〇「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」パート4 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート4(全4パート) 

 

【Haruofone Fighting on Soul Searchin Lounge (Part 4 of 4 Parts)】

 

(本文は有料設定ですが、最後まで無料で読めます。読後サポートしてもよいと思われましたら、投げ銭感覚でサポートをよろしくお願いします。では、お楽しみください。本作・本文は約8000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、16分から8分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと27分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。)

 

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〇「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート4(全4パート) 

 

【Haruofone Fighting on Soul Searchin Lounge (Part 4 of 4 Parts)】

 

ラウンジ。

 

2021年4月21日、9か月ぶりに行われた「ソウル・サーチン・ラウンジ」、ゲストの近田春夫さんのトークは抜群におもしろかった。そこで、ほぼ全てを起こして、4回にわたって紹介する。今日は、パート4。

 

パート1からパート3はこちらからごらんください

 

パート1

延期につぐ延期で行われた「ソウル・サーチン・ラウンジ」で近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート1(全4パート)

2021/05/19

https://note.com/ebs/n/n374a3cbdc143

 

パート2

「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート2(全4パート)

2021/05/20

https://note.com/ebs/n/nefa2365e48ed

 

パート3

「ソウル・サーチン・ラウンジ#53F」近田春夫さん吠える ~「吼えろ! ハルヲフォン」(文字起こし)~ パート3(全4パート)

 

 

 

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11。料理も音楽も下ごしらえが重要~達成感より上達感

 

 

吉岡 「近田さん、料理はするんですか?」

 

近田 「僕、料理は得意ですよ」

 

吉岡 「ええっ、それ、この本の中にでてこないですよね」

 

近田 「だってロックっぽくないじゃん。(笑)(観客爆笑) 俺、はっきりいって、ぬか床も作ってるから。佃煮(つくだに)も作ってますよ。最近、意外とはまってるのが、豚の皮を近所のスーパーで買ってきて、それを圧力なべで煮込んで、それから油、手をぎとぎとにしながら落とすんだけどね。俺ね、そういう下ごしらえとか手間のかかるものが好きなんだよ。それはすべてそう。音楽作るときも。私は、下ごしらえってセックスで言うと、前戯だと思うんですよ。(笑) そこは丁寧にすることは重要だろうと思うんだよね。いいこと言うでしょう。(笑) 音楽もそう。(完成した音楽で)表面的に出るものは、こんなもん(といって指で1‐2センチの幅を広げる)だけど、そこに至るまでにいろんなことがあるでしょう。北京ダックって皮しか食べないでしょう。あれですよ。それってぜいたくでしょう。その下には見えないものがたくさんあるってことですよ。見えてるのは、本当に氷山の一角。料理も音楽も一緒。僕はそう思ってますよ。見えないところの蓄積っていうのが、氷山の一角になっていく。

 

料理に凝りだしたのは、3-4年くらい前かな。母親がちょっと倒れて、しばらく一緒に住んで、塩分少なめの料理を作るようになった。そこからなんとか上達してやるぞ、って思って、いろいろやるようになった。それで気づいたことは、料理で一番大切なことは、歯ごたえだということがわかった。歯ごたえっていうのは、ある一定以上火を通すと、取り返しがつかないんですよ。なにより歯ごたえがよくないとおいしくない。それから野菜でいうと、青臭いとおいしくないんですよ。青臭くしないのと、歯ごたえよくするのって、ものすごく紙一重なんですよ。そういう二律背反するものが料理というものにいっぱい存在するってことに気づくようになってから、料理がおもしろくなった。ま、めんどくさくなって母親を施設にいれちゃったんだけど、いや、元気ですけど。101歳なんですけど、最近の写真お見せしましょうか。(といってスマホから写真を見せる)

 

1920年生まれ、大正9年生まれです。

 

でも、料理本とかは買わない。味付けってだいたい想像つくじゃない。あと、気づいたんだけど、自分で作った料理はどんなにまずくてもおいしい。愛着があるからさ。(笑)」

 

吉岡 「料理を作る上で学んだことが音楽を作る上で、反映したこと役に立ったこととかあるんですか?」

 

