こんばんは


私がアフロ·アメリカンの音楽たる

ソウル·ミュージックに関する記事を投稿した時


中でもとりわけ南部サザン·ソウルを投稿した際

男性シンガーには大名人!名人!

女性シンガーには名花!

プロデューサーには音楽職人!

などなどの尊称を冠していることは

御周知のことかと思っております。


またそれらの尊称を冠している場合に

取り上げて紹介しているシンガーたちは

一般的、通俗的な知名度や人気は高くなくとも

本当にサザン·ソウルを愛してやまない

マニアたちにとって人気が高く!

魂が惹かれ奪われる隠れた名人たちを

話題として紹介することを主旨としております。


何もオーティス·レディングだけが

偉大なるサザン·ソウル·シンガーではない!!

あまり批判いたしますと、

オーティス·フォロワーとして心酔していた

あの忌野清志郎氏が

あの世から訴えかけて来そうですので?!

この辺でやめておきましょう(笑)


私的にはそのオーティス·レディングは

サザン·ソウルのみならずソウル界全体、

いやアメリカン·ポップスの歴史に

その名を刻み遺した

偉大なるレジェンドの一人だとは

認識してはおりますけどもね・・・


余談はそれぐらいにいたしまして、


今回の記事タイトル

「魂を惹かれ奪われる大名人」

私的にこれこそは大名人といった三人の 

大名人たるシンガーたちの名唱から三曲を

紹介いたしてみたいと思います。


先ず一人目は、


Z·Z·ヒル 〈Nothing Can Change This Love〉

本名はアーツェル·ヒルという
テキサス出身の大名人たるシンガーして
名門マラコを始めとしたレーベルに
不朽の名唱の数々を遺し続け
南部サザン·ソウルの歴史にその名を刻み遺し
知らしめたことはマニアには御周知の通りです。

貼り付け曲はサム·クックのオリジナルですが、
聴く者たちの魂にダイレクトに訴えかける
思いをも感じて
その魂に惹かれ奪われる思いそのものです!

因みに名前の読み方は
ゼット·ゼット·ヒルではなく、
ジー·ジー(或いはズィー·ズィー)·ヒルと
読みます。

余談ですが、
テキサスのロック·バンドZ·Z·トップの
バンド名の由来はいくつか諸説がありますが、
故郷の大名人たるこのZ·Z·ヒルに対しての
リスペクトというのもわりと有名ですね。

次いで二人目は、

ジェイムス·カー
〈You've Got My Mind Messed Up〉

レコーディングの数は決して多くはありませんし
一般的なソウル·ファンには知名度も人気も
といったところではありますが・・・

このジェイムス·カーこそは!
南部サザン·ソウルを愛してやまないマニアには
たまらなく心惹かれ魂を奪われる続ける
大名人たる一人と言えましょう。

ミシシッピで生まれた後に聖地メンフィスに移り
同地の名門ゴールド·ワックスに於いて
レコーディングしたその歌声は貼り付け曲の
「ユーヴ·ガット·マイ·マインド·メスド·アップ」
を始めとして一切の駄作は無し!!

そのゴールド·ワックス倒産後は・・・
いくつかのレーベルに移籍したりしましたし、
来日ステージの失敗とか・・・
ゴールド·ワックス再興後に再び迎え入れられた
矢先の旅立ちは・・・
マニアにとっては残念な思いそのものでしたが、

この不遇の大名人の魂こそは
これからもずっとサザン·ソウル·マニアの魂と
共鳴し続けてゆくことでしょう。

締めくくりの大名人は、

O·V·ライト 〈Born All Over〉

本名はオーヴァートン·ヴァーティス·ライト、
南部テネシー州でその生ける魂を授かった
これぞまさしく大名人として
私が十代の半ばよりずっと!ずっと!
魂を惹かれ奪われ愛聴し続けている大名人ですし
私的には、
誰よりもかれよりもどの大名人たちよりも
O·V·ライトその人ですねー!!  
 
あくまでも私的には、
O·V·ライトを超える大名人は居ません!!

いつもであれば
メンフィスの名門ハイに於いて
至高の音楽職人たるウィリー·ミッチェルの
職人技が映え渡るプロデュースによる
名唱の数々を紹介いたしておりますが、

今回は
名門バックビートに於ける名盤の一つ
「ニッケル&ネイル」からの名唱の一つを
貼り付けさせていただきました。

う〜ん!
大名人の不朽の名唱には
アメリカ南部サザン·ソウルの伝統と重みを
たまらなく感じて!
魂が惹かれ奪われる思いそのものです♬

今回紹介させていただいた
Z·Z·ヒル、ジェイムス·カー、O·V·ライト、
そのいずれの大名人たちは
幼少時よりゴスペルで賛美し続けた
神のもとへと旅立って久しいですが・・・

その魂の名唱の数々は
今も尚!愛聴し続ける者たちの生ける魂と共に
共鳴し続けております。

それではこの辺りで失礼いたします。
いつもありがとうございます。