こんばんは


サザンソウルの名人たちの多くは、

世間一般的な知名度やコマーシャリズムなどよりは 己自身の魂の思いを歌う名人が比較的多いものです。


そのスタイルは地味と言えば地味で目立たない存在かも知れませんね。


しかしながら、そのスタイルを愛してやまないファンにとっては・・・


それがたまらない魅力でもあるわけです。


それでも中には「スター性」を持っている名人も何人かはおります。


そのようなサザンソウル(系)の数少ないスターの一人が、


今夜お話しするジョニー·テイラーと言えましょうか!


ジョニー·テイラー

アメリカ南部アーカンソーに生まれた
この名人も他の多くの名人と同じく、
幼い頃から教会の聖歌隊でゴスペルを歌い、

その後、

プロとしていくつかの有名ゴスペルグループで活躍の後にソウルシンガーに転身した経歴を持っております。

その名人ジョニーは純然たるサザンソウルのシンガーと言うよりは、

サザンソウルをルーツとしたソウル界のスターシンガーと言った方(ほう)がより適切と言えるかも知れませんね。

ブルージーなブルースナンバーも歌え、
アーシーなサザンソウルも歌え、
アーバンなニューソウルも歌え、

と様々なスタイルに対応出来る器用な名人と言えましょう♪

名人ジョニーには数々のヒット曲や名唱がありますが、今夜は例によって厳選した三曲を御紹介いたしましょう。


先ずは メンフィスの名門スタックスに於ける 

ファーストアルバム

「Wanted One Soul Singer」からブルージーな渋い魅力に満ちあふれたナンバー!


〈Little Bluebird〉

いやあ!もう!バーボンの友には最高に!
渋いナンバーですなあ・・・!

スタックスに於けるジョニーの代表作と言うと「Who's Making Love」ばかり注目される傾向がありますが・・・

私的には「Little Bluebird」ですなあ♪

次いでは、
ガラリと雰囲気を変えて!


〈Disco Lady〉

ジョニーがメジャーレーベル コロンビアに移籍後に放った最大のヒット曲として有名ですね。

1976年に発表のこの曲も当時はよく流れていた思い出があります。

この後にジョニーは新たなる境地を見出だしたかのようにポップでメロウなナンバーを次々と発表して名実共に確固たる地位を築いたような印象を深く感じます。

締めくくりは、

名人ジョニーの 
たぶんラストアルバム?でしょうか・・・?

「Groove Back」に収められたラストナンバー

〈Soul Heaven〉

歌の内容はジョニーがソウルヘヴンという会場で多くのスターたちのステージを目の当たりにした夢を観たというような内容です。

既に旅立っていった・・・ 
アメリカンポピュラー音楽の歴史に名を刻み遺した幾多の名人名花たちへの思いを綴ったかのような佳き曲ですね。

貼り付け映像中には、

ソウルミュージックの名人のみならず、

アメリカンポピュラー音楽を愛してやまない者たちの胸に魂に刻み込まれた名人名花たちが、
次々と登場いたしますが、

さてこの中に皆様の好きな名人名花たちは居られますか?

因みに私の思い違いなのでしょうか?

ジョニーより後に旅立っていった方(かた) が、
何人か居るように思うのですが・・・?

でもまあ そのような事はヤボと言うものかも知れませんね?(笑)

この曲の発表が1999年、

その翌年、

名人ジョニー·テイラーはテキサス州ダラスで
神のもとへと召されましたが・・・ 

ソウルミュージックに生きたこの名人の
魂の名唱の数々は・・・

愛してやまないファンの魂に生き続けてゆく事でしょう♪

それではこの辺りで失礼いたします。

いつもありがとうございます。