリーは、メーカーの依頼の仕様・品質に従って製造し、メーカーに納めます。ファクトリーはメーカーに対しての責任はありますが、製品故障の社会的責任はありません。その責任は、メーカー(=ブランド)にあります。欧米では、メーカーとファクトリーは別であることは当たり前のように認識されていますが、日本では、メーカーが自社工場を持つ場合が多い為、メーカー=ファクトリーという間違った概念が定着しています。税務署での区分けが変わらないことが世界に遅れを取っている気もします(自分で作っていない場合は商社扱いですから)。
ちなみに、ベスタクスは、日本では珍しい工場を持たないメーカーでした。
長い前置き↑
世界のメーカーはアジアのファクトリーで大量製造することが多く、それが続くと、そのファクトリーは自社ブランドを作って自分たちも商売出来るんじゃないかと勘違いすることがよくあります。
実は、メーカーは本当のノウハウはファクトリーには教えません。
ファクトリーはそこを勘違いするわけです!
私が会社員だったころ、そういう勘違いしたファクトリーメーカー機器を扱い、大変迷惑を被ったブランドがあります。
ALTO というブランドです!
プロオーディオっぽく見えるのですが、中身は安価なコンシューマー用機器。 クラブのDJモニター用スピーカーとして宇田川町のクラブや六本木のクラブに導入したり、イベント用ミニモバイルPAセットとして公共施設に導入したり、ミニステージのコロガシモニターを導入したり、飲食店のBGM用のコンパクトなアンプだったり、、、、販売後、ことごとく、故障!
その故障率は、99.9パーセント!
山口の某有名レンタル社にヤマハの代わりのパワードスピーカーとして200個ぐらいALTOを入れ替え導入させてもらいましたが、その時、出荷前の全数検査で設計ミスを発見し、定数抵抗を数か所交換作業を社員10名で徹夜で行いました。その時点で99.9パーセント不良品。。。納入後も次々故障発生。ご迷惑をお掛けしました。
ALTOのデジタルアンプがコンパクトだったので、VESTAXではそれを回路に組み込んで、VDA-1000というデジタルアンプ(49800円)を発売しましたが、店舗用として営業しまくりました。しかし、99.9パーセント、1年以内に故障発生。アムクロンの49800のアンプに交換し、赤字でした。発熱が原因で、ファンをつけても効果無し。
要するに、ALTOブランド製品は、業務用に見える安価なコンシューマー機器だったのです。 見極めが甘かった自分たちが悪かったと反省。。。。
結論)
ALTOというブランドを業務用として導入する際は、安価なコンシューマー機器でることを十分理解したうえで、自己責任で購入することが大切です。
安価なコンシューマー用としては、よくできていると思いますョ。音はあまりよくないし、故障しやすい使い捨て商品ですが。。。
プロオーディオ業界の人は決して選ばないと思います。
