〇『ディスコミ第11回(生配信)』無事終了~「ディスコミ2021傑作邦題大賞」決定 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇『ディスコミ第11回(生配信)』無事終了~「ディスコミ2021傑作邦題大賞」決定

 

(本作・本文は約12000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、24分から12分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと40分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。本文は最後まで無料で読めます。読後サポートしてもよいと思われましたら、投げ銭感覚でサポートをよろしくお願いします。では、お楽しみください)

 

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〇「ディスコミ(第11回)」~2021年1月15日(金)初生配信無事終了~傑作邦題選

 

初生配信。

 

2020年9月から始まったユーチューブ番組『ディスコミ』(DJオッシー、吉岡正晴)の第11回が2021年1月15日(金)20時から、初めて生配信された。当初は15分という発表だったが、結局約1時間22分になった。

 

すでにアーカイヴになっています。(約1時間22分)

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=BIjrEuxxigk&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1mIB0-_Un3Dimi9L_4InwGuUrYg9ib3wf7BfeIJ8e_62bThISZh7LZDF0

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=BIjrEuxxigk&feature=emb_logo

 

さまざまな紆余曲折の「マクラ」を経て、本題に。

 

今回のテーマは、「ユニークな傑作邦題特集」。

 

今回はいろいろな邦題をいくつかの種類、パターンにおおまかにわけて紹介した。やはり、邦題特集、とく原題と邦題がかけ離れているものがおもしろい。(笑)

 

「邦題で行こう!」邦題のパターン

 

①           長い原題を上手に短い日本語に落とし込む 原題にかなり忠実にうまく日本語にしているもの 直訳系 その変形~

 長いタイトルぶった切り 「原題忠実凝縮系」

 

慕情 Love Is A Many Splendored Thing - Soundtrack, Nat King Cole

月光値千金 Get Out And Get Under The Moon - Nat King Cole

ラジオスターの悲劇 Video Killed The Radio Star Buggles

愛がすべて Can't Give You Anything But My Love – Stylistics

Can’t Take My Eyes Off Of You - 君の瞳に恋してる

You’ll Never Find Another Love Like Mine - 別れたくないのに

Summer Place 夏の日の恋

The Love I Lost 愛の幻想

素顔のままでJust The Way You Are

Back Stabbers 裏切り者のテーマ

I Say A Little Prayer 小さな願い

You Can’t Hurry Love 恋はあせらず

When A Man Loves A Woman 男が女を愛するとき

ダンス天国 Land Of 10000 Dances

You Make Me Feel Brand New  誓い

I Heard It Through The Grapevine  悲しい噂

Tears Of A Clown 涙のクラウン

If You Don’t Know Me By Now 二人の絆

Midnight Train To Georgia 夜汽車よ! ジョージアへ

The Night The Lights Went Out In Georgia  ジョージアの日は消えて

Last Train To London ロンドン行き最終列車

 

1の変形 長いタイトルをぶった切って短くする

 

Do Ya Think I’m Sexy  アイム・セクシー 

Never Gonna Give You Up  ギヴ・ユー・アップ

I’ve Got To Use My Imagination イマジネーション

Don’t’ Leave Me This Way – ディス・ウェイ

This Guy’s In Love With You – ディス・ガイ (ジス・ガイ)

 

②   曲調、雰囲気をもとに適当に語呂のいい言葉をあてはめる。空耳含む (雰囲気当てはめ系)

 

恋はメキメキ If I Only Knew - Tom Jones

ディスコ天国  Heaven Must Missing An Angel - Tavares

ヘヴンだけあってる

カーマは気まぐれ Karma Chameleon

(愛の残り火 Don’t You Want Me)

おしゃれフリーク Le Freak

恋の診断書 Doctor’s Order

ダンス天国 Land Of 10000 Dances

 

③           日本人が好きな接頭語、接尾語などをワンワードいれる。これが一番多いかも。(定番・接頭語つけ系)

 

例;

 