近田 「なんでもひとつのことを半年くらいやると、上達するじゃない。俺ね、世の中、みんな『達成感』って言うけれども、俺は『上達感』が好きなのよ。半年前より、今の方が上達してるな、っていうのを確認するのが好きなのよ。料理も何度もやってると段取りがよくなって上手になっていくの。そこが嬉しい。音楽も一緒。昔すごい苦労してやったことが、いま、これくらいですぐにできるようになってる。昔何日もかかってやってきたことが、今や、ちゃちゃちゃって感じですぐにできて、あ、これでいいんだ、ってなる。それは積み重ねがあるからできるわけで、料理を作ってるときに、精進してると上達してくるんだなあ、と思った」

 

 

12 曲作りはスマホ、人間AIとどんどん曲ができる

 

 

吉岡 「近田さんは、曲作りはパソコンですよね」

 

近田 「今は、パソコンっていうか、これだよ(といってアイホンを指さす) これで全部できちゃうよ。しかも、パソコンでDTMでも作れるんだけど、最近気づいたのは、アカペラでだめな曲はダメだろう、ってこと。だから曲を頼まれると、最近はアカペラで歌って、出す。それをディレクターなりが、こうだろうって想像してバックトラック作ってね」

 

吉岡 「じゃあ、近田さんは、なにか新曲作るときにアカペラで歌って、それを誰かがバックトラック作って完成みたいな感じなんですか?」

 

近田 「それだけだよ。(笑) でも、そこに行くまでが大変なわけよ。それと、それを受け止めてくれるスタッフがいるわけだけどね。僕のそういう部分に対して理解があるから。だって、俺作ろうと思えば自分で作れるから。

 

AIってあるじゃない。俺、人間AIっていうAIなんだよ。マニピュレーターでDJのOMBとLUNASUN(ルナサン)っていうユニットやってるんだけど、彼に『ここ、こういう感じにしといてよ』っていうと、そういうふうにしてくれる。『ここ、いい感じにしといてよ』って言って、それをAIとして汲んでくれるからいいわけよ。で、できてきて、『ちょっと違うなあ』とか言って。(最近は)それでずっとやってんのよ。だって、俺が実際はできるのを知ってるから、向こうは若いから修行よ。40代だけど、もう20何年つきあってるんだけど。俺も今話してて、すごいなと思った。(笑) でも、これ嘘じゃないから。

 

逆に向こうからも来るのよ。AIの人はDJだからなんでも音源をサンプリングで使うんですよ。そうすると、市販のサンプリング音源ってあるじゃない。それにないものを欲しがるんだ。で、俺がちょちょっと弾いてみると、『おおっ、それいいですね』って言って、それを使うわけ。生サンプリング。売ってないから。だから、お互いそれで『ウィン・ウィン』の関係になってるんだよ。(笑)

 

だからこの関係でやってるから、OMBとは毎週1曲できてるよ。80何曲あるよ。ぜんぜんいつでも出せるよ。アルバムにして買ってくれればうれしいけど、いま、なかなかCD売れないじゃない」

 

Organ Heaven

LUNASUN

時間 : 1 時間 13 分

レーベル : ビクターエンタテインメント

https://amzn.to/3xZqHKp

 

(ジャケ写)

 

吉岡 「こんどプリンスが7月に未発表音源のアルバム出すんですが、あそこのペイズリー・パークのスタジオには8000曲くらいの未発表音源があるらしいんですよ。22世紀まで毎年アルバム出せるとか」

 

近田 「あ、俺、それわかるわ。(笑) でも、プリンスは嫌いなんだよ。JBは好き。マイケル・ジャクソンは普通。マイケルは意外と普通の人ですよ。『ディス・イズ・イット』見て思った。あの人、普通の人だなって」

 

ここで、近田春夫さん、インスト音源、未発表曲をアイホンから出して、ちょっと流す。

 

近田 「どっちかっていうと、トロピカル・ハウス」

 

吉岡 「ドクター・バザール・オリジナル・サヴァンナ・バンドみたい?」

 

近田 「いやちょっと違う。それ昔すぎる。もっと今風で、トロピカーナっぽいの」

 

 

13. 質疑応答

 

 

吉岡 「どんどんとりとめもなく、お話をしてきましたが、けっこう時間がもういっぱいになってきて、最後にお客さんから質問あれば、受けようかと思います」

 

近田 「質問、なんでも、どうぞ。タブーはありませんけど、覚えてないことあるかもしれません」

 

何人か手があがった。

 

