THE POLICE大好き!!音楽性はもちろんなんだけど、彼等のバイブスにどうしてもシンパシーを感じてしまう。
雑誌インタビューなんかで「好きなアーティストは?」と問われた際、超雑食な私は選びきれずにいつも困ってしまうのですが、悩みまくった末にTHE POLICEを代表として挙げる事が多々あります。
何故かというと、私の好きな音楽の「様々な息づかい」がふんだんに彼等の楽曲に盛り込まれているからです。だから代表。
数多の音楽的要素を柔軟に取り入れ、でもどの作品も実に「THE POLICE」らしい。音楽的観点だけではなく、もっと人間の感覚的な部分を含めた色んなものが作品の中でクロスオーバーしてる様に思えるんですよね。
そういったところにシンパシーを感じるし、たぶん私達SOUNDWITCHのスタイルは彼等の系譜上にもある様な気がします。
SOUNDWITCHはメンバーそれぞれ色んな音楽を聴いて育ってきました。しかも各々が雑食児だったもんで、その種類たるやかなり多岐に渡ります。
ひとつの音楽ジャンルの元に集まってその音楽性を極めていくスタイルというよりは、皆のバックボーンを持ち寄って、今このメンバーにしか作れない最高な音楽を奏でようというスタイルです。もちろんそこには時代背景やカルチャー等、自分達を取り巻く様々なものが自然と反映されます。
その辺はSOUNDWITCHの音楽を聴いてくれている貴方がよくご存知だとは思いますが…
作品によって音楽性、質感、テンション等が様々です。
しかしそのどれもが実にSOUNDWITCHらしいと自負しております。
「SOUNDWITCHでこの種の音楽をやるのは似合わない」という固定概念を全員持ち合わせておりませんので、やりたい事があれば「SOUNDWITCHでやるにあたってどの様に料理すれば一番カッコよく似合うのか」という消化行為から全てがスタートするからだと思います。
工程としては、
1.)インスパイアを受ける
外部からの刺激により「カッコイイ」「凄い」「ヤバイ」などのフィーリング・感覚的な無形物を自分達の音楽に反映したい欲求が高まる。
2.)論理的に整理する(曲作り)
1.)で感じた感覚とは結局のところ何ぞやと分析する。そしてそれをSOUNDWITCHの音楽として昇華するにはどうすれば良いのか解析を進め、実際に音に置き換えて組み合わせていく。
3.)やってみるpart.1(編曲)
実際に作ったものを演奏してみる。この作業中にメンバー同士による刺激で更なる発見が生まれ、アレンジにアレンジが重なり最終形態に到達する。この際、イメージを再現する為のテンション感もめちゃくちゃ考える。
4.)やってみるpart.2(レコーディング)
それまでの過程で論理的に構築してきたイメージをガーーーッッと全て放出する。
5.)やってみるpart.3最終章(LIVE)
ガーーーーーーーッッッ!!!!
もっと簡単に言うと
感覚→論理→超感覚
だいたいいつもこんな順番です(笑)
だから聴く人によってSOUNDWITCH像の捉え方が様々だと思うんですよね。
しかし先程の全工程が作品やLIVEに全て反映される訳ですから、どの部分が一番大きく切り取られてぶっ刺さるかはリスナー次第とは言え、どの要素も入ってる事は少なからず届いてるはず。
私はこの事を「多面性」という言葉でよく表現しますけど、他に言葉が見つからないだけで実はそんな仰々しいものではなく、ただシンプルにこれが自分達の音楽の自然な在り方なのです。
で、THE POLICEもたぶん…いや絶対こんな感じで音楽やってると思うんですよねーー!
めちゃくちゃ烏滸がましいとは思うんですけど、このシンパシーの感じ方は絶対そんな気がしてならんのですよ!
自分達がカッコいいと思う音楽やメンバー各々のルーツを柔軟に取り入れ、THE POLICEとしてそれらを論理的に消化・構築し、THE POLICEとしてリアルなテンションで放出する。
THE POLICE像について、「ロジカル」「テクニカル」「プログレッシブ」「ストレート」「衝動的」こんなイメージを同時に持つって事は、音楽を作ってリスナーに届ける工程の中で、これら全ての要素をリアルに網羅してるからだと思うんです。
何層にも折り重なった複雑構造を携えて、それらが結果的に物凄くストレートに届いてくる。とにかく一筋縄ではいかない!彼等の作品はいつ聴いてもワクワクします。
そんな訳で、私が勝手にシンパシーを感じてるTHE POLICE。その中でも大好きな「Synchronicity I」を今回カバーしました。
楽曲アレンジに関しては、先程申し上げたTHE POLICEのイメージを全て入れ込みたかったのです。とても理路整然としてる様と、ハイテンションで衝動的な様。自己分析にも繋がる重要な抽出作業に思えましてね。
そこで参考になったのが「Synchronicity I」のLIVE映像でした。
今回カバー作品を制作するにあたって、どうせならより深く掘り下げて完全に自分達の中に消化したいという思いから、我々は各アーティストの作品を片っ端から聴きまくったり観まくったりしたんです。
その中でTHE POLICEのLIVE映像と出会いました。
もう素晴らしいのなんのって!!
これだ!我々がカバーしたいTHE POLICEを象徴するのはこのテンション感だ!と全員ピンッときまして、各パートがその映像にインスパイアされた音を重ねていきました。
その後の工程は普段の曲作りと全く同じです。各々が出してきたアレンジに再度インスパイアされ、再構築を繰り返して最終形態を作り上げる。共有したイメージをレコーディングにて完全放出する。といった感じです。
歌に関して、男性ボーカルをカバーしたにも関わらず実は原曲と同じキーなのです。
色々試してみた結果、結局このキーが一番しっくりきました。
「Synchronicity I」は複雑さがループする事によってシンプルになっていくようにも捉えられるし、逆にシンプルさが交差する事によって複雑になっていく様にも捉えられる不思議な楽曲。
分析していくと、離れ離れの事象達がとある地点である規則性をもって一瞬交差するという事実が見えてきます。
それは偶然か必然か…まさに「シンクロニシティ」を音で体現している凄い作品なのです。
メロディはシンプルですが、リズムに対する配置が憎い!絶妙なポジションでシンクロニシティを表現しています。
歌詞もシンプルで散文的ですが、単語ひとつひとつの意味は哲学的です。ただこれらを全部組み合わせると非常に分かりやすくリスナーに意図が伝わる仕組みになっています。
この手法は本当に勉強になりました。
ワクワクと謎解きをしている気分でしたが「Synchronicity I」というパズルを全部バラバラにして再度組み立てる作業の中で、私の目からはいったい何枚の鱗が落ちたでしょうか。
物凄くSOUNDWITCHらしい工程を経て、物凄くSOUNDWITCHらしいカバー作品に仕上がったと思います。是非ご賞味あれ!
ではまた明日!
DAISY CHAINSAWの「Love Your Money」解説をお楽しみに。
SOUNDWITCH - THE DIVINE COMEDY CROSSFADE SAMPLE
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Miss Murder (AFI)編
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一輪の花 (HIGH and MIGHTY COLOR)編
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Trouble (SAMPOO)編
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『THE DIVINE COMEDY』
PHYSICAL ONLY OUT NOW
¥1,800+tax
MISS MURDER (AFI)
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SYNCHRONICITY (THE POLICE)
BODY TO BODY (SOFT BALLET)
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購入特典 (数量限定)
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タワーレコード/WHITE SHAMAN (SOFT BALLET) LOVE YOUR MONEY (DASIY CHAINSAW)
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