「愛」「恋」「恋人」「悲しみの」「今夜」「孤独」

「思い出」「涙」「夢」「天国」「天使」「哀愁」「誘惑」

 

などをいれこんだ邦題にする。

 

「哀愁のトラジェディー」79年、Tragedy

ビージーズ

「哀愁のマンディ」80年、I Don’t Like Mondysブームタウン・ラッツ

「哀愁の南」 1977年 Southern Nights グレン・キャンベル

「愛と悲しみの果て」Out Of Africa 1985  映画、小説邦題は『アフリカの日々』

「愛と青春の旅立ち」 Officer & Gentleman 1982 

「愛の哀しみ」 Nothing Compares 2 U 1990- Sineed O’Connor プリンス

「愛の航海」 Rock The Boat  1974 Hues Corporation

「愛の告白」 I Honestly Love You – 1974 Olivia Newton John

「愛のたそがれ」 You Don’t Bring Me Flowers – 1978 Neil Diamond & Barbra Streisand

「愛のためいき」 Feel Like Making Love 1974  Roberta Flack

「愛のハーモニー」 That’s What Friends Are For – 1986 Dionne & Friends

「愛のゆくえ」 What’s Going On – 1971 Marvin Gaye

「愛はきらめきの中に」 How Deep Is your Love – Bee Gees 1977

「涙のディスコティック」 I Just Can’t Say Goodbye – Philly Devotions

「誘惑のブギー」 Yes Sir, I Can Boogie

「宇宙のファンタジー」 Fantasy

「快僧ラスプーチン」 Rasputin

「恋のサヴァイヴァル」 I Will Survive

「恋のナイトフィーヴァー」 Night Fever

「今夜はブギウギウギ」 Boogie Oogie Oogie

「今夜はどんとストップ」 Don’t Stop Till You Get Enough

「悲しき願い」 Don’t Let Be Misunderstand – Santa Esmeralda

「恋の診断書」 Doctors Order

「夢のシャイニング・スター」 Shining Star

「黒い戦争」 War

「愛のゆくえ」 What’s Going On

 

Those Were The Days → 悲しき天使 (メリー・ホプキン)

 

これは下記⑤にもあてはまる

 

天使のささやき When Will I See You Again - Three Degrees

ディスコ天国  Heaven Must Missing An Angel - Tavares

ディスコ天国 Do It Anyway You Wanna – Peoples Choice

 

④   ほぼ直訳のもの、カタカナそのものに (今回、これは紹介せず)(ずばり直訳系)

 

The Fugitive → 逃亡者

Lilly of Fields → 野のゆり

Atom Heart Mother  → 原子心母

Knock Three Times → ノックは三回

 

⑤   原題と邦題がまったくかけ離れているもの (原題邦題無関係系)

 

All N All 太陽神 

I Am 黙示録 

The Dark Side Of The Moon狂気 

Another One Bites The Dust  地獄へ道連れ bites the dust =(戦いで敗れる 倒れる)

She Works Hard For The Money 情熱物語

 

Girls Just To Want To Have Funハイスクールはダンステリア

It Only Takes A Minute愛のディスコティック

Let’s All Chantチャンタで行こう

Breakawayマンハッタン・バスストップ

Turn The Beat Around妖精のメロディ 

What’s Going On愛のゆくえ

 

⑥   時代の変遷とともに複数邦題をもつことになるもの (時代変遷系)

 

The Lord of the Rings  指輪物語 → ロード・オブ・ザ・リング 

Star Trek          宇宙大作戦        → スタートレック

From Russia with Love ロシアから愛をこめて →   007 危機一発 → 007 ロシアより愛をこめて

The Great Gatsby         偉大なギャツビー → グレート・ギャツビー → 華麗なるギャツビー

My Grandfather's Clock お祖父さんの時計    → 大きな古時計

 

シンディーの「ハイスクール~」も、最近の表記はカタカナ表記になっています。

 

⑦ ⑥の変形 日本語訳がついた楽曲に別邦題がついたもの (別邦題系。第二邦題系 )

 

YMCA→ ヤングマン

Eat You Up →ダンシング・ヒーロー

 

 

などなど。

 

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今回のテーマは「洋楽の邦題カルチャー 傑作邦題特集!」

それぞれのトピックスで出てきた主な楽曲はこちら↓

 

1、長いタイトル ぶった切り

 

慕情(原題:Love Is a Many Splendored Thing) / Nat King Cole

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=gvJRp...