真鍋さんの質問 「ハコバンって体育会系のようなものが多かったと聞きますが、そうだったのでしょうか。またバンドメンバーの中で、言われたことができないメンバーがいたら、体罰とか与えたのでしょうか」

 

近田 「僕は体育会系的な理不尽なことは絶対的に否定しますね。相手に対して言葉が足りない人が、手を出しちゃうんで、相手には言葉を尽くしてわかってもらうというのがバンマスの役目だと思います。自分は長くやってきた中で、そういう暴力的なことは一切したことはなかったんですが、いま、ハルヲフォンのメンバーと新曲2曲録音してるんですが、生まれて初めて、このあいだベースの  高木に『おめえ、このやろう、表でろ』って言っちゃいましたけど。いや、ほんとやろうと思ったんだけど、周りにとめられちゃったから手がだしてません。(笑) それが唯一です。

 

(バンドは)体育会系って言われますが、ほんと言ったら、そんなことないですよ。自分はGSの楽屋とか見てるし、いろんなバンドのこと見てるけど、そんなことないですよ。バンドに関して、メンバーを暴力的に支配した人って、ほんといなかったと思う。それだと続かないよ。みんな辞めちゃうよ。そこはイメージだけでそう思われてるかもしれませんが、自分がアマチュアの頃、GSの人たちの楽屋行ったり、見たりしてまずなかったと思うけど、唯一俺が昔、ヒカシューっていうバンドをプロデュースしているときに、Pモデルっていうバンドと対バンしたときに、Pモデルが気に入らなくて頭きたから、『おめえ、絶対ここでは仕事させられないようにするから』ってたんか切って脅かしたことはあったけど、今は反省してますけど。(笑)」 

 

吉岡 「ジェームス・ブラウンはバンドメンバーが間違えると、罰金を科してたんですが、近田さんはそういう罰金制度はやらなかったですか?」

 

近田 「そうそう、JBはそうだよね。でも、そうするとさあ、俺がけっこう払わなけりゃならなくなっちゃうからさ。(爆笑) だから罰金制は取らなかった(笑)」

 

上田さんの質問 「ジェームス・ブラウン、クール&ギャングなどファンク・ミュージックを近田さんが特徴づけて感じたのは、なんだったのでしょうか」

 

近田 「当時はそういうファンクっていう言葉はまだなかったと思うんですけど、自分が最初ロックではない、スタックスでもモータウンでもない、今までに聞いたことがないビート感を肌で感じたのは、高校生のときに渋谷の百軒店(ひゃっけんだな)に「樽小屋」っていう店があって、あんちゃんみたいのが踊ったりもするんだけど、そこに入った時に、ジェームス・ブラウンの『アイ・ガット・ザ・フィーリング』が流れてきて、これを聴いた時に『これはいったい何なんだろう』って思ったっていうのが最初。

 

James Brown - I Got The Feelin'

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=t5CAQU6KsMI

 

次は、スライ&ファミリー・ストーンの『エヴリデイ・ピープル』。これらは今までのロックにはない何か、腰にくる、みたいな感じがあった。たとえばね、スタックス系の音楽って分析するとブルーズなんだよ。ジェームス・ブラウンも後から解析してみると、ブルース的要素もあるんだけど、目的がブルーズじゃないんだよね。ジェームス・ブラウンはブルーズ、嫌いだって言ってたからね。それと、スライの『エヴリデイ・ピープル』、これ、ピアノが童謡みたいじゃん。こんな童謡なのに、のっちゃう。これの重要なところは、ヒッピー的なところというより、この(サウンドの)ミニマム感ですよ。ジャジャアン、ずっとこれなのよ。

 

Sly & The Family Stone - Everyday People

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=3JvkaUvB-ec

 

(Official Video)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=YUUhDoCx8zc

 

それで退屈しない。ファンクの本質は、ミニマムなのに刺激的ってとこだと思うんだよ。ワンコードなのに飽きない。『ゴー・ゴー』もいくらでもいける。ビヴラストーンはゴー・ゴーだもん。ゴー・ゴーってビートはシェイクと一緒ですよ。シェイクをゆっくりするとゴー・ゴーですよ。ワンコードで飽きない、そして踊れる、これがファンク。

 

