ステージ中音が外音をつくり


中音と外音がGrooveをつくり


そのGrooveにオーディエンスは反応し


その反応を感じてプレーヤーは演奏する




上記後半は当たり前のことだが。。



昨年立ち上げたライブハウスで、ここ最近

気温(気圧)が下がっているため

ハコ鳴りがかなり変化している。

いやなピークが出ている。


ライブハウス立ち上げ初期段階の

ハコ鳴りが定まりきらない時期には

ありがちなことだが。


PA機材をいじっくっても全く改善されなくて

一瞬アセったが、ひとつ原因が分かった。

(ここでは、あえていわない)


ここで書きたいのは、そのことではなく

もうひとつのこと・・・


これまでメインのボーカルマイクに使ってきたSM58を

とうとう、BETA58Aに変えた。

(私物を紛失したために、ずっと使えなかったのが理由だが。。)


以前のブログで

「SM58でしっかり鳴ってこそ、フラットなハコ」

みたいなことを書いたが、現時点では妥協した格好である。



結果


すべて変わった。

良い方向に。


数日間、とにかくイマイチなサウンドで、かなりナーバスになっていたが


BETA58Aに変えた日のライブイベントでは

「中音、外音ともにタイトでクリアだった」

とのコメントを出演者からいただいた。



BETA58Aとかマイクを変える理由は音質を変えたいからではない。


そんな事はどうでもいい。



今回のケースは


・中音、外音 全体のサウンドが「ボワボワ」していた

・ミュージシャンが晴れ晴れしていない(なんとなくやりにくそう。。)


これをBETA58Aで解消した。




当日は歌モノのイベントで

バンド2組とドラムの変わりにカホンのグループ2組だったが

リハーサルでどのバンドのボーカリストも

モニターに一度も要望を出さなかったのが非常に興味深い。


(それまでは、結構ボーカリスト言ってきていた)


ミュージシャンが「聞こえない」言うとき

それは音量でないということを

つくづく、あらためて感じさせられた



ボーカリストが聞く音が変わるだけでなく

ステージ上のバイブレーションが変わる。

ボーカリスト以上にバックのミュージシャンが演奏しやすくなったということ。






まとめ


マイクを変える

中音が変わる

外音が変わる

∴ハコ鳴りの制御


マイク1本変えるだけで

オペレートで制御できるレベルが変わった感じ




BETA58Aは高域のキャラクター以上に

低域のタイトさ(スピード感)に注目したいマイクである。