 

アイム・セクシー(原題Da Ya Think I'm Sexy? ) / Rod Stewart

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Hphwf...

 

 

2、曲調、雰囲気をもとに語呂をあてる

 

カーマはきまぐれ(原題:Karma Chameleon) / Culture Club

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=JmcA9...

 

おしゃれフリーク(原題:Le Freak) / CHIC

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=RAYQT...

 

 

3、日本人好みの接頭語「愛」、「恋」、「今夜」

 

今夜はビート・イット(原題:Beat It ) / Michael Jackson

 

 

https://www.youtube.com/watch?app=des...

 

今夜はドント・ストップ(原題:Don't Stop 'Til You Get Enough) / Michael Jackson

 

 

https://www.youtube.com/watch?app=des...

 

 

4、原題と邦題かけ離れ

 

ハイ・スクールはダンステリア (原題:Girls Just Want To Have Fun) / Cyndi Lauper

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=PIb6A...

 

レッツ・オール・チャント (チャンタでいこう) (原題:Let's all chant )/ The Michael Zager Band

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=tVOyc...

 

 

5、複数の邦題

 

原題:From Russia with Love

「ロシアから愛をこめて」「007危機一発」「007ロシアより愛をこめて」

 

 

■「ディスコミ 2021邦題大賞」決定

 

そして、オッシーと僕がそれぞれ傑作邦題1位を発表しました。

 

オッシーは、マイケル・ゼイガーの「レッツ・オール・チャント」が「チャンタで行こう」。

 

そして僕はナット・キング・コールなどによって歌われる映画『慕情』のテーマ。慕情はラヴ・イズ・ア・メニー・スプレンダー・シングです。こんなに長い原題が漢字2文字に凝縮されました。

 

「ディスコミ・2021邦題大賞」は、マイケル・ゼイガーの「チャンタで行こう」に決まりました。

 

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そして、イチゴの差し入れありがとうございました。

 

次回「ディスコミ」第12回は、1月30日(土)18時公開です。また、こんご生配信も再度行うことになりそうです。

 

吉岡正晴は、来週1月23日(土)『レディオ・ディスコ』にゲスト出演します。今回は初めてリモートでの出演です。

 

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■「ディスコミ」アーカイヴ

 

「ディスコミ」Vol.0からVol.10まで一覧、現在は隔週土曜日18時公開。

 

過去0号から第10回まで、まとめ。

 

A)          まくら+サルソウル+12インチ+輸入レコード

 

Vol.0 2020年9月5日18時公開 (約19分)

https://www.youtube.com/watch?v=LGDg-fF-W94&t=34s

 

番組開始にあたっての、前ふりの前ふり。「ディスコミ」の意味、ダブル、トリプル、よっつミーニング。

 

Vol.1 2020年9月12日18時公開 (約27分)

https://www.youtube.com/watch?v=GXlDGqdSuj4&t=222s

 

サルソウル・レコーズ、12インチ誕生など。サルソウル創始者、カイリー兄弟の話など。いかにしてサルソウル・レコーズが誕生したか。8トラック・カセットのビジネスがうまくいったところから原盤制作へ。サルソウルという単語の生みの親。

 

Vol.2 2020年9月19日18時公開 (約25分) 

https://www.youtube.com/watch?v=NTTT4G_0FpY&t=89s

レコード輸入をしていた頃の話、1970年代初期のレコード輸入、輸入レコード店事情。有楽町のモーニング・サン、六本木ウィナーズなど。サルソウル・レコーズ、TKレコーズのこと、マイアミ・サウンド続き