ただね、俺はファンカデリックみたいのはダメだった。パーラメントも芝居がかってる。(笑) アースも芝居がかってるからダメ。コンセプチュアルな、なんか宇宙から来たとかそういうのがダメ(笑) それじゃユーコリンと一緒じゃん。だから、キッスとかもダメよ。もっとリアルなもんじゃないとやなんだよ。よりストリートなほうがいい。俺、けっこう一貫してるでしょう。一貫してないとダメだよ。クール&ギャングとかコモドアーズなんかは、宇宙からどうのなんて言わないじゃん。(そんなこと言うのは)バカじゃねーのって思うよ。(笑) 学業のない人達だと思うよ。(笑) ユウコリン星から来ました、っていうのと俯瞰してみたら、一緒でしょ。アース・ウインド&ファイアー=ユーコリンなんだ。宇宙から来たっていう人が芸能してるんだから、同じでしょう」

 

ここで、割って女性から質問が。「近藤さんは、江利チエミはお好きですか?」

 

近田 「ええっ? 特に好きでも嫌いでもないですね。それから、私、近田ですから…。名前、間違えないでね」(笑)

 

青木さんの質問。「プリンスがお嫌いとのことですが、芝居がかっているからでしょうか」

 

近田 「いや、プリンスが嫌いなのは、マイルス・デイヴィスが嫌いなのと同じで、ベースラインに魅力的な曲がない、上物の音だから。単純にそこです。プリンスの曲で、ベースラインがいい曲ってあります? ベースラインが印象に残る曲ってないと思うよ」

 

吉岡 「『ホエン・ダヴズ・クライ』って、ベースレスの曲なんですよねえ。近田さんにとって音楽で一番重要なものは、ベースなんですか? ドラムスは?」

 

近田 「ベースとキック(ドラムスの)、ハイハット。あと、テンポ。プリンスのキックの音はべちべちっていって、ダンス・ミュージックとしては最悪の音なんだよ。(笑) 逆にフィラデルフィア・ソウルのドラマー、アール・ヤングがいいわけよ。あのスッチースッチーっていうのアール・ヤングが作ったんだよ。あれこそだよ。あれはディスコだから、ディスコ・ビートはアール・ヤングが作ったんだよ。『ソウル・トレイン』のテーマが最初ですよ。あれ、初めて聴いた時、ほんとすごいなあと思ったんだよ。絵面は見れなかったですよね。だから、音聞いてどうやってるんだろうって考えたんだよ。想像して、これはおもしれーなって思って」

 

TSOP - MFSB

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=EU0NMcci2IY

 

吉岡 「ということはアール・ヤングのドラム聞いて、これは革命的だと思った?」

 

近田 「思った」

 

吉岡 「僕もそう思ったんですよ」

 

近田 「思うよ。だってあれ、特にハイファットのペシャペシャって言う音、なんであんなのを作ったんだろう、って思った」

 

吉岡 「アール・ヤングは、ここ数年、フィラデルフィア・サウンドの歴史みたいなドキュメンタリー作ってて、いろんな人にインタヴューしてるのが、SNSにでてます」

 

近田 「おお、それ絶対見よう。アール・ヤングの話、できて嬉しいなあ。

 

俺もいろいろ調べたんだけど、(アール・ヤングのこと)書いてないんだよ。ひょっとしたら、チャーリー・ワッツが当時のコンプレッサーの兼ね合いでああいうふうに叩いたっていうのをどこかで読んだんで、ひょっとしたらそのコンプとの関係かもしれない。でも、わかんない。アール・ヤングってトランプスですよね。トランプスってドゥーワップですよね。あの人、それで食えないからドラムやってたんですよね。ドラムスは、内職だと思う。アール・ヤングは歌歌いだからね。それまでなかったあのビートはどうやって、どうして考えたのか、今日、アール・ヤングにきいてくれよ」

 

吉岡 「わかりました。アール・ヤングに訊いてみます(笑)」

 

高橋さんの質問 「ハルヲフォンの時代に、キングのディレクターの方から、これは売れないからダメだとかのダメだしとかあったのでしょうか」

 

近田 「『ファンキー・ダッコ』は、企画もので、ハルヲフォンになって(担当のディレクター)井口さんはそういうことは一回もおっしゃったことはなかったですね。いつも、『いいですね』『いいですね』っていう感じでした。いつも、レコーディング始まってから曲を作ってたので、いっぱい曲作って、そこから選んでレコーディングするということではなかったので、ストックはありません。(笑) 作った曲は全曲レコーディングしました」

 

サニーさんの質問。「近田さんが一番最初にパッションを感じた曲はなんだったでしょうか?」

 

