〇「『僕はマイケル・ジャクソンに殺された』を読んだ高校生が二次創作を書いた | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇「『僕はマイケル・ジャクソンに殺された』を読んだ高校生が二次創作を書いた

 

【Reading “Man In The Mirror” To Make Derivative Work】

 

つながり。

 

ラップ・グループ、ホームメイド家族(Homemade家族)のクロ(Kuro)さんがサミュエル・サトシ名義で『マン・イン・ザ・ミラー 「僕」はマイケル・ジャクソンに殺された』を2019年1月からネットの「カクヨム」サイトで連載、その後、紙の書籍として3月にリリース。マイケル・ジャクソンのインパーソネーターを主人公にした小説で、マイケル・ファンを中心に話題を集めている。

 

そして、その本を読んだ通信制の高校生が、これを学校の必修科目「総合研究」の題材に選びレポートを書いている。この高校生(ウィニーさん)が先日(2019年5月26日)東京都北区の星美ホームで行われたマイケル・ジャクソンのイヴェントを見に来て、そこで、作者のサミュエル・サトシと予期せぬ面会を果たした。

 

彼女はネットでこの小説『マン・イン・ザ・ミラー』を読み、すぐに書籍を購入、さらに、ここで描かれている舞台をいくつか訪れることを決意。その一環で主人公となったブルーツリーが登場するこの日のイヴェントにやってきた。

 

一斗として描かれたブルーツリー(左)、

 

聖地巡礼。

 

それはまさに聖地巡礼の旅だ。

 

会場で彼女はブルーツリー(小説では一斗[いっと])に直接会った。その流れで、イヴェント後ブルーツリーが僕にその高校生を紹介してくれ、さらにちょうど出てきたサミュエルにも紹介された。高校生は緊張のおももちで、ブルーツリーやサミュエルと話をしていたが、その彼女が、なんと最初に『マン・イン・ザ・ミラー』が出たサイト「カクヨム」に自身のそのレポートを掲載したのだ。

 

それがこれ。

 

ユー・アー・ノット・アローン~インパーソネーターと『私』~

ウィニー

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889750807/episodes/1177354054889750838

 

イヴェントは5月26日で、5月27日から公開している。(5月31日現在、4話まで。4話目は登場人物の紹介)

 

彼女がどのようにして、星美ホームまでたどり着いたかが、実に上手な文章で描かれていて驚く。かなりの読書家なのだろう。一気に読めるので、みなさんもぜひご一読あれ。

 

僕も少し彼女と話をしたが、まっすぐな子で、このレポートの元となったものは、手書きで提出しなげればならないので、手書きで書かれていた。なので、こうしてウェッブで読めたのは予想外の展開で嬉しかった。

 

なにしろ、実際に聖地巡礼している行動力がすごい。将来は小説家かジャーナリストかな。

 

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絆。

 

マイケルを親とすると、サミュエル・サトシの小説は、「マイケル・チルドレン」ともいえる「子供」のような存在、そして、その小説を読んだこの二次創作はマイケルからすれば「孫」のような存在だ。

 

改めて「マイケル・ジャクソン」の大きな影響力、伝搬力に驚く。

 

彼女(ウィニー)は、マイケルの存在を2009年の死去以降に知ったという。

 

こうして、マイケルの存在とメッセージは次々とチェーンが繋がっていく。絆といってもいい。

 

改めてこうしたご縁をつないでくれるマイケルの存在に感謝だ。

 

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マン・イン・ザ・ミラー 「僕」はマイケル・ジャクソンに殺された

サミュエル・サトシ

KADOKAWA (2019-03-18)

https://amzn.to/2JPPif0

 

ENT>MICHAEL JACKSON>NOVEL>Man In The Mirror

ENT>NOVEL>Michael Jackson>Samuel Satoshi

 

 

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