 

Vol.3 2020年9月26日18時公開 (約22分)

https://bit.ly/36cZlF9

ソウル・サーチン・ブログの書き方、吉岡正晴とオッシーのライフスタイル。ビル・ウィザース物語は大変でした。書くのが遅くなった。そして、次回への予告。

 

A)          山下達郎ライヴ (収録約50分)→10月10日公開(公開約39分)

B)          アース「セプテンバー」(キャピトルレコーズのTシャツ)(公開約43分)→10月24日公開

 

Vol.4 2020年10月10日 18時公開 (約39分)

https://www.youtube.com/watch?v=jQww-iHGaj8&t=277s

(38分56秒)

Vol.4のテーマは、2020年7月30日に行われた山下達郎さんのインターネット配信ライヴについて。タバコと声問題など。

 

Vol.5 2020年10月24日 18時公開 (約43分)

https://www.youtube.com/watch?v=0fy4s723ngo&feature=emb_logo

 

9月21日=セプテンバー記念日からアース・ウィンド&ファイアーについて。アースずくしで40分。『フェイセス』の「バック・オン・ザ・ロード」がシングルカットされ、ヒットしていたら、アースの方向性は変わったのではないか、という話。

 

Vol.6 (15分22秒)(2020年11月7日公開)

長岡秀星の世界!Part1 DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!”

https://bit.ly/2IqsZxj

 

Vol.7 (16分04秒)(2020年11月21日公開)

長岡秀星の世界!Part2 DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!”

https://bit.ly/3qG0YTQ

 

Vol.8 (18分28秒)(2020年12月5日公開)

長岡秀星の世界! Part3 DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!”

https://bit.ly/3oy38mt

 

Vol.9 (20分03秒)

DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!”

筒美京平さんトリビュート

2020年12月19日(土)18時公開

https://www.youtube.com/watch?v=fFuDvfUwb6k&feature=youtu.be

 

Vol.10  (21分45秒)

帰ってきたジンギスカン! DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!” vol.10

2021年1月2日(土)18時公開

https://www.youtube.com/watch?v=MzdKuz4jRBs&t=507s

 

 

■「邦題で行こう!」、ソウル・サーチン・ブログ関連記事

 

Japanese Title

https://www.soulsearchin.com/blog_archives/?p=292

Japanese Title

Posted on 2002-12-29

 

邦題。

 

前々からテーマとしては、おもしろいものと思っているんですが。原題(多くの場合英語)とその邦題の関係性についてです。

 

洋楽のヒット曲の場合、英語のタイトルが長かったりすると、適当にキャッチーな邦題をつけることが、むかしから多々ありました。で、その邦題には、原題とかけ離れたものが、これまた多々あるのも事実なわけです。

 

で、そんな邦題にも、中には「これは傑作だ!」というものから、「これはないだろう!」という愚作までいろいろありますよね。

 

たとえば、傑作だと思うのは、こんなものです。

 

原題 Just The Way You Are

邦題 素顔のままで

 

原題 I Say A Little Prayer

邦題 小さな願い

 

原題 Girls Just To Want To Have Fun

邦題 ハイスクールはダンステリア

 

で、一方、よくわからんぞ、というのは・・・

 

原題 It Only Takes A Minute

邦題 愛のディスコティック

 

原題 Let’s All Chant

邦題 チャンタで行こう

 

原題 Breakaway

邦題 マンハッタン・バスストップ

 

それぞれに、邦題がついたストーリーはあるわけです。邦題は、音楽だけではありません。映画のタイトルにもつきますし、テレビ番組のタイトルにも邦題がつきます。徐々にそのあたりのお話もしていきましょう。

 

そして、そんな邦題物語を語る時、タイトルはこれで決まり!

