いつもの忙しい時間が過ぎていきます。
ロンちゃんに、たくさんのお花をいただきました。
ありがとうございました。
今日は、軟部外科の先生が来て手術があります。
肺動脈狭窄のわんちゃんのカテーテル手術を、来月行うのですが、その前にバルーンカテーテルのサイズを決める必要があるので、そのための血管造影と、もう1件手術が予定されています。
多分午後の診察の時間にずれ込むので、午後は獣医師が少なくなります。
明日は、整形外科の先生が来て手術があるのですが、それも午後の診察時間にずれ込むことが予想されます。
8月10日に、関先生が退社し、黒津先生は育児休暇に入ります。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願いします。
昨日、グレートデンのロンちゃんが、天国へ行ったと連絡がありました。
この1ヶ月ほど、急に老化が始まり、おじいちゃんになってきて、そろそろ寿命かなと思っていました。
1週間前の血液検査では、特に異常がなかったのですが、昨日食欲がなく、不整脈が出ているので治療を始めたと連絡がありましたが、夜に息をひきりました。
ロンちゃんはグレートデンとしては、長生きで、その間たくさんの子たちの命を救ってくれました。
ロンちゃん、本当にありがとう。
朝のお世話は私の仕事なので、そろそろ寿命かなと、毎朝頭を撫ででタイへ出かけたのですが、私を悲しませないように、私がいない時に死んだのだと思います。
ロンちゃん、ご苦労様でした。虹の橋で待ってって下さいね。
ロンちゃん、いい子でした。
タイのバンコクにある、ソイドッグのクリニックに行ってきました。
Soi Dog Faundationはタイのプーケットにある犬・猫の保護施設で、獣医師30名くらい、スタッフ数200名、入院動物2000頭くらいの、大きな世説で、獣医療のレベルはとても高異施設です。
プーケットには、Stray dog(野良犬)がとても多く、その子たちを捕獲して、避妊去勢手術を行い、ワクチン接種をしてまた元のところに帰す活動をしています。
スタッフの人件費・施設の維持費はすべて寄付で成り立って、世界中から寄付が集まります。
その活動のおかげで、プーケットには狂犬病がなくなりました。
しかし、プーケット以外の都市は、まだ狂犬病があります。
Soi Dog Faundationは、プーケット以外の都市に、クリニックを作り、その地域のStray dog/catに、避妊手術、ワクチン接種を行っています。
今回行った、バンコクのクリニックは、1日に30頭以上の不妊手術を行います。
研修獣医師は、3ヶ月1日20頭くらいの不妊手術の指導を受け、指導医の許可が出ると、その次の段階に進めるそうです。
佐藤先生、岸先生とバンコクに来ているのですが、来年の1月頃に、佐藤先生と、廣橋先生に、プーケットの施設に行ってもらう予定です。
6月に入ると、毎週のように色々な学会が開かれます。
昨日から、佐藤先生と私は、「獣医神経病学会」で沖縄に来ています。
コロナで学会が3年開かれなく、昨年からどの学会も開催されています。やはり出席すると、新しい知識を吸収することができます。
佐藤先生は、とんぼ帰りで、下の朝に新潟につき多分そのまま出勤です。
11日から、大変申し訳ないのですが、種事情により平日の診察時間が夕方6時までになります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
8月10日で、関先生と黒津先生が退社となります。
関先生は、市内の動物病院を承継し、開業します。
黒津先生は、奥様の出産が近くなったので、産前産後は奥様についていたいとのことです。
あと2ヶ月ですが、二人の先生が担当している患者様は、他の獣医師に引き継ぎます。
よろしくお願いします。
沖縄は残念ながら梅雨の真っ最中で、天気は悪いです。
一昨日の夕方の、1頭の猫ちゃんが連れてこられました。
その子の名前は「タマちゃん」、2歳になる女の子です。
タマちゃんは、前の日の夜に交通事故で顎の骨を骨折したとのことでした。
触診では、顎関節の脱臼はなく、下顎結合部(下顎の左右が合わさっているところ)の骨折でしたが、下顎の皮膚が剥がれて骨が露出していました。
一晩点滴をして、昨日手術となりました。
この手術は、やり方さえ分かっていればうまく出来る手術です。
宮下先生は卒業2年目ですが、ご実家は上越で動物病院を開業していて、将来は戻ってその病院を承継する予定です。
下顎結合部の骨折は、よくある手術で、手術手順もしっかり教えたので、今後のの手術に遭遇しても大丈夫です。
手術前の「たまちゃん」、鼻の下の真ん中に白く見えるのは、左の下顎の先端の犬歯です。
手術が終わって、左右の下顎は元に戻りました。
手術前です。
手術後です。出来上がりは、スクリュー1本でシンプルなのですが、これを正確に元の位置に整復するのは、ちょっとしたコツがあります。宮下先生は、当直明けでしたが、手術に参加して手術方法を理解できたのでもう大丈夫です。
タマちゃんも、下顎の皮膚がうまくついてくれれば普通に生活できるようになります。
小型犬の前足、橈尺骨の骨折はよくある骨折ですが、先週は毎日のように4例の手術が続きました。
一昨日手術をした子は、5ヶ月齢、1.5kgのプードル君。
とても小さな子です。
手術前と手術後です。
昨日手術のプードルちゃんは、1歳ちょっとの子です。
手術前と手術後です。
どちらの手術も難易度は高い手術です。
1.5kgのわんちゃんは、小さくて若い年齢で難しそうですが、実は、3.4kgの1歳の子の方がずーと難しい手術です。
大きいわんちゃんは、橈骨の遠位端で折れていて、そして斜めに折れている内側は数ミリしか長さがありません。
その小さな骨の比較てく長い外側ギリギリにプレートを付けるのは、至難の業です。
この手術は、岸先生と一緒にやりました。岸先生は2年以内に長野で開業する予定です。
一般外科はもう十分上手になっていますので、あとは1つ1つ手術のやり方をマスターしていくだけです。
この手術ができるようになれば、どんな橈尺骨の骨折の手術も大丈夫です。
未来の子供の中で、唯一女の子の「スミレちゃん」、骨の腫瘍で闘病中でしたが、先日天国へ行きました。
女の子らしい、とても可愛い子でした。
虹の橋で待ってってくださいね。
スミレちゃんも、飼い主様も、ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。