あらゆる細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を使って、マウスの体内で人間の肝臓を作ることに、横浜市立大学などのグループが成功した。
大きさは5ミリ・メートル程度だが、人の肝臓と同じ働きが確認された。iPS細胞から人の臓器ができたのは初めて。衰えた体の機能を細胞から作った人工臓器で補う再生医療や、医薬品開発の進展につながる成果だ。横浜市で開かれる日本再生医療学会で、14日に発表する。
人のiPS細胞から肝細胞を作る技術はこれまでにもあったが、複雑な立体構造を持つ臓器にすることが難しく、肝臓 の働きは再現できなかった。
同大の谷口英樹教授と武部貴則助手らは、人のiPS細胞を、肝細胞に変わる一歩手前の
(2012年6月8日03時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120607-OYT1T01384.htm
また、膵臓も東大で作製できたとのニュースもありました。
今日、パシフィコ横浜で再生医学研究の最前線というシンポジウムが開かれます。
インターネットでライブ中継がされるそうなので、興味のあるかたは是非ご覧ください。
中継はiPS Trend で見られます。