猫の肝嚢胞 | 草村動物病院 「動物の診察室から」

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新潟市の草村動物病院のブログです。
高度獣医療のこと、日々の診療で思うこと、動物たちのことなど書いていきます。

 昨日は、東京の大学の先生が来て、猫ちゃんの肝嚢胞の手術が行われました。

 猫ちゃんの名前は「そらちゃん」1年半前から腹水が溜まってくる病気で、肝臓に嚢胞ができているのでした。

 繰り返し腹水を抜いていたそうですが、手術ができるのならと診察に連れてこられました。

 CT検査では、巨大な嚢胞が肝臓いっぱいに張り付いています。

 肝臓を摘出する可能性もあり、かなり難しい手術です。

 昨日来ていただいた先生は、軟部外科では日本でトップクラスの先生です。

 とても難しい症例は、無理を言ってお願いしてきていただきます。

 昨日は、予約の入っていた手術は全部キャンセルしていただき、先生の手術だけでした。

 さすがに上手で、サクサクと終了でした。

 手術が上手な先生は、簡単そうにやってしまいます。さすがでした。

 私の病院の獣医師も勉強することができました。













普段は、手術台2台並べているのですが、大学の先生がおいでになるときは、真ん中に一つにしたセッティングです。














今日のそらちゃんです。