この数日、これから数日も、ヘビーな手術が押しています。
今日も、パテラの手術や大腿骨部の軟部組織の腫瘍疑いの子、その他もろもろだったのですが、急に他院様から、ラブラドールの腹腔内出血の子が紹介されてきました。
脾臓に腫瘍があり、肝臓からの出血です。
輸血が予想されていたので、未来の子供の「すみれちゃん」に連絡をしたのですが、ラブラドール君の貧血のパーセントは24%でしたので、ギリギリ大丈夫と判断し手術を始めました。
しかし、お腹を開けてみると体重30kgなのですが、腹腔内には吸引しただけで1、5Lの血液が溜まっていました。
出血が始まったばかりで、貧血のパーセントがまだ下がっていなかっただけだったのです。
脾臓と、出血している肝臓の一部を摘出し、すぐに「すみれちゃん」に連絡をしきてもらいました。
すみれちゃんは51kgで、兄弟に比べスレンダーです。とても優しい顔をして、とてもとてもいい子です。すみれちゃんのおかげで、また一つに命が救われました。
ありがとうございました!ぺこり!