〇ファンタスティック・ネグリート、アルバム、グラミー該当カテゴリーを変更 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

吉岡正晴のソウル・サーチン

ソウルを日々サーチンしている人のために~Daily since 2002

〇ファンタスティック・ネグリート、アルバム、グラミー該当カテゴリーを変更

 

【Fantastic Negrito’s Latest Album : Grammy Category Moved To Best Alternative Music Album】

 

 

(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

 

~~~~~

 

 

〇ファンタスティック・ネグリート、アルバム、グラミー該当カテゴリーを変更

 

【Fantastic Negrito’s Latest Album : Grammy Category Moved To Best Alternative Music Album】

 

チェンジ。

 

これまでリリース3作がすべてグラミー賞「ブルーズ部門」を受賞しているコンテンポラリー・ブルーズ・アーティスト、ファンタスティック・ネグリートが、今年超大作の新作『ホワイト・ジーザス・ブラック・プロブレム』をリリース、本ソウル・サーチン・ブログでも4作連続でグラミー賞受賞を予想しているが、なんと、今回はエントリー部門をブルーズ部門から「ベスト・オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」部門へ変更して、エントリーを申請した。

 

 

ファンタスティック・ネグリート本人はこのアルバムについて、「自分が白人のスコティッシュ(スコットランド人)の丁稚奉公人と、そこで雇われていた黒人奴隷からの7代目だなど想像だにしなかった。彼らはいかにして結ばれたのか、どんな風に生きてきたのか、こんなパンク・ロックな生き方はなかった」と述べている。

 

今回のジャンル変更は、おそらく、狭義のブルーズ部門より、より幅広いジャンルとみられる「オルタナティヴ・ロック」部門に焦点をあてたい、そういう人たちに聞いてもらいたいという思惑があるようだ。

 

このアルバムについては、ソウル・サーチン・ブログでは、最低でも8部門のノミネートが可能と見て、その部門を6月4日付ブログで展望しているが、さすがに「オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」は想像していなかった。

 

そのときの可能部門は次の通り。話題作であることはまちがいないが、その後も強力アルバムが多数リリースされており、競争はかなり激化しそうだ。

 

■グラミー最低でも8部門のノミネートか

 

このアルバムが来年のグラミーでどこにどれくらいノミネートされるか。ちょっと可能性がある部門を列記してみたい。

 

『アメリカン・ルーツ』の分野

 

「ベスト・アメリカン・ルーツ・パフォーマンス」

「ベスト・アメリカン・ルーツ・ソング」

「ベスト・アメリカーナ・アルバム」

「ベスト・トラディショナル・ブルーズ・アルバム」か「ベスト・コンテンポラリー・ブルーズ・アルバム」 (普通に考えれば後者)

 

『ミュージック・フォー・ヴィジュアル・メディア』の分野

 

「ベスト・スコア・サウンドトラック・フォー・ヴィジュアル・メディア」

「ベスト・ソング・リトゥン・フォー・ヴィジュアル・メディア」

 

『コンポ―ジング/アレンジング』の分野

 

「ベスト・アレンジメント、インストゥルメンタル・アンド・ヴォーカルズ」

 

『ミュージック・ビデオ/フィルム』の分野

 

「ベスト・ミュージック・ビデオ」

「ベスト・ミュージック・フィルム」

 

 

『一般分野』(主要4部門)

 

「レコード・オブ・ジ・イヤー」

「アルバム・オブ・ジ・イヤー」

「ソング・オブ・ジ・イヤー」

 

この主要4部門にノミネートされるとアルバムで演奏している主だったアーティストは、受賞資格を得るので、我らがマサコハマも完璧に「グラミー・ノミニー・アーティスト」になる。

 

『R&B』分野

 

「ベスト・トラディショナル・R&Bパフォーマンス」

「ベストR&Bソング」

「ベスト・プログレシヴR&Bアルバム」

あるいは

「ベストR&Bアルバム」

 

『カントリー』分野

 

「ベスト・カントリー・ソロ・パフォーマンス」(「ヴァージニア・ソイル」)

 

いちおうこれを数えると16部門になるが、最低でも8部門程度はノミネートされるのではないだろうか。たぶん、誰もこんな予想をする者はいないと思うが、今年の暮れまでにはノミネートがでる。

 

グラミーは音楽業界の「お祭り」だが、このアルバムの内容は、現在の「ブラック・ライヴズ・マター」など、差別や分断、資本主義などにもコメントしており、まさに時代を描いた作品でもある。その点で、少し早すぎるが、ファンタスティック・ネグリートにとってのマーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』のような作品ではないかと感じるようなっている。

 