 

『邦題で行こう!』

 

~~~~

 

 

〇「邦題で行こう!」~ベイFM『モーティヴ』で

 

【Let’s All Houdai (Japanese Title)! On Bay FM’s Motive】

 

邦題。

 

2019年10月18日(金)ベイFMで午前11時頃から放送された『モーティヴ』でご紹介した「邦題で行こう!」はいかがでしたでしょうか。

 

これは以前からずっと企画をもっていたもので、ひょんなことから今回こちらでご紹介できるようになったもの。

 

邦題というのは、アメリカやその他の欧米の文化との架け橋。長い英語のタイトルを、その意味をきっちりとって短い日本語の単語に置き換えられれば、これはその理解を助けるのにも、最高だ。

 

 

(番組終了後、左から安東弘樹さん、吉岡、宮島咲良さん)

 

ラジオ番組用に、ランダムに10曲(10タイトル)を選んでみた。

 

10位から1位へのカウントダウンは次の通り。

 

これは最高、『邦題で行こう!』ベスト10

 

10位 愛がすべて Can't Give You Anything But My Love - Stylistics 

 

9位  地獄へ道づれ Another One Bites The Dust - Queen

 

8位  ラジオスターの悲劇 Video Killed The Radio Star Buggles

 

7位  月光値千金 Get Out And Get Under The Moon - Nat King Cole

 

6位  ハイスクールはダンステリア - Girls Just Want To Have Fun – Cindy Lauper

 

5位  恋はメキメキ If I Only Knew - Tom Jones

 

4位  天使のささやき When Will I See You Again - Three Degrees

 

3位  ディスコ天国  Heaven Must Missing An Angel - Tavares

 

2位 チャンタで行こう Let's All Chant - Michael Zager Band

 

1位 慕情 Love Is A Many Splendored Thing - Soundtrack, Nat King Cole

 

どれも、本当におなじみの邦題だが、長い原題を短くコンパクトにまとめるという意味で、それぞれ秀逸だ。

 

番組内ではご紹介できなかったが、邦題のパターンについて、いくつかに分類した。

 

邦題のパターン

 

 

原題を上手に短い日本語に落とし込む

 

例:上記10位、1位、8位など。

 

 

曲調、雰囲気をもとに適当に語呂のいい言葉をあてはめる。空耳含む

 

例:上記5位

 

 

 

 

日本人が好きな接頭語、接尾語などをいれる。これが一番多いかも。

 

例;

 

「愛」「恋」「恋人」「悲しみの」「今夜」「孤独」

 

「思い出」「涙」「夢」「天国」「天使」

 

などをいれこんだ邦題にする。

 

Those Were The Days → 悲しき天使 (メリー・ホプキン)

 

これは下記⑤にもあてはまる

 

例:上記4位、3位、10位など

 

ほか多数 

 

 

ほぼ直訳のもの、カタカナそのものに

 

例:

 

The Fugitive → 逃亡者

 

Lilly of Fields → 野のゆり

 

Atom Heart Mother  → 原子心母

 

Knock Three Times → ノックは三回

 

 

 

 

原題と邦題がまったくかけ離れているもの

 

例:

 

太陽神 All N All

 

狂気 The Dark Side Of The Moon

 

 

時代とともに複数邦題をもつことになるもの

 

The Lord of the Rings  指輪物語 → ロード・オブ・ザ・リング 

 

Star Trek          宇宙大作戦        → スタートレック

 

From Russia with Love ロシアから愛をこめて →   007 危機一発 → 007 ロシアより愛をこめて

 

The Great Gatsby         偉大なギャツビー → グレート・ギャツビー → 華麗なるギャツビー

 

My Grandfather's Clock お祖父さんの時計    → 大きな古時計

 

シンディーの「ハイスクール~」も、最近の表記はカタカナ表記になっています。

 

 

 

