●ナンシー・ウィルソン逝去~81歳 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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●ナンシー・ウィルソン逝去~81歳

 

【Jazz Legend Nancy Wilson Dies At 81】

 

訃報。

 

ジャズ・グレイト、ジャズ・シンガー、ナンシー・ウィルソン Nancy Wilson が2018年12月13日カリフォルニア州パイオニアタウンで静かに死去した。81歳。

 

https://goo.gl/RqusD2 https://goo.gl/KHr751

 

1937年(昭和12年)2月20日オハイオ州チリコージー生まれ。

 

ジャズ・シンガーとして多数のアルバムを1960年代から2000年まで多くのアルバムをリリース。「ゲス・フー・アイ・ソウ・トゥデイ」などが代表的ヒット。

 

ナンシー・ウィルソンは1960年代メジャー、キャピトル・レコードでビートルズに次ぐ売り上げを誇った。ライヴでも稼ぎ、ジャズ・シンガーとして破格の成功を獲得。多くの女性シンガーにも多大な影響を与えた。

https://goo.gl/c18iiX

 

1965年『How Glad I Am』他でグラミー計3個を獲得。

 

1965年、公民権運動の一環でセルマの行進にも参加。しっかりと政治的発言もしていた。

 

ナンシー・ウィルソンは1980年代には、日本のCBS/ソニー制作でアルバムをだし、たびたび来日、すっかり親日家になった。当時は伊藤潔プロデューサーが音頭を取りレコードを制作していた。

 

彼女もベースはジャズながら、1970年代からソウル系のヒットや作品も積極的に録音、ジャズ界とソウル界の間を行き来するシンガーだった。

 

ニューヨーク・タイムズ紙の訃報・評伝記事。→https://goo.gl/oATzFP

 

家族によるといわゆる葬儀は本人の希望でやらずに、セレブレーションを後日開催するとのこと。

 

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追悼。ナンシー・ウィルソン。ウィルソン作品のひとつ「イフ・アイ・クド」をめぐるカール・アンダーソンの物語。アンダーソンは、ウィルソンとサム・クックのレコードを父親から聞かされシンガーの道を進んだ。しかし、父はそれに反対、断絶。後にウィルソンとの共演も。https://goo.gl/oVj8Zs

 

その「イフ・アイ・クド」初出作品

ナンシー (1988年9月リリース)

ナンシー・ウィルソン

ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2008-06-25)

https://goo.gl/1urt2u

 

追悼2 ナンシー・ウィルソン。先ほどのカール・アンダーソンが「イフ・アイ・クド」のデモテープを録音した日、それが先の親友の葬儀の日だった。カールはすぐに録音する予定がなく、友人のナンシーにこれを聴かせると、すぐに気に入った彼女が先に録音する。詳細→ https://goo.gl/f3UnZb

 

追悼3ナンシー・ウィルソン。Nancy Wilson 1987年8月15日ニューポート・ジャズでクルセイダーズに客演のパフォーマンス。デイヴィッドT節、ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダーの元気な姿も。1986年発売クルセイダーズ『グッド&バッドタイムス』でのナンシー・ゲスト曲→

 

The Crusaders - Way It Goes - 8/15/1987 - Newport Jazz Festival (Official)

 

 

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=lThhFGbkYCs

 

この動画は初めて見たがサックスのウィルトン・フェルダー、キーボードのジョー・サンプルも故人。デイヴィッドTはいまだに元気で今度来日する。1987年と言えば、もう31年前、でもつい昨日のような感じさえする。頭の動きだけでジョーとわかるジョー・サンプル。一音だけでデビTとわかるギター音。

 

追悼4 ナンシー・ウィルソン。彼女の持ち歌としてよく知られる「ゲス・フー・アイ・ソウ・トゥデイ」について詳細。僕はシャンテ・ムーアが歌って知った→

https://goo.gl/JSUKZW 

 

ナンシーは1960年に一度スタジオ録音をし、65年にライヴ盤が出た→

https://goo.gl/BGJWUs 

CDは高いが配信は安い

 

 

OBITUARY>Wilson, Nancy (Feb 20, 1937 – December 13, 2018, 81 year old)

 

 

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