好きなマイクについて。
まずは...
- SM58-LCE
SHURE SM58。
いまさら語ることもないが、それでも外せない。
これこそ、マイクロフォン界のビートルズ(謎。
なぜ好きか?どこにでもあるから?いや違う。
「好き」というより、「使える」という表現が適切かもしれない。
マイクの違いを判断する要素は3つある。
●感度
●音色
●指向性
※音色は周波数特性に相当する。指向性は実は音色にも大いに関係している。
教科書的な感じがするが、あくまで経験による感覚である。
この中で最も重要なのが、感度。
感度は
①対象とするパート(ボーカルとかギターとか)の音をどれだけ大きく拾ってくれるか
②どれだけ周囲の音が回り込んでくるか
である。①は大きく、②は小さく、が理想。
SM58はボーカルマイクとして、この2つのバランスが非常に優れている。
SM58より感度が高いマイクは沢山あるが、一般的に高域にピークがあり硬い音になる。そしてハウりやすい。
また低域が豊かになっていたとしても、ボーカルマイクとしてはSM58以上に必要はなことは少ない。
よりクリアな音色のマイクは数あれど
人間の聴覚の反応にもミキサーへのレスポンスにもマッチしている点もSM58は素晴らしい。
各メーカーの音響機器が多かれ少なかれSM58を基準に設計されている所以である。
したがって、「SM58よりも○○のマイクの方が抜けがイイな」という場合は
そのハコの音はクセがある、と判断する指標にもなる。
ついでにSM57との比較についても書いておこう。
SM57と何が違うか?
手っ取り早く違いを知るには、ラジカセやコンポの左右のスピーカーに各々SM57と58を立てて録音して実際に聞いてみるのがよい。(LRで音は違うなど、無視できるくらいニュアンスの違いが分かる)
だが実際のPAではこれはあまり問題でない。
重要な点はSM57より、高域と低域に伸びがある点。
生のアコースティックギターには艶を加えてくれる。
SM57は中域に音が集まる傾向があるため、力強いストロークにはSM57,やさしく弾くアルペジオにはSM58というのが大雑把なイメージ。
カホンのような低域の収音にも差が出る。SM58はうまく低域をひろう。
SM57は低音系の音に弱く、すぐに飽和・歪み感が強くなる。
シンバル系など高音にもSM58がよい。
以上を踏まえた上で、見た目も考慮するべきである。
ビジュアルは音の良し悪しにおいて非常に大切な要素である(笑。
(なら、SM57が良いんじゃね?)
〈余談〉===================
ミシェル・ガンエレファントのドラムのシンバルにはSM58が使われていて、数年前に一時期ライブハウスでもドラムのTopマイクにSM58を使うのが流行った。
- 太陽をつかんでしまった(初回)
- ミッシェルのライブ映像ならどれでもTopマイクのSM58は確認できるが、この初回盤にはDVDが付いていて、ライブパフォーマンスが秀逸。
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SM58は、どこにでもあるからメジャーなのではない。
素晴らしいマイクだからこそ、結果的に広く普及し、新しいマイクロフォンが数々登場してきてもその地位を譲らないのだ。
PAシステムを根底から変えるブレークスルー(レコードがCDに変わるような)があれば、SM58のポジションは変わるかもしれないが。
追記
なんだかんだいって、SM58が最もハマるのはフル-トだと思う。