〇 マクサン・ルイス~ヴァイオラ・デイヴィスの『マ・レイニーズ・ブラック・ボトム』でヴァイオラの | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇 マクサン・ルイス~ヴァイオラ・デイヴィスの『マ・レイニーズ・ブラック・ボトム』でヴァイオラの歌を吹き替え

 

【Maxyan Lewis : Voice Of “Ma Rainey’s Black Bottom”】

 

ディーヴァ。

 

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〇 マクサン・ルイス~ヴァイオラ・デイヴィスの『マ・レイニーズ・ブラック・ボトム』でヴァイオラの歌を吹き替え

 

【Maxyan Lewis : Voice Of “Ma Rainey’s Black Bottom”】

 

ディーヴァ。

 

(マ・レイニー=ヴァイオラ・デイヴィス)

 

日本にも長く住んでいたソウル・シンガーでソウル・サーチャーの一人、マクサン・ルイスがなんと現在アカデミー賞5部門にノミネートされている映画『マ・レイニーズ・』で主演のヴァイオラ・デイヴィスの歌部分の吹き替えを行っている。(アカデミーの発表は日本時間・今日2021年4月26日月曜午前)

 

映画『マ・レイニーのブラックボトム』(ネットフリックス配給)評~1927年「ブルーズの母」のあるレコーディング~約100年後のBLM(ブラック・ライヴズ・マター)への接点

 

2021/03/02

https://note.com/ebs/n/n609085581892

 

 

そのマクサンがアメリカ・ヴァラエティー誌のインタヴューに答えている。

 

https://variety.com/2021/artisans/awards/real-singer-from-ma-raineys-black-bottom-1234955242/?fbclid=IwAR0pGgsQK_Xq7axTG6q3zjhGyteEz0HyGbpOLLGRW_YOT4OhFVZp9LxAMqI

 

これによると、知り合いの誰かが、マクサンの電話番号をブランフォード・マルサリスに渡して、ブランフォードから電話がかかってきたのが始まり。ブランフォードが「ヴィンテージ・ブルーズを歌うことに興味あるか」というので、「やりたい」と言った。その時点では映画名、どのような映画かなどはわからなかった。

 

ただブルーズ・シンガーのマ・レイニーについては、基本的なこと、歴史的な位置付けは知っていた。彼女はイノヴェーターであり、オリジナルの一人だとは思っていた。

 

(マクサン・ルイス)

 

ルイジアナに呼ばれ、5-6曲を録音。それらはすでに知っていた。録音はすべてライヴ、つまりバンドと同時録音だった。この時点でマ・レイニーのこと、映画のプロジェクトのことを話してくれた。

 

基本的には、ほとんどのマ・レイニーの楽曲は、マクサンが歌い、それにあわせて主演のヴァイオラが口パクするということだった。1曲だけヴァイオラがアカペラで歌った曲があり、それはそのまま使われた。そのシーンは、逆にマクサンが映画のステージで、ライヴハウスの無名のブルーズ・シンガーという形で出演し、ヴァイオラの声に口パクであてた。そのシーンはいちおう3日スケジュールが取られていたが、1日で終わったという。

 

マクサンは、「マ・レイニーのキャラクターの中でもっとも重要なことは、彼女が現在のブラック・ウーメンが戦っていることと同じ闘いをその頃(1920年代)からしていたということ。それは俳優であれ、シンガーであれ、絵を描く人であれ、彫刻家であれ、ダンサーであれ、アートのために戦う人たちという意味だ」という。

 

マクサン・ルイスは、1960年代、アイク&ティナ・ターナー・レヴューの女性コーラス隊アイケッツのメンバーでもあった。ちょうど、ティナ・ターナーのドキュメンタリー『ティナ』(HBOで放送)にもちょっとだけ映っている。

 

(ティナ・ターナーとアイケッツ、マクサンは一番右)

 

その映画についての紹介↓

 

ドキュメンタリー『ティナ』~全米で放映~ひじょうに良質のドキュメンタリー

2021/04/03

https://note.com/ebs/n/n00e7dffe634

 

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アカデミー賞全予想

https://note.com/ebs/n/n21a9f70f0972

 

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マクサンが歌った「アイ・キャント・スタンド・ザ・レイン」を伝説のソウル番組「ソウル・サーチン・レイディオ」(2014年3月25日放送)を放送したときの同録。1分半くらいのところからかかります。

 

「ソウル・サーチン・レイディオ(52回)」セットリスト~4月から火曜24時へ

2014年03月26日(水)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11804552408.html

 

そのときのセットリスト

Soul Searchin Radio #052-2 2014-03-25

https://soundcloud.com/soul_searchin_radio_052

 

パート1の同録がちょっと見当たらなかったので、でてきたら後日ご紹介します。

 

マクサンのアルバムは1970年代のソウル・アルバムとして最近CD化、その後、アンドレ・ルイスとともにモータウンで「アンドレ」というグループを結成。これはジャケットでロボットの頭部分をイメージしており、これがのちのダフト・パンクに真似られた。

 

 

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『マ・レイニーズ』は、おそらく今日のアカデミーでなんらかの賞を取ると予想されるので、その際は一緒に登壇するかもしれない。アカデミー・シンガーとなると、彼女への注目がさらに高まりそうだ。

 

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