この「邦題に行こう!」は折に触れまたご紹介していこうと思う。

 

ENT>Let’s All Houdai>

 

ENT>RADIO>Motive

 

 

〇「邦題で行こう!」~「カーマは気まぐれ」邦題誕生秘話

2019年10月20日(日)

 

【Let’s All Houdai】

 

邦題。

 

英語もしくはその他の言語のタイトルを日本に紹介するときに、原語のカタカナ表記だけではなかなかその意味が伝わらないことが多い。そこで登場するのが、邦題という日本語にしたタイトル。たぶん、戦後からこの邦題は長く日本に根付いていると思われるが、そんな邦題にもとてもおもしろいもの、名訳、珍訳などいろいろある。そんな邦題でおもしろいものをピックアップしてご紹介しようというのが「邦題で行こう!」だ。 

 

今回のラジオ番組『モーティヴ』では、膨大な数ある邦題から気分でベスト10を選んだ。(昨日付ブログ参照) ちょっと裏話を。

 

実は、事前に番組MCの安東さんがカルチャー・クラブの「カーマは気まぐれ」の邦題について、どういう経緯であのような邦題がついたのか聞きたいので、番組で尋ねていいか、という話があったので、この邦題をつけた担当者を探した。

 

僕はカルチャー・クラブは当時は東芝EMIから出ていたので、たぶんKさんが担当だったとおぼろげに覚えていたので、Kさんの連絡先を元東芝EMIのUさんに尋ねた。すぐに連絡が取れたのだが、なんとこの「カーマは気まぐれ」が出たときは、東芝ではなく、まだビクター音産がリリースしていた時代だったという。たぶんビクターの担当者が付けたのだろう、と言われた。こののちのデュラン・デュランなどは東芝だったが、カルチャー・クラブはちょうど移行する時期でビクターだったという。

 

そこで、ビクターのディレクターU氏にこのカルチャー・クラブの担当者は誰だったか尋ねたところ、すでにビクターを辞められた佐藤実さんだという。僕も面識はあるが、彼も佐藤さんの現在の連絡先を持っていないので、何人かにあたってみるという。しばらくして、どうやら当時のビクターのT氏が、ビクターのH氏に佐藤さんの連絡先を聞き、結局僕に教えてくれた。

 

佐藤さんのところには前日の午後H氏からT氏に電話番号を聞かれたので教えておいた、と連絡があったという。

 

そして昨日(木曜)の夜8時頃、その電話にかけた。佐藤さんは、当然知らない番号だったので、最初T氏からの電話かと思ったという。ちょうど仲間で麻雀をしてその後みんなで飲んでいる最中だったそうだ。

「吉岡です」と名乗ると、すぐに思い出してくれて、事情を説明し、どのような経緯でこの邦題がついたかを教えてくれた。

 

その内容は放送で話したが、「カメレオン」は七変化し、最初言ったことと、次に言うことが違ったりする変幻自在な存在だ、だからそれに「気まぐれ」という言葉をあてた。それほど深く考えてつけたわけではなかったという。ただこの邦題が決まったあと、広告を展開するときに広告のキャッチコピーに「見てごらん七変化」とついたという。

 

佐藤さんとしては「カーマは気まぐれ」はそれほどよくできた邦題ではないと思うというので、自信作はと尋ねると、ヒューマン・リーグの「ドンチュー・ウォント・ミー」につけたものが気に入っているという。それが「愛の残り火」だ。歌詞の内容は未練たっぷりな曲なので、ふと思いついてこのタイトルを付けたという。これなんか、確かに名邦題になりそうだ。

 

カーマは気まぐれ

 

Culture Club - Karma Chameleon (Official Video)

https://www.youtube.com/watch?v=JmcA9LIIXWw

 

カラー・バイ・ナンバーズ

posted with amazlet at 19.10.18

カルチャー・クラブ

ユニバーサル ミュージック (2015-04-08)

https://amzn.to/2Mrpaab

 

愛の残り火

The Human League - Don't You Want Me

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=uPudE8nDog0

 

ラヴ・アクション+8(紙ジャケット仕様)

ヒューマン・リーグ

ユニバーサル ミュージック (2017-11-22)

https://amzn.to/2MssEsZ

 

ENT>RADIO>Motive

ENT>HOUDAI>Karma Chameleon

 

 

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