~~~~~

 

■関連記事

 

いよいよ発売されたファンタスティック・ネグリートの『ホワイト・ジーザス・ブラック・プロブレムズ

2022年06月04日(土)

https://note.com/ebs/n/n1aad763a33bf

 

ファンタスティック・ネグリート アルバムと同時制作のフィルム、日本時間6月5日午前ユーチューブ

2022年06月05日(日)

https://note.com/ebs/n/n2d58194ef3ec

 

ファンタスティック・ネグリートが語る「フリー・ニグロ」~10月来日決定

2022年06月06日(月)

https://note.com/ebs/n/n93f598f0239e

 

 

 

 

~~~~

 

 

本記事は有料設定ですが、このnoteで最後まで無料で読めます。読後、お気に召せば「記事を購入する」、あるいは、「サポートをする」(金額は自由に設定可)なども可能です。クレジットカード払いか、携帯電話支払いがお選びいただけます。アカウントを作らなくても支払い可能。アカウントを作ると、次回以降手続きが簡略化できます。

 

ソウル・サーチン・ブログは2002年6月スタート、2002年10月6日から現在まで約20年毎日一日も休まず更新しています。ソウル関係の情報などを一日最低ひとつ提供しています。

 

これまで完全無給手弁当で運営してきましたが、昨今のコロナ禍などの状況も踏まえ、広くサポートを募集することにいたしました。

 

ブログの更新はこれまで通り、すべて無料でごらんいただけます。ただもし記事を読んでサポートしてもよいと思われましたら、次の方法でサポートしていただければ幸いです。ストリート・ライヴの「投げ銭」のようなものです。

 

オリジナルはソウル・サーチン・ブログ

ソウル・サーチン・ブログ・トップ

https://ameblo.jp/soulsearchin/

 

noteでの記事購入、サポートのほかに次の方法があります。

 

送金側には一切手数料はかかりません。金額は100円以上いくらでもかまいません。

 

1) ペイペイ(PayPay) 使用の方法

 

ペイペイアカウントをお持ちの方は、こちらのアカウントあてにお送りいただければ幸いです。送金先IDは、 whatsgoingon です。ホワッツ・ゴーイング・オンをワンワードにしたものです。こちらもサポートは匿名でも、ペンネーム、もちろんご本名などでも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。ペイペイでのお支払いの場合メッセージにお書き添えいただければ幸いです。

 

2) ペイパル (Paypal) 使用の方法

 

ペイパル・アカウントをお持ちの方は、ソウル・サーチンのペイパル・アカウントへサポート・寄付が送れます。送金先を、こちらのアドレス、 ebs@st.rim.or.jp にしていただければこちらに届きます。サポートは匿名でも、ペンネーム、もちろんご本名でも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。

 

3) ノート(note)のサポート機能

 

本ブログ、ノート(note)には少額のサポート・システムがついています。購読(100円から、記事量によって変動)、また、サポート(金額自由設定)もできます。Noteのサポート・ボタンなどをご利用ください。

 

4) サポートしたいが、ペイペイ、ペイパル、ノートなどでのサポートが難しい場合は、 ebs@st.rim.or.jp までご連絡ください。銀行振込口座をご案内いたします。(ちなみに当方三井住友銀行です。同行同士の場合、手数料がゼロか安くなります)

 

コロナ禍、みなさんとともに生き残りましょう。ソウル・サーチン・ブログへのサポート、ご理解をいただければ幸いです。

 

ソウル・サーチン・ブログ運営・吉岡正晴

 

本記事はnoteでも読めます

Noteトップ

https://note.com/ebs

 

ANNOUNCEMENT>Support