〇ブルータス~山下達郎特集がすごい | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇ブルータス~山下達郎特集がすごい

 

【It’s Awesome: Magazine “Brutus” Featuring Tatsuro Yamashita】

 

オウサム(awesome)。

 

それにしても、驚いた。月2回刊の雑誌「ブルータス」の2018年2月15日号(2月1日発売)が70頁超の山下達郎大特集をしている。

 

これを見たら、大変な力作だった。

 

アマゾン直行

https://goo.gl/xJ4CyQ

 

マガジンハウスのページ

https://magazineworld.jp/brutus/brutus-863/

この中で数ページが試し読みできるようです。ただし文字が小さくて、実際には読めないかもですが。たぶん、達郎さんもきっと、ルーペ片手に読んだんだろうな。(笑)

 

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過去現在未来。

 

まさにこの22のテーマは達郎さんの目(耳)による音楽歴史講座。

 

下の「解説ひとつかみ」を誰が書いているのかと思ったら、大和田俊之さんと佐藤豊和さんだった。

 

後半9頁を使って達郎さんのインタヴューが掲載されているが、スタジオでの収録の様子の写真がある。

 

これを見ると、いったいどれだけ資料などを持ち込んでいるのかと驚く。ぱっと見たところ、いわゆるジョエル・ウイットバーンのチャートブック各種、桜井ユタカさんの大著書『ソウル大辞典』、各種音楽単行本も見られる。

 

興味深いのが「コレクターの持つ競争意識」みたいのが嫌いだ、とか、『オール・ナイト・ニッポン』の担当ディレクターだった佐藤輝夫さんから学んだこととか、スクリーン・ジェムスを管理している出版社の倉庫で、見たことも聴いたこともない音源をカセットにコピーして、結局、朝になってしまった、とか、音楽好きにはたまらないエピソード満載だ。

 

そしてここでも強調されるのはラジオは「1対1のメディア」ということ。僕もときどきそれを書いたり、しゃべったりするが、本当にラジオって「1対1」のメディアだと思う。だから、たぶんSNSのツイッターと相性がいいんだと思う。

 

過去現在の歴代スタッフらが振り返る2ページもその誕生秘話などがあっておもしろかった。そういう経緯で始ったんだ。中でも印象に残る回として、2009年のモータウン特集4週の回を上げられていた。あれは、本当に僕もよく覚えている。いろいろ資料を提供し、確か達郎さんが一曲僕のリクエストをかけてくれた回だ。そのときにちょうどマイケルが亡くなり、そのマイケルへのコメントには感動した。

 

大瀧さんとの新春放談抄録も今となっては胸が熱くなる。

 

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3大やらないこと。

 

達郎さんの有名な3大やらないこと。それは「テレビにはでない」「武道館はやらない」「本は出さない」

 

これは本ではなく、雑誌(あるいはムック的な立ち位置か)なので可能になったんだろうなあ。

 

それにしても、おそらく同録から2ページの原稿にまとめあげるのは大変な作業量だったと思う。おつかれさまでした。

 

それにしても、一般誌が本気で音楽特集するとすごいものができるなあ、というのが率直な感想だ。少し余分にアマゾンで買い足して置こうかな。(笑) これは永久保存版だ。

 

そして、明日2月4日(日)、山下達郎さん、65歳のお誕生日おめでとうございます。明日のサンソンはちょうど誕生日どんぴしゃになる。

http://www.tatsuro.co.jp/

 

ラジコでの聴取 日曜午後2時~東京FM系列全国ネット

http://radiko.jp/#!/live/FMT

 

サンソン・公式ウェッブサイト

http://www.tatsuro.co.jp/sunday/

 

達郎・データ・ベース(ファンサイト)

http://www.circustown.net/ct/radio/radio.html

 

東京太郎さんのサンソン・プレイリスト(ファンサイト)

http://goodfield.air-nifty.com/ssb/

 

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内容紹介

 

日曜14時は、

TOKYO FM系列『山下達郎のサンデー・ソングブック』。

 

25周年を迎えたこの最高のラジオプログラムと手を組んで、

数百回に及ぶ放送テーマを厳選、番組を再構成した音楽特集を作ります。

 

達郎さんの語りで楽しく深い、音楽の入り口を。

 

特別ライブの模様や、番組スタッフと超常連さんと作った

「サンソン・ファンブック」も!

 

目次

 

山下達郎のBrutus Songbook

最高の音楽との出会い方

 

ドゥーワップ

ジャズ

ジャパニーズロック

バリー・マン&シンシア・ワイル

カーティス・メイフィールド

ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー

キャロル・キング

デイヴィッド・ゲイツ

ブルース・ジョンストン

トム・ダウド

テディ・ランダッツォ

ピーター・アンダース&ヴィンセント・ポンシア

ニコラス・アシュフォード&ヴァレリー・シンプソン

ケニー・ギャンブル&レオン・ハフ

トム・ベル

アリフ・マーディン

ロジャー・ニコルス

ジェリー・ラゴヴォイ

エリー・グリニッチ

レイ・ブラッドベリ

岩谷時子

ジミー・ウェッブ

 

ブルータス・ソングブック年表

 

ブルータス・ソングブック人物相関図

 

スペシャルインタビュー 山下達郎のBrutus Songbook 2018

 

Book in Book

This is Sunday Songbook

 

アシュフォード&シンプソンやギャンブル&ハフ、トム・ベルなどが入っているところがさすが達郎さん、という感じ。

 

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