私はこの街に32年、住み続けています。
30分もあれば都心に移動できる便利な街であり、
緑の多い閑静な場所。教育施設も整っており、
子育てをするには最適な場所でした。大好きな街です。
最近、線路の高架や道路の拡張に伴い、
駅の周辺の開発が急速に進み、古い建物が次々と取り壊され、
ビルが建ち、新しい町並みに変わろうとしています。
もうすぐ取り壊し予定の家に住みついてる外猫達。
猫達は、まだ環境の変化を感じてはいないのかな。
数年前、この場所には30匹以上の猫がいた。
近所の飲食店の人、すぐ近くの病院の若い看護士さん達が餌をやる。
帽子を深くかぶり、素早く、置き餌をして去っていくご夫人もいた。
仔猫が毎年、生まれ増え、置き餌と排泄物の悪臭で、
見るに耐えられない状態になっており、とても気になっていた場所です。
でも私が1人で全てを捕獲し、手術をすることは時間的にも
金銭的にも不可能と、諦めた場所なのです。
いつしか、この場所を避けて歩くようになっていました。
それから5年が経過。猫は10匹以下に減っていました。
ウワサでは、2人の猫ボラさんが全部の猫の手術を行ない、
餌ヤリを続けていたが、2年前に体調をくずしできなくなった。
そのお二人の代わり、1人の方が餌ヤリを続けていた。
私が区の公認の地域猫推進ボランティアになっている関係で、
最近、その餌ヤリさんから、救援のお願いがなされたのです。
昨年の暮れ、猫嫌いな方々に取り囲まれ、怒鳴られ、
警察官まで呼ばれて、「餌ヤリ禁止」を強要された。
それって、女性一人にとっては、暴力に近いことじゃないかな~
今では隠れての餌ヤリしかできない。
協力して欲しいとのことでした。
私に何ができるか。何をするべきか。できるのか。
猫のいる風景。
猫が街の片隅で、生きていることがいけませんか。
猫が日向ぼっこをする姿に癒されるのは、私だけですか。
猫が嫌いな人の気持ちも分からなくはないけど、
ほんの少しの優しさがあれば、外猫さんとの共存はできる。
私の大好きな街の人は、優しい人達であって欲しい。
そんな想いがだんだんと大きくなっています。
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さぁ~私もとうとう、餌ヤリ猫おばさんデビューとなるのか。
問題解決さえすれば、今の餌ヤリさんが継続して、
猫のお世話ができるかも。
問題解決をしても、あの場所に、工事が始まるのは時間の問題。
猫は分散してしまうかもしれない。
とりあえず猫の居る場所の地主さんに、餌ヤリの許可は得ました。
なんとこの前、公認猫ボラを開始するときに、
ご挨拶にいった町内会の関係者が地主さんだった。
快く、許可を頂けました。猫、嫌いな人ばかりではない。良かった~