近田 「いろんな意味で、いくつかあるんですが、最初、意味もわからずに幼稚園くらいのころに、フルコーラス覚えて歌ったのは春日八郎の『お富さん』なんだけど、(観客から笑い)子供にとっては「粋な黒平 見越しの松に~」なんてまったく意味なんかわかんないだけど、近所の家の木に登って歌ってた。これが自分にとっての無意識のうちでの最初の曲だと思うんですけど、そういうこととは別に言うと、もうちょっと物心ついてからだと、まっすぐな意味でいうと、ひとつはヴェンチャーズ。もうひとつは、スペンサー・デイヴィス・グループの「キープ・オン・ラニング」っていう曲もそうかな、(リード・シンガーの)スティーヴィー・ウインウッドの声、ハモンド・オルガンの音、ミュージシャンとしてハモンド・オルガンとレスリー・スピーカーの組み合わせで、これどうなってるんだろう、と思ったね。これは一番大きかったですね。そこにスティーヴィー・ウインウッドの声が重なって、彼の声って、後になってからレイ・チャールズそっくりってわかるんだけど、レイ・チャールズ聴くと、僕にはそっくりさんのウインウッドの声の方がいいんですよ。(笑) 「キープ・オン・ラニング」っていう曲は「お富さん」とは違う意味で、そこだと思います。

 

春日八郎 お富さん

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=zVpdiCVzIJI

 

Ventures – Pipeline

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=tqC3BjIyq_0

 

Spencer Davis Group -- (1965) Keep on Running [High Quality Sound, Subtitled]

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=kamXvqoL_JA

 

ハモンド・オルガンたっぷり→

Spencer Davis Group - Gimme Some Lovin'

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=xcxYX8KPhGk

 

 

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14。恒例10の質問

 

 

吉岡 「ありがとうございました。では、このラウンジでは最後にゲストに恒例の10の質問をしています。簡単にワンワードでお答えください」

 

 

①          好きな言葉はなんですか(What is your favorite word?)

 

「いくつになっても大間違い」

 

②          嫌いな言葉はなんですか(What is your least Favorite word?)

 

「努力」

 

③          気持ちを高揚させるものはなんですか(What turns you on creatively, spiritually or emotionally?)

 

「上達心」

 

④          うんざりすることはなんですか(What turn you off?)

 

「ないです」

 

⑤        好きな音はなんですか(What sound or noise do you love?)

 

「ハモンド・オルガン」

 

⑥          嫌いな音はなんですか(What sound or noise do you hate?)

 

(さきほども申し上げましたように)「フォーク・ギター、バンジョー、フラット・マンドリン」

 

⑦          好きな悪態はなんですか(What is your favorite curse word?)

 

「てめえ、この野郎」(これ、裕也さんがよく言ってから。癖ついちゃっててw)

 

⑧今の職業以外でやってみたい職業はなんですか(What profession other than your own would you like to attempt?)

 

「今、十代だったらこんなやくざな商売につかないと思うんで、かたーい商売になると思うんですけど、なんか研究者みたいなのになるんじゃないですか。勉強嫌いなんだけどさ」

「研究者」

 

⑨          絶対にやりたくない職業はなんですか(What profession would you not like to attempt?)

 

「政治家」「今見てると、政治家というのは、仕事がどうしても構造的に嘘をつかなきゃならない仕事ですよ。俺、ウソをつくことがやなんで、ウソつけないから

 

⑩天国の入り口に着いたとき、神様になんと言われたいですか(If Heaven exists,what would you like to hear God say when you arrive at the Pearly Gates?)

 

「いらっしゃいませ」

 

「ありがとうございました。近田春夫さんでした。盛大な拍手でお送りください。

ご清聴、ありがとうございました」

 

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15. セットリスト

 

■セットリスト

 

ソウル・サーチン・ラウンジ

Soul Searchin Lounge April 21, 2019 @Kabuki Lounge

 

Show started 17:33

TM  What’s Going On – David T. Walker

 

BGM  7-6-5-4-3-2-1 Blow Your Whistle – Gary Toms Empire

 

M01  ファンキー・ダッコNo.1 ― 近田春夫とハルヲフォン

 

Show ended 19:45

 

 

おつかれさまでした。

 

次回ラウンジはまだ決まっておりません。決まり次第、ツイート、このブログなどで告知いたします。

 

 

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