ボブ・マーリー映画2本公開~新作伝記映画と、1979年ライヴ・ドキュメンタリー映画 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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ボブ・マーリー映画2本公開~新作伝記映画と、1979年ライヴ・ドキュメンタリー映画

 

【Two Bob Marley Films Released In Japan】

 

 

2本。

 

レゲエのレジェンド、ボブ・マーリーの映画がほぼ同時に日本でロードショー公開される。先に公開されているのは、ライヴ/ドキュメンタリー映画『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』、また来週2024年5月17日(金)から公開されるのが、ボブの伝記映画『ボブ・マーリー ONE LOVE』だ。両作品を見たので簡単にご紹介。

 

1)

『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ』、

1980年製作/109分/PG12/西ドイツ・ジャマイカ合作

原題:Reggae Sunsplash

配給:アルバトロス・フィルム

劇場公開日:2024年2月9日

過去公開日:1994年8月1日(日本初公開)

ウェッブ

https://bob-marley-movie.com/

公開劇場情報 (2024年2月9日金曜から新宿シネマカリテなどで公開開始)

https://bob-marley-movie.com/theater/

徐々に上映が終了していますので、お近くで上映中の場合、お早めに。

 

予告編 (約2分)

https://www.youtube.com/watch?v=8kByRuDlhE8&t=1s

 

2大レゲエレジェンド連続ロードショー!

3/22「ボンゴマン ジミー・クリフ」

https://jimmy-cliff-movie.com/

 

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2)

ボブ・マーリー ONE LOVE 公式サイト

(2024年5月17日金曜ロードショー公開)

https://bobmarley-onelove.jp/

 

公開劇場

https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=cefsQm13

 

日本版予告編 (約2分14秒)

https://www.youtube.com/watch?v=RGDWGp18E7M&t=1s

 

海外版予告編 (約2分50秒)

https://www.youtube.com/watch?v=qmY0DbmZmPk&t=18s

 

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■ボブ・マーリーのソウル・サーチン

 

1は、1979年7月、ジャマイカで開催されたレゲエの大イヴェント第2回「レゲエ・サンスプラッシュ」のライヴの模様と、出演者のコメントなどをまとめたドキュメンタリー/ライヴ映画。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのほか、ピーター・トッシュ、バーニング・スピア、サード・ワールドなども登場する。ところどころ挟まれるインタヴューがなかなかおもしろい。ライヴ映像は迫力だ。そして、ボブ・マーリーはこの直前、1979年4月に唯一の来日を果たしている。そして、1981年5月11日に癌のために36歳という若さで死去する。ちなみにこの作品自体は1980年の作品で、日本でも1994年に公開されていたので、約30年ぶりのリヴァイヴァル上映ということになる。

 

一方2は、俳優がボブ・マーリーや周辺の登場人物を演じる劇場用伝記映画。これが丁寧にボブの36年の人生を振り返る。妻との出会い、結婚、そして、ボブの浮気などの私生活部分や、いくつかの楽曲の誕生秘話などが自然に描かれる。そして、癌であることが発覚してからはドキュメントタッチで、カウントダウンが進む。後半は間違いなく、ボブ・マーリーのソウル・サーチン・ストーリーだ。

 

この2本の映画を見て、まず一番に感じたことは、1979年の唯一の来日公演に行っておけばよかったなあ、ということ。痛切に感じた。その頃、僕はレゲエは流れてきても、自分から積極的に聴きには行ってなかった。ただ、当時はブラック・ミュージック関連のアルバムはほぼ全部入手していたので、ボブ・マーリーやピーター・トッシュなどのアルバムも、ブラック・ミュージックのひとつとして、輸入盤で普通に入手していたが、なかなかそれらがヘヴィー・ローテーションになることはなかった。

 

2000年代に入って、ブルーイ率いるインコグニートが毎年のように来日して、彼らのライヴの最後が必ずボブ・マーリーの「ワン・ラヴ」になっており、これがとても印象に残るようになった。それは曲調とそのメッセージゆえのことだ。ボブ・マーリーの「ワン・ラヴ」といえば、インコグニート/ブルーイの顔が思い浮かぶほどパブロフの犬状態になってしまっている。

 

ということで、『AOR/Soul To Soul』ではちょうど翌日からロードショー公開になるその映画を軸に、ボブ・マーリーの2本の映画について紹介することにした。

 

今週、『ボブ・マーリー ONE LOVE』の映画は、テレビでスポットが打たれており、レゲエ好きの人たちが劇場に殺到するかもしれない。

 

■次週(2024年5月16日)『AOR・ソウル・トゥ・ソウル』(JFN各局、東京・インターFM、午後8時から生放送)で

 

次回『AOR/Soul To Soul #121』のミニ特集でボブ・マーリーのこの2本の映画をまとめてご紹介します。カマシ・ワシントンの特集はその翌週にします。

 

■『AOR/Soul To Soul』FM番組の聴き方

 

木曜日20時からの『AOR/Soul To Soul』FM番組のJFNネット局は次の通り

 

インターFM

https://radiko.jp/#!/ts/INT/202405162000000

 

FM秋田

https://radiko.jp/#!/ts/AFM/202405162000000

 

19時台、20時台通し局 

 

FM秋田、福島、石川、長野、徳島、富山、福井、香川、高知、鹿児島、神戸、11局

 

20時台

 

インターFM、岡山、大分、宮崎、4局、計15局

 

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