〇週刊文春のスクープ~森友自殺職員遺書全文公開記事
【Weekly Bunshun’s Scoop】
久々。
週刊文春を発売日に近くの書店に買いに走ったのは同誌が『疑惑の銃弾』(古!)を連載していたとき以来だ。あの頃も毎週木曜の朝に、その書店にいち早く行ったものだ。文春がいわゆるロス疑惑を報じ始めるのが1984年1月なのでもう36年も前になる。さらに、もっと古いところでは、落合信彦氏が連載していた『2039年の真実』(1977年9月から)のときも毎週買っていた。今週はいつもの木曜発売ではなく、イレギュラーの水曜朝発売だったが。グラビアページ含めて15ページは別格の扱いだ。
週刊文春2020年3月26日号、3月18日発売
2年前に一連の森友学園関連で自殺に追い込まれた赤木俊夫さんの手記・遺書は本当に命をかけて書いている怨念のようなものが漂っていて胸を打たれた。
一連の今回の事件も他の事件も、テレビ・ドラマ『刑事コロンボ』のようなものに思えてしかたがない。『コロンボ』では、いつも最初に犯人が明かされるという犯罪ドラマでは当時としてはかなり斬新な作りだった。そしてコロンボがいろいろ推理し、じわじわとその犯人を追い詰めて最後に逮捕にいたるわけだが、今回も最初から犯人はわかっているようなものだ。
そして、この手記でそのリアルな部分が明かされた。
亡くなられた赤木さんの奥様が、手記・遺書をこの記事を書いた元NHKの相澤冬樹さんに渡して、夫の後を追おうと思っていたが、彼の動揺ぶりを見て思いとどまったというところはすごい。
また関係していた職員がこの赤木さん一人を除いてみな他部署へ異動し、彼が孤立したのは彼の署内でのエリートコースに乗っていない弱い立場ということもあったのではないだろうか。一種のいじめのようなものだ。本当にやるせない。
ひとつ思うのは、もはや時計の針は戻せないが、死なずに告発する方法は取れなかったということ。それが本当に残念だ。
『コロンボ』は、紆余曲折あっても必ず犯人を捕まえる。この事件もなんとか本当の犯人が逮捕されることを期待したい。そういえば、『疑惑の銃弾』のキャップだった故・安倍隆典(あべたかのり)さんも、その執拗な追及の仕方ゆえに「コロンボ安倍」なんてニックネームを頂戴していた。
なお、遺書全文は次のところで読める。
この大特集読後はまっさきに「近田春夫の考えるヒット」(1138回、イラストは安斎肇さん)を読んだ。この2人も黄金のコンビ。コラム下の小さなフォントでの「騒ぎすぎなんじゃないかと思うけど、3月、4月のイベントを全部中止にしたよ」のイベントの中に3月18日の「ソウル・サーチン・ラウンジ」もはいってました。これは5月20日(水)に延期して行います。
詳細→
緊急・お知らせ。ソウル・サーチン・ラウンジ3月18日近田春夫さん回、5月20日(水)に延期に
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12581598988.html
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週刊文春 2020年 3/26 号 [雑誌]
文藝春秋 (2020-03-18)
定価で売ってます。水曜午前中に4000円なんて値段が一時期ついてて呆れた。
三浦和義との闘い―疑惑の銃弾
安倍 隆典
文藝春秋
決定版二〇三九年の真実 (集英社文庫)
落合 信彦
集英社
近田春夫
考えるヒット
近田 春夫
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